今日の画像は、徳間書店から昭和53年に発行された[ロマンアルバム]シリーズ⑤僕のヒーローだった【タイガーマスク】伊達直人。
(今日は一昨年?に下書きのまま保存していた記事を再構成してます!)
私が【タイガーマスク】伊達直人を初めて知ったのは、物心がついたばかりの頃だった。
【タイガーマスク】の活躍ぶりを、テレビアニメーションを夢中になって見ながら育ったのだ。
後になって『週刊少年ぼくらマガジン』(講談社)連載時の特集記事や、原作の漫画を読むことが出来た。
先日、我が家に来た従姉妹のお姉さんには、10歳下の弟がおり、『少年チャンピオン』(秋田書店)の創刊号からの数年間分と、『ぼくらマガジン』の創刊号から休刊号迄の全てを当時大事に保存していた。
私は、小学5年生の夏休み、山形県庄内の父の実家から歩いて5分くらいの所にある8歳上の従兄弟のお兄さんの部屋に通い、『少年チャンピオン』と『ぼくらマガジン』を夏休みの間に夢中になって読み更けることになる。
『ぼくらマガジン』は、講談社が昭和30年に創刊した月刊少年雑誌『ぼくら』を、『少年マガジン』より、低年齢の読者層に向けて月刊から週刊にモデルチェンジして続けられた雑誌であり、数年後に『週刊少年マガジン』に吸収合併されてしまう。
【タイガーマスク】は、月刊少年雑誌である『ぼくら』から、週刊誌『ぼくらマガジン』を経て『週刊少年マガジン』へと3誌にまたがって連載された。
石森章太郎先生の【仮面ライダー】も『ぼくらマガジン』から『週刊少年マガジン』へ連載が移っていたが、永井豪先生の【魔王ダンテ】は未完となり、後にアイデアを生かして名作【デビルマン】へと変貌を遂げる。
藤子・F・不二雄先生の【モジャ公】や、平井和正先生・原作/桑田次郎先生・絵の【デスハンター】、さいとう・たかを先生の【バロム1】、ちばてつや先生の異色作【餓鬼】など私好みの先生方の作品が多数連載されていた、今となっては幻の週刊少年漫画誌である。
梶原一騎先生の原作により、後にアニメ化されることになる【タイガーマスク】(辻なおき先生・絵)や、【巨人の星】(川崎のぼる先生・絵)、【あしたのジョー】(ちばてつや先生・絵/高森朝雄・名義)などの作品は、最初雑誌サイズ、雑誌形式の総集編として発売された後に新書本サイズに再度単行本化されている。
以上が下書きとして保存されていたもの。
昨年、【タイガーマスク】伊達直人現象が話題となった時、朝突然、知り合いのいないラジオのスタッフから私の所へ連絡が入り、
「【タイガーマスク】の漫画とアニメの違いについてラジオの生放送で解説をしてくれないか?」
と云うオファーがきた。
私は、子供の頃から大の【タイガーマスク】ファンだったため、大喜びで出演を承諾した。
「何故、私の所へラジオ局からオファーが?」
と考えたのだが、どうやら日本の漫画史とテレビアニメーション史の両方に精通している人物があまりいないのが現状のようだ。
最近の人気漫画作品なら、単行本も入手可能だし、人気アニメ作品なら、DVD化もされているので評論家が俄かファンを気取り解説をすることも簡単だが、過去の名作の場合は、評論家の手には負えなくなるらしい。
【タイガーマスク】の場合、テレビ放送中に発売された雑誌サイズの総集編は、残存数が少なく、新書版サイズで単行本化された時にはブームが去っており、さほど売れなかった。
サンケイ出版からB6版サイズで出版された時も、さほど話題にはならなかった。
新書版の復刻版が出たが直ぐに絶版となり、文庫化されているが、購入した漫画史研究者は少なかったようだ。
私は、新書版サイズのオリジナル単行本と、復刻版の二つで揃えており、マバラだが、B6版も持っている。
[あしたのジョー]のように、雑誌サイズの総集編も揃えたいところなのだが・・・。
[タイガーマスク]の初出の掲載誌を全て揃えるのは、『月刊ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』と、三誌を集めなければならず、かなりの雑誌コレクターでも至難の技と言えるだろう。
さて、アニメ化された[タイガーマスク]なのだが、大人気を博したため、全105話と長期シリーズ化したため、全話を把握するのは大変な作業である。
また、今回画像を紹介したロマンアルバムは、当時からの熱心なアニメファンでなければ保存していない代物のため、[タイガーマスク]の漫画とアニメの両方を、直ぐに語れる評論家は、いなかったようだ。(笑)
正に昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家としての私、本間正幸の面目躍如といったところである。
そんな訳で、これからは昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家を名乗っていきたいと思う。
日本には、正統な昭和の少年少女漫画史を語れる研究者が少ないだけでなく、昭和のアニメーション史を満足に語れる研究者さえ少ないからだ。
とりあえず、先週まで放映された【タイガーマスク】のテレビアニメーションについて、おさらいしてみようかな?
第1話「黄色い悪魔」
ゲストキャラクター、はげ頭のヘッドライト、金色のハリケーン、アイアンベア/演出・田宮 武/脚本・辻 真先/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.10.2
アメリカで黄色い悪魔と恐れられたタイガーマスクが帰国した。
フェアな試合をすすめる馬場に逆らって、3人の外人レスラーを残酷な反則攻めで血祭りにあげてしまう。
悪役レスラーの秘密養成所"虎の穴"の出身者ではないかと疑う馬場。
そんな悪役、タイガーマスクに憧れるオンボロ孤児院「ちびっこハウス」の健太。
若月先生の妹ルリ子は、タイガーマスクに、10年前「虎のように強くなるんだ」といって孤児院を出ていった友だち、直人の面影をみる。
第2話「嵐を呼ぶ猛虎」
ゲストキャラクター、バロン・シクルナ、ジャック・ブリスコ/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.9
お祭りでいじめっ子とケンカした健太はひとりはぐれてプロレス会場にもぐりこむ・・・。
日本プロレスに参加したタイガーマスクは猪木と組んで殺人男爵バロン、正義の業師ブリスコ組とタッグマッチ。
健太を捜しに若月とルリ子はタクシーで会場へ急ぐ。
無類の悪役ぶりを発揮して一本目はタイガーの反則負け。
正統派・猪木とのチームワークもバラバラ。
汚い策略で外人を同士打ちさせ、場内は騒然ー。
健太と一緒にいたルリ子は、何故かタイガーマスクが気にかかる。
第3話「帰って来た男」
ゲストキャラクター、ザ・モンスター/演出・矢吹公郎/脚本・安藤豊弘/作画監督・森 利夫/美術・浦田又治/放映日・S44.10.16
借金が返せず暴力団に追い出されそうなちびっこハウスに大金持ちとなった直人が訪問した。
力づくで追い出しを図る暴力団に、直人は弱虫ぶりを発揮。
臆病な直人を馬鹿にする健太。
タイガーマスクと同一人物ではないかと期待していたルリ子は失望する。
借金を立て替えることにして直人はハウスで楽しい一時を過ごし、夕方帰っていった。
その夜は、タイガーマスクと鋼鉄の頭を持つザ・モンスターの一戦。
必殺頭突きに苦しんだが、サマーソルト・キックで逆転勝利を飾る。
第4話「虎の穴」の掟
ゲストキャラクター、ミスターウルフ/演出・勝間田具治/脚本・鈴樹三千夫/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.23
ミスターウルフの鉄の牙を空手チョップで砕いたタイガーマスクだが、観客の罵声を浴びてその心は晴れない。
マスクを取り、辛く苦しい虎の穴での訓練を思い出す直人。
そこへ虎の穴のマネージャーX氏が現れた。
試合の賞金の50%を虎の穴に送るという鉄の掟を破り、孤児院に寄付した直人に、殺人レスラーを送るという。
虎の穴の復讐の恐ろしさを知る直人は、絶対服従を誓い直す。
その頃ハウスでは、利子を払えと暴力団・赤沼組に脅かされ、若月兄妹が悩んでいた。
第5話「決死の虎」
ゲストキャラクター、ポポ・アフリカ/演出・永樹凡人/脚本・辻 真先/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.30
虎の穴のレスラーに徹しようと決心したタイガーの相手は、アフリカのチャンピオン黒い魔人ポポ・アフリカ。
試合は、タイガーの反則攻撃で荒れに荒れた。
あまりの酷さに、馬場はタイガー追放を考えるが、ファンの子供がタイガーを怖がらぬことに気づき、思いとどまる。
一方、あくまでちびっこハウスを狙う赤沼組。
直人は悩み抜いた末、虎の穴に納めるべきファイトマネーを、赤沼組に全て渡してしまうのだった・・・。
そして先週は
第6話「恐怖のデス・マッチ」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田宮 武/脚本・三芳加也/作画監督・小松原一男/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.6
裏切り者タイガーマスクに、本物の虎をも一撃で倒した虎の穴の死の使い、ブラック・パイソンが挑戦した。
試合は、鉄格子の檻に囲まれたリング上での無制限デスマッチ。
反則の限りを尽す死闘が続き、バイソンはついに必殺技バイソン絞めでタイガーをとらえる。
骨の軋む不気味な音。
リング下で必死に声援する健太に励まされて窮地を脱したが、悪に憧れる健太に正しい生き方を示して欲しいと頼むルリ子に、タイガーマスクは、リング上に立ちつくした・・・。
が放送された。
明日以降のタイトルなど紹介すると・・・。
第7話「血まみれの虎」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田中亮三/脚本・安藤豊弘/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.11.13
第8話「虎の穴」の罠
ゲストキャラクター、ジョジョ、海坊主/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.20
第9話「飢えたゴリラマン」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・矢吹公郎/脚本・辻 真先/作画監督・森 利夫/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.27
第10話「肉弾メガトンおとし」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・勝間田具治/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・浦田又治/放映日・S44.12.4
今回参考にさせてもらったロマンアルバムの主要リストは次の通り。
1.宇宙戦艦ヤマト
2.サイボーグ009
3.レインボー戦隊ロビン
4.デビルマン
5.タイガーマスク
6.スーパージェッター
7.鉄腕アトム
8.勇者ライディーン
9.マジンガーZ
10.カムイ外伝
11.さらば宇宙戦艦ヤマト
12.バンダーブック
13.あしたのジョー
14.ボルテスV
15.グレンダイザー
16.コンバトラーV
17.エイトマン
18.ダンガードA
19.アルプスの少女 ハイジ
20.闘将ダイモス
21.ザンボット3
22.宝島
23.海のトリトン
24.銀河鉄道999
25.マリンエクスプレス
26.ガンバの冒険
27.バビル二世
28.大恐竜時代
29.ダイターン3
30.キャプテンハーロック
31.宇宙戦艦ヤマト 2
32.ゲッターロボ & G
33.北の狼 南の虎
34.破李拳ポリマー
35.機動戦士ガンダム TV版
36.ヤマトよ永遠に
37.テッカマン
38.マルコポーロの冒険
39.サイボーグ009 超銀河伝説
40.キューティーハニー
41.わんぱく大昔クムクム
42.機動戦士ガンダム 劇場版
43.宇宙戦艦ヤマト Ⅲ
44.機動戦士ガンダム Ⅱ
45.さらば銀河鉄道999
46.未来少年コナン
48.イデオン TV版
49.1000年女王
50.機動戦士ガンダム Ⅲ
51.イデオン 劇場版
52.わが青春のアルカディア
55.六神合体ゴッドマーズ
56.宇宙戦艦ヤマト 完結編
58.ミンキーモモ
60.太陽の王子ホルスの大冒険
61.風の谷のナウシカ
62.ダンバイン
63.ボトムズ
66.アリオン
68.天空の城ラピュタ
69.となりのトトロ
70.魔女の宅急便
ふしぎの海のナディア
おもひでぽろぽろ
紅の豚
もののけ姫
『アニメージュ』が誕生するきっかけとなったロマンアルバムの功績は大きいと私は考えている。
(今日は一昨年?に下書きのまま保存していた記事を再構成してます!)
私が【タイガーマスク】伊達直人を初めて知ったのは、物心がついたばかりの頃だった。
【タイガーマスク】の活躍ぶりを、テレビアニメーションを夢中になって見ながら育ったのだ。
後になって『週刊少年ぼくらマガジン』(講談社)連載時の特集記事や、原作の漫画を読むことが出来た。
先日、我が家に来た従姉妹のお姉さんには、10歳下の弟がおり、『少年チャンピオン』(秋田書店)の創刊号からの数年間分と、『ぼくらマガジン』の創刊号から休刊号迄の全てを当時大事に保存していた。
私は、小学5年生の夏休み、山形県庄内の父の実家から歩いて5分くらいの所にある8歳上の従兄弟のお兄さんの部屋に通い、『少年チャンピオン』と『ぼくらマガジン』を夏休みの間に夢中になって読み更けることになる。
『ぼくらマガジン』は、講談社が昭和30年に創刊した月刊少年雑誌『ぼくら』を、『少年マガジン』より、低年齢の読者層に向けて月刊から週刊にモデルチェンジして続けられた雑誌であり、数年後に『週刊少年マガジン』に吸収合併されてしまう。
【タイガーマスク】は、月刊少年雑誌である『ぼくら』から、週刊誌『ぼくらマガジン』を経て『週刊少年マガジン』へと3誌にまたがって連載された。
石森章太郎先生の【仮面ライダー】も『ぼくらマガジン』から『週刊少年マガジン』へ連載が移っていたが、永井豪先生の【魔王ダンテ】は未完となり、後にアイデアを生かして名作【デビルマン】へと変貌を遂げる。
藤子・F・不二雄先生の【モジャ公】や、平井和正先生・原作/桑田次郎先生・絵の【デスハンター】、さいとう・たかを先生の【バロム1】、ちばてつや先生の異色作【餓鬼】など私好みの先生方の作品が多数連載されていた、今となっては幻の週刊少年漫画誌である。
梶原一騎先生の原作により、後にアニメ化されることになる【タイガーマスク】(辻なおき先生・絵)や、【巨人の星】(川崎のぼる先生・絵)、【あしたのジョー】(ちばてつや先生・絵/高森朝雄・名義)などの作品は、最初雑誌サイズ、雑誌形式の総集編として発売された後に新書本サイズに再度単行本化されている。
以上が下書きとして保存されていたもの。
昨年、【タイガーマスク】伊達直人現象が話題となった時、朝突然、知り合いのいないラジオのスタッフから私の所へ連絡が入り、
「【タイガーマスク】の漫画とアニメの違いについてラジオの生放送で解説をしてくれないか?」
と云うオファーがきた。
私は、子供の頃から大の【タイガーマスク】ファンだったため、大喜びで出演を承諾した。
「何故、私の所へラジオ局からオファーが?」
と考えたのだが、どうやら日本の漫画史とテレビアニメーション史の両方に精通している人物があまりいないのが現状のようだ。
最近の人気漫画作品なら、単行本も入手可能だし、人気アニメ作品なら、DVD化もされているので評論家が俄かファンを気取り解説をすることも簡単だが、過去の名作の場合は、評論家の手には負えなくなるらしい。
【タイガーマスク】の場合、テレビ放送中に発売された雑誌サイズの総集編は、残存数が少なく、新書版サイズで単行本化された時にはブームが去っており、さほど売れなかった。
サンケイ出版からB6版サイズで出版された時も、さほど話題にはならなかった。
新書版の復刻版が出たが直ぐに絶版となり、文庫化されているが、購入した漫画史研究者は少なかったようだ。
私は、新書版サイズのオリジナル単行本と、復刻版の二つで揃えており、マバラだが、B6版も持っている。
[あしたのジョー]のように、雑誌サイズの総集編も揃えたいところなのだが・・・。
[タイガーマスク]の初出の掲載誌を全て揃えるのは、『月刊ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』と、三誌を集めなければならず、かなりの雑誌コレクターでも至難の技と言えるだろう。
さて、アニメ化された[タイガーマスク]なのだが、大人気を博したため、全105話と長期シリーズ化したため、全話を把握するのは大変な作業である。
また、今回画像を紹介したロマンアルバムは、当時からの熱心なアニメファンでなければ保存していない代物のため、[タイガーマスク]の漫画とアニメの両方を、直ぐに語れる評論家は、いなかったようだ。(笑)
正に昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家としての私、本間正幸の面目躍如といったところである。
そんな訳で、これからは昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家を名乗っていきたいと思う。
日本には、正統な昭和の少年少女漫画史を語れる研究者が少ないだけでなく、昭和のアニメーション史を満足に語れる研究者さえ少ないからだ。
とりあえず、先週まで放映された【タイガーマスク】のテレビアニメーションについて、おさらいしてみようかな?
第1話「黄色い悪魔」
ゲストキャラクター、はげ頭のヘッドライト、金色のハリケーン、アイアンベア/演出・田宮 武/脚本・辻 真先/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.10.2
アメリカで黄色い悪魔と恐れられたタイガーマスクが帰国した。
フェアな試合をすすめる馬場に逆らって、3人の外人レスラーを残酷な反則攻めで血祭りにあげてしまう。
悪役レスラーの秘密養成所"虎の穴"の出身者ではないかと疑う馬場。
そんな悪役、タイガーマスクに憧れるオンボロ孤児院「ちびっこハウス」の健太。
若月先生の妹ルリ子は、タイガーマスクに、10年前「虎のように強くなるんだ」といって孤児院を出ていった友だち、直人の面影をみる。
第2話「嵐を呼ぶ猛虎」
ゲストキャラクター、バロン・シクルナ、ジャック・ブリスコ/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.9
お祭りでいじめっ子とケンカした健太はひとりはぐれてプロレス会場にもぐりこむ・・・。
日本プロレスに参加したタイガーマスクは猪木と組んで殺人男爵バロン、正義の業師ブリスコ組とタッグマッチ。
健太を捜しに若月とルリ子はタクシーで会場へ急ぐ。
無類の悪役ぶりを発揮して一本目はタイガーの反則負け。
正統派・猪木とのチームワークもバラバラ。
汚い策略で外人を同士打ちさせ、場内は騒然ー。
健太と一緒にいたルリ子は、何故かタイガーマスクが気にかかる。
第3話「帰って来た男」
ゲストキャラクター、ザ・モンスター/演出・矢吹公郎/脚本・安藤豊弘/作画監督・森 利夫/美術・浦田又治/放映日・S44.10.16
借金が返せず暴力団に追い出されそうなちびっこハウスに大金持ちとなった直人が訪問した。
力づくで追い出しを図る暴力団に、直人は弱虫ぶりを発揮。
臆病な直人を馬鹿にする健太。
タイガーマスクと同一人物ではないかと期待していたルリ子は失望する。
借金を立て替えることにして直人はハウスで楽しい一時を過ごし、夕方帰っていった。
その夜は、タイガーマスクと鋼鉄の頭を持つザ・モンスターの一戦。
必殺頭突きに苦しんだが、サマーソルト・キックで逆転勝利を飾る。
第4話「虎の穴」の掟
ゲストキャラクター、ミスターウルフ/演出・勝間田具治/脚本・鈴樹三千夫/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.23
ミスターウルフの鉄の牙を空手チョップで砕いたタイガーマスクだが、観客の罵声を浴びてその心は晴れない。
マスクを取り、辛く苦しい虎の穴での訓練を思い出す直人。
そこへ虎の穴のマネージャーX氏が現れた。
試合の賞金の50%を虎の穴に送るという鉄の掟を破り、孤児院に寄付した直人に、殺人レスラーを送るという。
虎の穴の復讐の恐ろしさを知る直人は、絶対服従を誓い直す。
その頃ハウスでは、利子を払えと暴力団・赤沼組に脅かされ、若月兄妹が悩んでいた。
第5話「決死の虎」
ゲストキャラクター、ポポ・アフリカ/演出・永樹凡人/脚本・辻 真先/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.30
虎の穴のレスラーに徹しようと決心したタイガーの相手は、アフリカのチャンピオン黒い魔人ポポ・アフリカ。
試合は、タイガーの反則攻撃で荒れに荒れた。
あまりの酷さに、馬場はタイガー追放を考えるが、ファンの子供がタイガーを怖がらぬことに気づき、思いとどまる。
一方、あくまでちびっこハウスを狙う赤沼組。
直人は悩み抜いた末、虎の穴に納めるべきファイトマネーを、赤沼組に全て渡してしまうのだった・・・。
そして先週は
第6話「恐怖のデス・マッチ」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田宮 武/脚本・三芳加也/作画監督・小松原一男/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.6
裏切り者タイガーマスクに、本物の虎をも一撃で倒した虎の穴の死の使い、ブラック・パイソンが挑戦した。
試合は、鉄格子の檻に囲まれたリング上での無制限デスマッチ。
反則の限りを尽す死闘が続き、バイソンはついに必殺技バイソン絞めでタイガーをとらえる。
骨の軋む不気味な音。
リング下で必死に声援する健太に励まされて窮地を脱したが、悪に憧れる健太に正しい生き方を示して欲しいと頼むルリ子に、タイガーマスクは、リング上に立ちつくした・・・。
が放送された。
明日以降のタイトルなど紹介すると・・・。
第7話「血まみれの虎」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田中亮三/脚本・安藤豊弘/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.11.13
第8話「虎の穴」の罠
ゲストキャラクター、ジョジョ、海坊主/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.20
第9話「飢えたゴリラマン」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・矢吹公郎/脚本・辻 真先/作画監督・森 利夫/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.27
第10話「肉弾メガトンおとし」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・勝間田具治/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・浦田又治/放映日・S44.12.4
今回参考にさせてもらったロマンアルバムの主要リストは次の通り。
1.宇宙戦艦ヤマト
2.サイボーグ009
3.レインボー戦隊ロビン
4.デビルマン
5.タイガーマスク
6.スーパージェッター
7.鉄腕アトム
8.勇者ライディーン
9.マジンガーZ
10.カムイ外伝
11.さらば宇宙戦艦ヤマト
12.バンダーブック
13.あしたのジョー
14.ボルテスV
15.グレンダイザー
16.コンバトラーV
17.エイトマン
18.ダンガードA
19.アルプスの少女 ハイジ
20.闘将ダイモス
21.ザンボット3
22.宝島
23.海のトリトン
24.銀河鉄道999
25.マリンエクスプレス
26.ガンバの冒険
27.バビル二世
28.大恐竜時代
29.ダイターン3
30.キャプテンハーロック
31.宇宙戦艦ヤマト 2
32.ゲッターロボ & G
33.北の狼 南の虎
34.破李拳ポリマー
35.機動戦士ガンダム TV版
36.ヤマトよ永遠に
37.テッカマン
38.マルコポーロの冒険
39.サイボーグ009 超銀河伝説
40.キューティーハニー
41.わんぱく大昔クムクム
42.機動戦士ガンダム 劇場版
43.宇宙戦艦ヤマト Ⅲ
44.機動戦士ガンダム Ⅱ
45.さらば銀河鉄道999
46.未来少年コナン
48.イデオン TV版
49.1000年女王
50.機動戦士ガンダム Ⅲ
51.イデオン 劇場版
52.わが青春のアルカディア
55.六神合体ゴッドマーズ
56.宇宙戦艦ヤマト 完結編
58.ミンキーモモ
60.太陽の王子ホルスの大冒険
61.風の谷のナウシカ
62.ダンバイン
63.ボトムズ
66.アリオン
68.天空の城ラピュタ
69.となりのトトロ
70.魔女の宅急便
ふしぎの海のナディア
おもひでぽろぽろ
紅の豚
もののけ姫
『アニメージュ』が誕生するきっかけとなったロマンアルバムの功績は大きいと私は考えている。
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