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小公女/フランセス・イライザ・バーネット米

2009-10-17 21:03:32 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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画像は、
『大アンケートによる少年少女小説ベスト100』(1992年2月10日・文春文庫)。

45位『小公女』

フランセス・イライザ・バーネット・作(米)1888年。
インドからロンドンに来て、ミンチン寄宿女学校へ入学した少女セーラ。
王女のように気高く、やさしいセーラは、皆から少公女(リトル・プリンセス)と呼ばれ、羨望の的となった。
だが、十一歳の誕生パーティのさなか、父が、親友の事業の失敗で破産し、急死したという知らせが入る。
その日以来、セーラは屋根裏部屋へ追いやられ、下働きのつらい日々を送る。
それでも、彼女は気高い心を忘れなかった。
ある日、セーラは隣の家に引っ越してきたインド人の紳士と仲よくなる。
彼の主人は一時破産しかけ、その心配のために脳炎を患った。
運よく財産は取り戻したが、健康は害したままだった。
そして、破産しかけたときに迷惑をかけた親友の娘を探していた。
その娘こそ、セーラだった。
セーラはダイヤモンド鉱山の権利をもつお金持ちになり、貧しい人々のために施しをする。
セーラは、子供の頃から物語を作るのが好きで人気者だった作者のバーネット夫人の面影を伝えているといわれる。


セーラは窓からインド人に笑いかけました。

岩波少年文庫『小公女』(1954年刊/吉田勝江訳、森田元子絵)

セーラは自分の空腹も忘れ、寒さに震えている少女に買いたてのパンを与えてやりました。

偕成社世界名作文庫『小公女』(1953年刊/芝木好子著、高畠華宵絵)


『大アンケートによる少年少女小説ベスト100』
(1992年2月10日・文春文庫)より。


私は、『小公女セーラ』として日本アニメーションでアニメ化され、フジテレビ系列から放映された時の印象が深い。

1985.1.6~12.23

学校教師に対する私の不信感と、ミンチン先生の姿は見事一致した。
そう、この作品は、教師の真実の姿もまた伝えてくれているのだ。


さて、TBSテレビで始まった『小公女セイラ』だが、初回は斉藤由貴の怪演が妙に印象に残った。
アニメ化と違って海外児童文学の実写のドラマ化なので不自然さが目につくが、まずは合格点といったところだろうか。

小公女セイラ(新番組)
(TBS系=後6:55)
児童文学の名作「小公女」の舞台を現代の日本に移してドラマ化。
父親の死により、裕福な暮らしから一転して過酷な生活を送ることになった少女セイラ(志田未来)の奮闘を描く。
原作フランシス・ホジソン・バーネット、脚本・岡田恵和。
実業家の父親・黒田(谷中敦)とインドで暮らしていたセイラは、高校進学を機に一人で日本に戻ることになった。

「みんなが涙した世界の名作!
大金持ちのお嬢様が召使いに・・・泣いたりしない。だって女の子は誰でもプリンセスだから・・・どんな逆境にも強く正しい姿に家族揃って感動して下さい」岡田恵和脚本 志田未来
林遺都 田辺誠一 斉藤由貴 樋口可南子
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