昨日、まんだらけZENBU最新号43が届きました。
年間購読者には、別冊付録(ねおまんだらけNo.17)がついてくるのでオススメです。
今回もA5版カラー48ページ。
この本のポイントは、掲載商品がすべて抽選で買えるということ。
申込締切日は7月7日(火)当日必着なのでお早めに!
セル画やアニメ原画、雑誌、単行本、カードなど中身については、購読者だけのお楽しみ。
さて、本誌の今回の注目記事ですが、戦前・ナカムラ・マンガ全100冊一覧。
ナカムラ・マンガ・ライブラリー(全70冊)とナカムラ繪業書(全30冊)が紹介されています。
*資料提供:榛葉忠弘・小林真一、構成:武井等とあります。ご苦労様です。助かります。
そして、失われた劇画史(劇画雑誌コレクション1966~)と題した44ページにわたる大特集。
実物の写真とデータだけでなく参考資料もきちんと明記されているので、無断引用や孫引きが多く実証的でない、大学教授などの肩書きを持つ評論家や研究者達のグループが作っているマンガ学の入門書の類より遥かにためになる。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、独自にデータベースを作るのが最低の必須条件のひとつ。
作家の作品リスト、単行本リスト、年譜などを調査し、更に本当かどうか作家本人もしくは遺族に確認する。
他人が発表したデータは実物が確認出来るまで、半信半疑のままである。
ちなみに、私が少年画報大全を監修した時、それ以前から活躍している評論家達が使っていたデータと私が調べたデータとでは、100箇所以上の違いが見受けられた。
巻末の参考文献と少年画報大全の記載データが違う場合、原本から実証的に確認した私のデータの方が99.9%の確率で正しいと自負している。
2001年以降に発表された書籍でも、少年画報大全を参考文献に加えてないもので、同じ事柄のデータが違っていた場合、私のデータの方が正しい筈だ。
少年画報大全発表後、私に何の連絡もなく、無断引用している評論家や研究者がいる。
素人の人やマニアが趣味で楽しんでくれているならお役に立てて嬉しい限りだが、評論家や研究者を名乗りながら、参考文献として、少年画報大全の書名をあげてくれる良心的な人が少ないのはなぜだろうか?
彼等のような高学歴ではなく、横浜鶴見の不良少年上がりの私では良く理解出来ない謎である。
ちなみに、有名古書専門店の間では、少年画報大全は必須であり、店の店長達の間では私の顔と名前がすっかりバレてしまっている。
それはさておき、もうひとつの楽しみは、星まこと氏によるアニメインタビュー。
毎回丁寧なインタビューを続けているこのシリーズも今回で39回目になるので9月で10年だ。
星さんは一般的には、あまり知られていないが、日本のアニメの研究者としては、実力日本一。
元エイケンの名プロデューサー鷺巣政安氏に師事。
御園まことの名で(図説テレビアニメ全書・原書房1999年)を監修している。
この本には、現場から見たアニメの歴史として(宇宙戦艦ヤマト)や、(超時空マクロス)など数々のヒット作を手掛けた演出家の石黒昇氏や(風の谷のナウシカ)の作画監督であるアニメーターの小松原一男氏、テレビアニメ創成期からのプランナーとして鷺巣政安氏の特別インタビューも収録されている。
今回のまんだらけZENBU43には、
(宇宙戦艦ヤマト)はいつの間にかライフワークになってました
と題して
(マジンガーZ)や、(タイガーマスク)(デビルマン)の作画監督、白土武氏のインタビューを収録している。
星さんとも10年来の付き合いになる。
非常に爽やかな兄貴分です。
そして、忘れてはいけないのが成瀬正佑氏の記事。
今回は(護美之山)特別編・護美之園~矢代まさこ貸本時代の全貌1~となっている。
上田トシコ先生と同じく少女マンガパワー展では紹介されなかったが、少女マンガ史においては重要な作家の一人だと私は考えている。
成瀬氏の記事は、毎回オールカラーで単行本のデータを紹介しているので非常に助かります。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、日々の地道なデータ集めが必要とされ、その成果を発表する場も非常に少ない。
だが、漫画評論家が漫画家の先生達にあまり好かれていないことが多いのにくらべ、漫画史研究家に対して先生方は皆、非常に親切である。
少年時代から憧れていた、ちばてつや先生に、名前と顔を覚えてもらえたなんてまるで夢のようである。
漫画史研究家の私としては、ただそれだけで幸せな毎日なのである。
今日は、日本漫画家協会の総会と協会賞の受賞式のパーティーがある。
私が最年少の漫画史の研究者として認められ、正会員になった2003年には、上田トシコ先生が文部科学大臣賞を受賞された。
御祝いの言葉にあわせて、私も研究者として、協会員になれたことを報告すると、
本当に良かったわね!
と一緒に喜んでくれた上田先生の笑顔が今も眼に焼き付いている。
上田先生の代表作である(フイチンさん)全三巻を発行人本間正幸として、先月コミックパークから復刊出来たことを思うと何だかとても嬉しいのだ。
総会とパーティーの様子については、明日の私のブログを楽しみにしていて下さいね!
年間購読者には、別冊付録(ねおまんだらけNo.17)がついてくるのでオススメです。
今回もA5版カラー48ページ。
この本のポイントは、掲載商品がすべて抽選で買えるということ。
申込締切日は7月7日(火)当日必着なのでお早めに!
セル画やアニメ原画、雑誌、単行本、カードなど中身については、購読者だけのお楽しみ。
さて、本誌の今回の注目記事ですが、戦前・ナカムラ・マンガ全100冊一覧。
ナカムラ・マンガ・ライブラリー(全70冊)とナカムラ繪業書(全30冊)が紹介されています。
*資料提供:榛葉忠弘・小林真一、構成:武井等とあります。ご苦労様です。助かります。
そして、失われた劇画史(劇画雑誌コレクション1966~)と題した44ページにわたる大特集。
実物の写真とデータだけでなく参考資料もきちんと明記されているので、無断引用や孫引きが多く実証的でない、大学教授などの肩書きを持つ評論家や研究者達のグループが作っているマンガ学の入門書の類より遥かにためになる。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、独自にデータベースを作るのが最低の必須条件のひとつ。
作家の作品リスト、単行本リスト、年譜などを調査し、更に本当かどうか作家本人もしくは遺族に確認する。
他人が発表したデータは実物が確認出来るまで、半信半疑のままである。
ちなみに、私が少年画報大全を監修した時、それ以前から活躍している評論家達が使っていたデータと私が調べたデータとでは、100箇所以上の違いが見受けられた。
巻末の参考文献と少年画報大全の記載データが違う場合、原本から実証的に確認した私のデータの方が99.9%の確率で正しいと自負している。
2001年以降に発表された書籍でも、少年画報大全を参考文献に加えてないもので、同じ事柄のデータが違っていた場合、私のデータの方が正しい筈だ。
少年画報大全発表後、私に何の連絡もなく、無断引用している評論家や研究者がいる。
素人の人やマニアが趣味で楽しんでくれているならお役に立てて嬉しい限りだが、評論家や研究者を名乗りながら、参考文献として、少年画報大全の書名をあげてくれる良心的な人が少ないのはなぜだろうか?
彼等のような高学歴ではなく、横浜鶴見の不良少年上がりの私では良く理解出来ない謎である。
ちなみに、有名古書専門店の間では、少年画報大全は必須であり、店の店長達の間では私の顔と名前がすっかりバレてしまっている。
それはさておき、もうひとつの楽しみは、星まこと氏によるアニメインタビュー。
毎回丁寧なインタビューを続けているこのシリーズも今回で39回目になるので9月で10年だ。
星さんは一般的には、あまり知られていないが、日本のアニメの研究者としては、実力日本一。
元エイケンの名プロデューサー鷺巣政安氏に師事。
御園まことの名で(図説テレビアニメ全書・原書房1999年)を監修している。
この本には、現場から見たアニメの歴史として(宇宙戦艦ヤマト)や、(超時空マクロス)など数々のヒット作を手掛けた演出家の石黒昇氏や(風の谷のナウシカ)の作画監督であるアニメーターの小松原一男氏、テレビアニメ創成期からのプランナーとして鷺巣政安氏の特別インタビューも収録されている。
今回のまんだらけZENBU43には、
(宇宙戦艦ヤマト)はいつの間にかライフワークになってました
と題して
(マジンガーZ)や、(タイガーマスク)(デビルマン)の作画監督、白土武氏のインタビューを収録している。
星さんとも10年来の付き合いになる。
非常に爽やかな兄貴分です。
そして、忘れてはいけないのが成瀬正佑氏の記事。
今回は(護美之山)特別編・護美之園~矢代まさこ貸本時代の全貌1~となっている。
上田トシコ先生と同じく少女マンガパワー展では紹介されなかったが、少女マンガ史においては重要な作家の一人だと私は考えている。
成瀬氏の記事は、毎回オールカラーで単行本のデータを紹介しているので非常に助かります。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、日々の地道なデータ集めが必要とされ、その成果を発表する場も非常に少ない。
だが、漫画評論家が漫画家の先生達にあまり好かれていないことが多いのにくらべ、漫画史研究家に対して先生方は皆、非常に親切である。
少年時代から憧れていた、ちばてつや先生に、名前と顔を覚えてもらえたなんてまるで夢のようである。
漫画史研究家の私としては、ただそれだけで幸せな毎日なのである。
今日は、日本漫画家協会の総会と協会賞の受賞式のパーティーがある。
私が最年少の漫画史の研究者として認められ、正会員になった2003年には、上田トシコ先生が文部科学大臣賞を受賞された。
御祝いの言葉にあわせて、私も研究者として、協会員になれたことを報告すると、
本当に良かったわね!
と一緒に喜んでくれた上田先生の笑顔が今も眼に焼き付いている。
上田先生の代表作である(フイチンさん)全三巻を発行人本間正幸として、先月コミックパークから復刊出来たことを思うと何だかとても嬉しいのだ。
総会とパーティーの様子については、明日の私のブログを楽しみにしていて下さいね!
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