祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

今日も何処かで・・・。

2012-05-20 19:56:30 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
デビルマン ED
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今日も何処かで漫画史研究家?

2012-05-20 06:42:12 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
2012年、昭和の少年少女漫画史研究家であり、アニメーション史研究家である社会学士・本間正幸がオススメする映画やマンガ、アニメなどのイベント情報、展示会の紹介をします!

昨日は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

講師:橋本一郎、戸田利吉郎、筧悟/司会進行:赤田祐一

に参加して、懇親会は久しぶりに二次会迄。

今日は、何処に行こうかな?(笑)

画像は、弥生美術館企画展のチラシになります!(左上から①⑨わたなべまさこ②⑦⑧内藤ルネ③⑩田村セツコ④佐藤なみ子⑤水森亜土⑥竹久夢二11.作者不明、12.松本かつぢ)


大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。

*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


ファンシー・グッズの元祖は、大正ロマンの画家・竹久夢二の店から登場しました。
大正3年、夢二が東京日本橋に開店した「港屋絵草紙店」では、アール・ヌーウ゛ォー調の草花図案をほどこした千代紙や半襟などが販売され、それまでの小間物屋とは一線を画す、新しい感覚で評判になりました。
昭和初年代から10年代にかけては高畠華宵や佐藤なみ子など叙情画家の絵に飾られた便箋や封筒が流行り、松本かつぢの「くるくるクルミちゃん」は、少女文化における最初のグッズ・キャラクターとなって、ポチ袋やふろくに描かれました。
戦後の駄菓子屋では蔦谷喜一のぬり絵が人気を博し、昭和30年頃になると、内藤ルネ・水森亜土・田村セツコ・わたなべまさこが出現し、カワイイ絵付きのマグカップやペンケースが少女の生活を彩りました。
そして昭和50年代にサンリオの製品が流通するようになった頃からは、日本国中がカワイイもので埋め尽くされるようになりました。
2012年は、大正元年から数えて100年目の年にあたります。
今や「kawaii」という世界の共通語となり、日本発祥の文化として注目されている「カワイイ」の100年間を、ファンシー・グッズの数々でたどっていきます。

竹久夢二美術館では、

竹久夢二美術館
2012年企画展
2012年大正100年


夢二と大正時代Ⅱ
「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って
ー大正5~8年を中心にー

夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


2012年は、大正元(1912)年から数えて、ちょうど100年を迎えます。
大正時代(1912~1926)は、明治と昭和に挟まれた、わずか15年という短い年月でしたが、西欧文化が流入し、近代化が進んで個性と自由が尊重された時期ということもあり、現在の暮らしの原型ともいえる要素が多く登場し、また短い期間ながら様々な出来事もありました。
大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(一八八四~一九三四)は、まさしく大正期を中心に活躍し、この時代の寵児となりました。
夢二の作品や足跡を辿ることによって、大正時代の出来事や風俗、また流行が鮮明に伝わってきます。
★★★
当館(弥生美術館)では一年を通じて、夢二と大正時代を再発見していきます。
2012年1月より、年4回開催する企画展で、大正を4つの時期に分けて、夢二の残した芸術また人生の歩みを、時代の出来事と併せて紹介していきます。
館所蔵の大正時代の夢二作品や資料の数々を、ぜひご覧下さい。


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー

大正一〇〇年に当たる二〇一二年の企画展(夢二と大正時代)の第二弾は、大正五~八年にスポットを当て、夢二の芸術と足跡を辿ります。
夢二は大正五年から、「セノオ楽譜」の表紙絵を手掛け始めます。
大正期は音楽を愉しむ手段として、楽譜が出版されました。
当時最も多くの発行部数を誇った「セノオ楽譜」は、古今東西の楽曲で構成され、夢二は約二八〇点に及ぶ表紙絵を描き、浮世絵風の美人画からアール・ヌーウ゛ォー調の図案まで、数々の優れたデザインを残しました。
また大正五年末には、東京を後にして、夢二は生活の拠点を京都に移します。
この地で最愛の女性・笠井彦乃と共に暮らし、夢二は画業面でも新たな展開を迎え、人生で最も幸福な時を過ごしました。
本展では第一部で「セノオ楽譜」のデザインと当時の音楽事情を紹介、第二部では京都時代の夢二作品を中心に、笠井彦乃との恋愛を振り返ります。
さらに写真や広告より、大正初~中期の出来事や風俗を併せてご覧頂きます。


竹久夢二

セノオ楽譜「春潮」大正7年
セノオ楽譜「ハバネラの歌」大正8年
「都をどり」大正前期頃


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


私は、先週5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

今後の展覧会予定


7/5~9/30[夢二と大正Ⅲ 夢二の恋と関東大震災をめぐって ー大正9~12年を中心にー]

10/4~12/25[夢二と大正Ⅳ モダンの幕開けと夢二、次代の抒情画家を追って ー大正13~15年を中心にー]


さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、今日


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


「漫画『のらくろ』の作者・田河水泡は、江東区で幼少期から青年期までを過ごした本区ゆかりの漫画家です。
本講座では、日本の漫画界に大きな足跡を遺した田河水泡と弟子たちの人と作品、そしてそのユーモアの世界に迫ります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール
料金:5000円(全5回分)
*美術館の入館料は、現地での実費徴収になります。

おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事には、


謹賀新年

「今年も大いに
ご活躍下さい」(直筆のメッセージ)

最近の活動

出版:生誕150年記念『ビゴーの150年』2011年9月刊(臨川書店・4700円)/『諷刺画研究』57号・2012年1月刊/『江戸戯画事典(仮題)』(臨川書店・近刊)

講演:2月5日「大衆漫画の歴史300年ー江戸戯画と現代漫画はどうつながるのか」横浜開港資料館

コメンテーター:朝日新聞「サザエさんをさがして」2011年は4回登場

主な活動の場:京都国際マンガミュージアム・昭和館・川崎市岡本太郎美術館・日本仏学史学会


日本漫画資料館・(有)美術同人社・日本諷刺画史学会

2012年 元旦 清水勲


と、ありました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

小学館・編集・発行

『名たんていカゲマン』

が発売されています。

清水勲先生は、漫画史研究家の第一人者。
同志社大学教授の竹内オサム先生、故・米澤嘉博さん、中野晴行さん達が漫画史研究家として、優れた業績を残しております。

本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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夜明けのうた

2012-05-20 06:00:00 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
岸 洋子 - 夜明けのうた
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眠れマッハバロン

2012-05-20 00:34:00 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
スーパーロボット・マッハバロン EDフル 2008PEACE MIX
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見上げてごらん夜の星を

2012-05-19 00:15:00 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
0008 映画 見上げてごらん夜の星を 坂本九 昭和38年


今日は、私が17歳の時に47歳で癌で亡くなった父の命日なので・・・。
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純愛

2012-05-17 23:37:11 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
純愛 片平なぎさ Katahira Nagisa
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【タイガーマスク】とアニメ史& 漫画史研究

2012-05-17 20:17:38 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は、徳間書店から昭和53年に発行された[ロマンアルバム]シリーズ⑤僕のヒーローだった【タイガーマスク】伊達直人。

(今日は一昨年?に下書きのまま保存していた記事を再構成してます!)

私が【タイガーマスク】伊達直人を初めて知ったのは、物心がついたばかりの頃だった。

【タイガーマスク】の活躍ぶりを、テレビアニメーションを夢中になって見ながら育ったのだ。

後になって『週刊少年ぼくらマガジン』(講談社)連載時の特集記事や、原作の漫画を読むことが出来た。
先日、我が家に来た従姉妹のお姉さんには、10歳下の弟がおり、『少年チャンピオン』(秋田書店)の創刊号からの数年間分と、『ぼくらマガジン』の創刊号から休刊号迄の全てを当時大事に保存していた。
私は、小学5年生の夏休み、山形県庄内の父の実家から歩いて5分くらいの所にある8歳上の従兄弟のお兄さんの部屋に通い、『少年チャンピオン』と『ぼくらマガジン』を夏休みの間に夢中になって読み更けることになる。
『ぼくらマガジン』は、講談社が昭和30年に創刊した月刊少年雑誌『ぼくら』を、『少年マガジン』より、低年齢の読者層に向けて月刊から週刊にモデルチェンジして続けられた雑誌であり、数年後に『週刊少年マガジン』に吸収合併されてしまう。
【タイガーマスク】は、月刊少年雑誌である『ぼくら』から、週刊誌『ぼくらマガジン』を経て『週刊少年マガジン』へと3誌にまたがって連載された。
石森章太郎先生の【仮面ライダー】も『ぼくらマガジン』から『週刊少年マガジン』へ連載が移っていたが、永井豪先生の【魔王ダンテ】は未完となり、後にアイデアを生かして名作【デビルマン】へと変貌を遂げる。
藤子・F・不二雄先生の【モジャ公】や、平井和正先生・原作/桑田次郎先生・絵の【デスハンター】、さいとう・たかを先生の【バロム1】、ちばてつや先生の異色作【餓鬼】など私好みの先生方の作品が多数連載されていた、今となっては幻の週刊少年漫画誌である。
梶原一騎先生の原作により、後にアニメ化されることになる【タイガーマスク】(辻なおき先生・絵)や、【巨人の星】(川崎のぼる先生・絵)、【あしたのジョー】(ちばてつや先生・絵/高森朝雄・名義)などの作品は、最初雑誌サイズ、雑誌形式の総集編として発売された後に新書本サイズに再度単行本化されている。

以上が下書きとして保存されていたもの。


昨年、【タイガーマスク】伊達直人現象が話題となった時、朝突然、知り合いのいないラジオのスタッフから私の所へ連絡が入り、

「【タイガーマスク】の漫画とアニメの違いについてラジオの生放送で解説をしてくれないか?」

と云うオファーがきた。
私は、子供の頃から大の【タイガーマスク】ファンだったため、大喜びで出演を承諾した。

「何故、私の所へラジオ局からオファーが?」

と考えたのだが、どうやら日本の漫画史とテレビアニメーション史の両方に精通している人物があまりいないのが現状のようだ。

最近の人気漫画作品なら、単行本も入手可能だし、人気アニメ作品なら、DVD化もされているので評論家が俄かファンを気取り解説をすることも簡単だが、過去の名作の場合は、評論家の手には負えなくなるらしい。

【タイガーマスク】の場合、テレビ放送中に発売された雑誌サイズの総集編は、残存数が少なく、新書版サイズで単行本化された時にはブームが去っており、さほど売れなかった。

サンケイ出版からB6版サイズで出版された時も、さほど話題にはならなかった。
新書版の復刻版が出たが直ぐに絶版となり、文庫化されているが、購入した漫画史研究者は少なかったようだ。

私は、新書版サイズのオリジナル単行本と、復刻版の二つで揃えており、マバラだが、B6版も持っている。
[あしたのジョー]のように、雑誌サイズの総集編も揃えたいところなのだが・・・。

[タイガーマスク]の初出の掲載誌を全て揃えるのは、『月刊ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』と、三誌を集めなければならず、かなりの雑誌コレクターでも至難の技と言えるだろう。

さて、アニメ化された[タイガーマスク]なのだが、大人気を博したため、全105話と長期シリーズ化したため、全話を把握するのは大変な作業である。

また、今回画像を紹介したロマンアルバムは、当時からの熱心なアニメファンでなければ保存していない代物のため、[タイガーマスク]の漫画とアニメの両方を、直ぐに語れる評論家は、いなかったようだ。(笑)

正に昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家としての私、本間正幸の面目躍如といったところである。
そんな訳で、これからは昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家を名乗っていきたいと思う。

日本には、正統な昭和の少年少女漫画史を語れる研究者が少ないだけでなく、昭和のアニメーション史を満足に語れる研究者さえ少ないからだ。


とりあえず、先週まで放映された【タイガーマスク】のテレビアニメーションについて、おさらいしてみようかな?

第1話「黄色い悪魔」

ゲストキャラクター、はげ頭のヘッドライト、金色のハリケーン、アイアンベア/演出・田宮 武/脚本・辻 真先/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.10.2


アメリカで黄色い悪魔と恐れられたタイガーマスクが帰国した。
フェアな試合をすすめる馬場に逆らって、3人の外人レスラーを残酷な反則攻めで血祭りにあげてしまう。
悪役レスラーの秘密養成所"虎の穴"の出身者ではないかと疑う馬場。
そんな悪役、タイガーマスクに憧れるオンボロ孤児院「ちびっこハウス」の健太。
若月先生の妹ルリ子は、タイガーマスクに、10年前「虎のように強くなるんだ」といって孤児院を出ていった友だち、直人の面影をみる。


第2話「嵐を呼ぶ猛虎」

ゲストキャラクター、バロン・シクルナ、ジャック・ブリスコ/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.9


お祭りでいじめっ子とケンカした健太はひとりはぐれてプロレス会場にもぐりこむ・・・。
日本プロレスに参加したタイガーマスクは猪木と組んで殺人男爵バロン、正義の業師ブリスコ組とタッグマッチ。
健太を捜しに若月とルリ子はタクシーで会場へ急ぐ。
無類の悪役ぶりを発揮して一本目はタイガーの反則負け。
正統派・猪木とのチームワークもバラバラ。
汚い策略で外人を同士打ちさせ、場内は騒然ー。
健太と一緒にいたルリ子は、何故かタイガーマスクが気にかかる。


第3話「帰って来た男」

ゲストキャラクター、ザ・モンスター/演出・矢吹公郎/脚本・安藤豊弘/作画監督・森 利夫/美術・浦田又治/放映日・S44.10.16


借金が返せず暴力団に追い出されそうなちびっこハウスに大金持ちとなった直人が訪問した。
力づくで追い出しを図る暴力団に、直人は弱虫ぶりを発揮。
臆病な直人を馬鹿にする健太。
タイガーマスクと同一人物ではないかと期待していたルリ子は失望する。
借金を立て替えることにして直人はハウスで楽しい一時を過ごし、夕方帰っていった。
その夜は、タイガーマスクと鋼鉄の頭を持つザ・モンスターの一戦。
必殺頭突きに苦しんだが、サマーソルト・キックで逆転勝利を飾る。


第4話「虎の穴」の掟

ゲストキャラクター、ミスターウルフ/演出・勝間田具治/脚本・鈴樹三千夫/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.23

ミスターウルフの鉄の牙を空手チョップで砕いたタイガーマスクだが、観客の罵声を浴びてその心は晴れない。
マスクを取り、辛く苦しい虎の穴での訓練を思い出す直人。
そこへ虎の穴のマネージャーX氏が現れた。
試合の賞金の50%を虎の穴に送るという鉄の掟を破り、孤児院に寄付した直人に、殺人レスラーを送るという。
虎の穴の復讐の恐ろしさを知る直人は、絶対服従を誓い直す。
その頃ハウスでは、利子を払えと暴力団・赤沼組に脅かされ、若月兄妹が悩んでいた。


第5話「決死の虎」

ゲストキャラクター、ポポ・アフリカ/演出・永樹凡人/脚本・辻 真先/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.30


虎の穴のレスラーに徹しようと決心したタイガーの相手は、アフリカのチャンピオン黒い魔人ポポ・アフリカ。
試合は、タイガーの反則攻撃で荒れに荒れた。
あまりの酷さに、馬場はタイガー追放を考えるが、ファンの子供がタイガーを怖がらぬことに気づき、思いとどまる。
一方、あくまでちびっこハウスを狙う赤沼組。
直人は悩み抜いた末、虎の穴に納めるべきファイトマネーを、赤沼組に全て渡してしまうのだった・・・。

そして先週は


第6話「恐怖のデス・マッチ」

ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田宮 武/脚本・三芳加也/作画監督・小松原一男/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.6


裏切り者タイガーマスクに、本物の虎をも一撃で倒した虎の穴の死の使い、ブラック・パイソンが挑戦した。
試合は、鉄格子の檻に囲まれたリング上での無制限デスマッチ。
反則の限りを尽す死闘が続き、バイソンはついに必殺技バイソン絞めでタイガーをとらえる。
骨の軋む不気味な音。
リング下で必死に声援する健太に励まされて窮地を脱したが、悪に憧れる健太に正しい生き方を示して欲しいと頼むルリ子に、タイガーマスクは、リング上に立ちつくした・・・。

が放送された。
明日以降のタイトルなど紹介すると・・・。

第7話「血まみれの虎」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田中亮三/脚本・安藤豊弘/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.11.13

第8話「虎の穴」の罠
ゲストキャラクター、ジョジョ、海坊主/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.20

第9話「飢えたゴリラマン」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・矢吹公郎/脚本・辻 真先/作画監督・森 利夫/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.27

第10話「肉弾メガトンおとし」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・勝間田具治/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・浦田又治/放映日・S44.12.4

今回参考にさせてもらったロマンアルバムの主要リストは次の通り。

1.宇宙戦艦ヤマト
2.サイボーグ009
3.レインボー戦隊ロビン
4.デビルマン
5.タイガーマスク
6.スーパージェッター
7.鉄腕アトム
8.勇者ライディーン
9.マジンガーZ
10.カムイ外伝
11.さらば宇宙戦艦ヤマト
12.バンダーブック
13.あしたのジョー
14.ボルテスV
15.グレンダイザー
16.コンバトラーV
17.エイトマン
18.ダンガードA
19.アルプスの少女 ハイジ
20.闘将ダイモス
21.ザンボット3
22.宝島
23.海のトリトン
24.銀河鉄道999
25.マリンエクスプレス
26.ガンバの冒険
27.バビル二世
28.大恐竜時代
29.ダイターン3
30.キャプテンハーロック
31.宇宙戦艦ヤマト 2
32.ゲッターロボ & G
33.北の狼 南の虎
34.破李拳ポリマー
35.機動戦士ガンダム TV版
36.ヤマトよ永遠に
37.テッカマン
38.マルコポーロの冒険
39.サイボーグ009 超銀河伝説
40.キューティーハニー
41.わんぱく大昔クムクム
42.機動戦士ガンダム 劇場版
43.宇宙戦艦ヤマト Ⅲ
44.機動戦士ガンダム Ⅱ
45.さらば銀河鉄道999
46.未来少年コナン
48.イデオン TV版
49.1000年女王
50.機動戦士ガンダム Ⅲ
51.イデオン 劇場版
52.わが青春のアルカディア
55.六神合体ゴッドマーズ
56.宇宙戦艦ヤマト 完結編
58.ミンキーモモ
60.太陽の王子ホルスの大冒険
61.風の谷のナウシカ
62.ダンバイン
63.ボトムズ
66.アリオン
68.天空の城ラピュタ
69.となりのトトロ
70.魔女の宅急便

ふしぎの海のナディア
おもひでぽろぽろ
紅の豚
もののけ姫

『アニメージュ』が誕生するきっかけとなったロマンアルバムの功績は大きいと私は考えている。
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ペンをとっては日本一に!

2012-05-17 18:59:04 | 監修「少年画報大全」『冒険活劇文庫』と『少年画報』の時代
懐かしのヒーロー「赤胴鈴之助」オリジナルバージョン


逆境にも負けない正義のヒーロー【赤胴鈴之助】。

昭和の子供たちのヒーローは、カッコいいですね!(笑)
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オバQと云えば・・・。

2012-05-16 19:35:25 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
おばけ


私たちの世代は新・オバQです。(笑)

O次郎がとても可愛かったね!
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♪空は晴れたし♪ホイ(笑)

2012-05-16 17:26:28 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
オバQ音頭
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漫画バカ一代

2012-05-15 20:25:06 | 「愛と誠」と「朝日の恋人」(チクマ秀版社)梶原一騎の世界
空手バカ一代1 karatebakaichidai1
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今日の一曲♪ はじまりはいつも雨♪

2012-05-15 14:03:04 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
Aska はじまりはいつも雨


今日は、雨が降っているので・・・。(笑)

何か始まるかな?
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♪ かあさんおはよう♪

2012-05-14 09:00:00 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
母をたずねて三千里 世界名作劇場 かあさんおはよう


昨日は母の日だったので・・・。(笑)
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母上様

2012-05-14 00:05:00 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
一休さん ED ~ははうえさま~
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今日は、母の日なので・・・。前略おふくろ

2012-05-13 22:23:52 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
前略おふくろ/萩原健一


今日は、母の日なので・・・。(笑)
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