ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第65回。
毎週のゲームソフトの販売本数を予想するYSO3の参加型企画「Y1」もよそしく!
→ファミ通TOP30(ファミ通.com掲載データはログが残らないため、YSO3のメインBBSにコピペ)
※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
※年間販売本数データ等はGEIMIN.NET様よりお借りし、独自集計。
※アニメディスクの販売枚数はアニメDVD・BD売り上げまとめwiki様よりお借りしています。
■PSP「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」は安定した本数で首位
今回の首位はPSP「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」(20.3万本)。ここでPSPの同シリーズの販売実績を掲載。
最近のPSPソフトはVITAでのプレイも見据えてか、ダウンロード版が同時発売となっているケースが多いが、販売ランキングで掲載される数値は基本的にパッケージ版のみ。今作もダウンロード版が発売されているが、前作とそれほど変わらない安定した本数となっており、健闘していると言ってよさそうだ。
■中堅タイトルの多くは健闘も、発売2年目の販売台数に陰りがみえる3DS
2位には3DS LLの新色「ピンク×ホワイト」と同時発売の「わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!」(7.2万本)がランクイン。これも前作実績と比較してみる。
DSの前作(初週8.6万本)とそれほど変わらないスタートを切っている。DSで発売されたタイトルの続編は次々に3DSで登場しているが、ここ1か月ほどの間に出たタイトルを並べてみた。
「新 絵心教室」「メダロット7」とも、DS版と同等以上の本数を記録している。これらのタイトルに限らず、DSの中堅タイトルは3DSでも健闘していることが多い。
しかし、3DSは発売1年目こそDSを上回る台数を記録していたものの、2年目(32週間同士の比較)はDSの半数程度に留まっている。
※2年目はDS・3DSともに32週間の販売台数
DSと比較して、3DSの2年目の台数に陰りがみられるのは、やはり2年目を牽引することが期待されていた「New スーパーマリオブラザーズ2」と「ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」の2タイトルが、DSの前作に比べてかなりパワーが落ちていることが大きいだろう。前者は発売から10週間同士の比較で前作の50%強、後者は約12%の販売本数でしかない。
3DSはこの年末に「とびだせ どうぶつの森」や「ポケモン不思議のダンジョン~マグナゲートと∞迷宮~」といったDSでミリオンヒットを記録したシリーズの続編が控えているが、DSのヒット作の続編だけではなく、そろそろ3DS発のミリオンタイトルを誕生させないと、DSとの販売台数の差は開く一方になりそうだ。
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■PSP「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」は安定した本数で首位
今回の首位はPSP「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」(20.3万本)。ここでPSPの同シリーズの販売実績を掲載。
最近のPSPソフトはVITAでのプレイも見据えてか、ダウンロード版が同時発売となっているケースが多いが、販売ランキングで掲載される数値は基本的にパッケージ版のみ。今作もダウンロード版が発売されているが、前作とそれほど変わらない安定した本数となっており、健闘していると言ってよさそうだ。
■中堅タイトルの多くは健闘も、発売2年目の販売台数に陰りがみえる3DS
2位には3DS LLの新色「ピンク×ホワイト」と同時発売の「わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!」(7.2万本)がランクイン。これも前作実績と比較してみる。
DSの前作(初週8.6万本)とそれほど変わらないスタートを切っている。DSで発売されたタイトルの続編は次々に3DSで登場しているが、ここ1か月ほどの間に出たタイトルを並べてみた。
「新 絵心教室」「メダロット7」とも、DS版と同等以上の本数を記録している。これらのタイトルに限らず、DSの中堅タイトルは3DSでも健闘していることが多い。
しかし、3DSは発売1年目こそDSを上回る台数を記録していたものの、2年目(32週間同士の比較)はDSの半数程度に留まっている。
※2年目はDS・3DSともに32週間の販売台数
DSと比較して、3DSの2年目の台数に陰りがみられるのは、やはり2年目を牽引することが期待されていた「New スーパーマリオブラザーズ2」と「ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」の2タイトルが、DSの前作に比べてかなりパワーが落ちていることが大きいだろう。前者は発売から10週間同士の比較で前作の50%強、後者は約12%の販売本数でしかない。
3DSはこの年末に「とびだせ どうぶつの森」や「ポケモン不思議のダンジョン~マグナゲートと∞迷宮~」といったDSでミリオンヒットを記録したシリーズの続編が控えているが、DSのヒット作の続編だけではなく、そろそろ3DS発のミリオンタイトルを誕生させないと、DSとの販売台数の差は開く一方になりそうだ。
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