ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第68回。
毎週のゲームソフトの販売本数を予想し、ポイントを競うYSO3の参加型企画【Y1】もよそしく!
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→ファミ通TOP30(ファミ通.com掲載データはログが残らないため、YSO3のメインBBSにコピペ)
※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
※年間販売本数データ等はGEIMIN.NET様よりお借りし、独自集計。
※アニメディスクの販売枚数はアニメDVD・BD売り上げまとめwiki様よりお借りしています。
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■「ダンボール戦記W」は初週10万本、マルチ戦略で本数の維持はできるか?
今回の首位はPSP「ダンボール戦記W」(8.4万本)。8位のVITA版(1.6万本)も合算すると初週10万本となった。ここで「ダンボール戦記」シリーズの販売実績を眺めてみる。
「ダンボール戦機 ブースト」および「~爆ブースト」は一作目のパワーアップ版。今作「ダンボール戦記W」の本数を一作目と比較すると、約6割の初週本数となった。
しかし、忘れてはならないのが、「~爆ブースト」が3DS用な点。「~ブースト」と「~爆ブースト」に大きな変化はなく、「ダンボール戦記」シリーズは実質マルチプラットフォーム展開をしていると言える。
PSP「~ブースト」と3DS「~爆ブースト」の本数を合計すると、見てのとおり、一作目とほぼ同じ本数になった。同時発売ではないので多少はユーザーの重複がありそうだが、メーカーのレベルファイブは元々DSおよび3DSのプラットフォームで強い人気を持っており、3DSユーザーの取り込みに成功していたと言えそうだ。
「ダンボール戦記W」も、いずれ3DSでの展開があると考えるのが自然だろう。今作も「ブースト/爆ブースト」と同様に3DS版が4割以上のシェアをとると、「ダンボール戦記W」全体の本数は一作目とほぼ同規模になると考えられる。
「ダンボール戦記」シリーズのマルチプラットフォーム戦略は、3DS版の発売でシリーズ全体の大きな成長とまではいかないかもしれないが、PSP版の停滞を補っていくことはできそうだ。
■オリジナルRPGとしても記録的な初週本数となった「ブレイブリーデフォルト」
前回の記事がツイッター上でそこそこ反応があったので、「ブレイブリーデフォルト」に関するデータを追加で作成。前回の「サードパーティ製」というくくりを除き、代わりに任天堂プラットフォームの「オリジナルRPG」としてデータを抽出してみた。
任天堂プラットフォームではオリジナルRPGのヒット作が出にくい傾向にあるが、このくくりにおいても「ブレイブリーデフォルト」は記録的な初週本数となっているのが分かる。
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しかし、忘れてはならないのが、「~爆ブースト」が3DS用な点。「~ブースト」と「~爆ブースト」に大きな変化はなく、「ダンボール戦記」シリーズは実質マルチプラットフォーム展開をしていると言える。
PSP「~ブースト」と3DS「~爆ブースト」の本数を合計すると、見てのとおり、一作目とほぼ同じ本数になった。同時発売ではないので多少はユーザーの重複がありそうだが、メーカーのレベルファイブは元々DSおよび3DSのプラットフォームで強い人気を持っており、3DSユーザーの取り込みに成功していたと言えそうだ。
「ダンボール戦記W」も、いずれ3DSでの展開があると考えるのが自然だろう。今作も「ブースト/爆ブースト」と同様に3DS版が4割以上のシェアをとると、「ダンボール戦記W」全体の本数は一作目とほぼ同規模になると考えられる。
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■オリジナルRPGとしても記録的な初週本数となった「ブレイブリーデフォルト」
前回の記事がツイッター上でそこそこ反応があったので、「ブレイブリーデフォルト」に関するデータを追加で作成。前回の「サードパーティ製」というくくりを除き、代わりに任天堂プラットフォームの「オリジナルRPG」としてデータを抽出してみた。
任天堂プラットフォームではオリジナルRPGのヒット作が出にくい傾向にあるが、このくくりにおいても「ブレイブリーデフォルト」は記録的な初週本数となっているのが分かる。
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