ベリーベリーdiary ~60代の可愛い暮らし~

素朴で可愛いものや自然 小旅行が大好き。
60代の心ときめく可愛い暮らしを目指します。

憧れの上高地 天気いまいち でもトキメキいっぱい旅行記3

2022-10-14 23:26:54 | 旅行

 みなさん こんばんは 木の実ちゃんです。

今回は 上高地旅行2日目の 午後からの様子をお伝えします。

         明神橋から望む 明神岳

 

 午後 雨も止んできたので カッパを脱いで

明神池まで 歩いていくことにしました。

明神池まで3㎞ 片道1時間のコースです。河童橋からスタート!

曇り空でも 河童橋周辺は人が多く にぎやかです。

少し歩くと キャンプ場があります。

キャンプ場を抜けると 背の高い針葉樹林が多く 薄暗くなりました。

途中大きな木に何回も出会い その度立ち止まって 下から眺めます。

ところどころにある紅葉も美しく 心が和みます。

木が倒れていました。倒木さえも ここでは神秘的です。

 

森の歩道で すれ違う人達と 「こんにちは」「こんにちは」とあいさつを交わします。

この瞬間がうれしい。 

中には にっこり笑ってあいさつを返してくれる方もいて こちらの気分も明るくなります。

山を愛する者同士 心と心が一瞬通い合う 素敵なひとときですね。 

 

森が開け 真っ白な砂地に 立ち枯れた木々が見えました。

上を仰ぐと

どぉ~ん 明神岳が目の前に迫ってきます。大きい! すごい!

明神橋につきました。ここからの明神岳の眺めも格別です。

もう少し奥に進むと

明神池につきました。

北アルプスの山の神様を祭る穂高神社の 奥宮の神域です。

明神岳からの伏流水をたたえる 神秘の池です。

北アルプスの風に 静かに湖面が揺れていました。こちらは一乃池。

こちらは 二之池。

浮島が点々としていて まるで日本庭園みたいな美しさ。

 

明神池の近くの山小屋で 休憩です。

山小屋の名前は「嘉門次小屋」(かもんじごや)

実は木の実ちゃん この山小屋に一度 立ち寄ってみたかったんです。

明治24年 英国人宣教師ウォルター・ウェストンが上高地に来て 北アルプスに挑みました。

ウェストンは著書「日本アルプスの登山と探検」で 上高地の風土や北アルプスの魅力を世界に紹介しました。

ウェストンは 日本近代登山の父と 讃えられています。

そのウェストンを北アルプスに案内したのが 明神池近くに住んでいた 名ガイドの上條嘉門次(かみじょう かもんじ)。

ウェストンと嘉門次は親交を深め ウェストンが日本を離れるときに 愛用のピッケルを贈ったといわれています。

 

嘉門次小屋は 嘉門次の末裔が小屋を引き継ぎ 今も宿泊や食堂営業をしています。

イワナの塩焼きが名物だそうです。

小屋の中には大きな囲炉裏があって 温かでした。

雨のせいかお客さんが少なく イワナ焼きは少しでした。

囲炉裏のそばでスタッフの方が 静かにイワナを焼いておられました。

 

注文したのは おしるこです。

湯気で 画像が曇ってます(すみません) 

おいしかった。体があったまりました。

小屋の前に 嘉門次の功績を讃えて レリーフがありました。

働き者の 元気な 実直なおじいちゃんという印象です。

 

河童橋まで帰ります。

ヤマモミジが 美しく色づいていました。

赤と緑の絶妙なコントラスト!

河童橋まで帰ると 穂高連棒の反対側には 雲の間から焼岳が見えました。

ラッキーです!

ホテルに帰る途中 ウェストンのレリーフもありました。

「趣味としての登山」という近代登山の概念を 日本に広めたウェストン。

この地を愛して 嘉門次の力を借りて探検し この地の素晴らしさを世界に伝えたからこそ

今の上高地があるんですね。

嘉門次のレリーフと合わせて 

上高地のはじまりに 思いを馳せたひとときでした。

 

 

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コメント (1)
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