北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

高機能で使い勝手の良いプリアンプだけど~ Vivie Owlmighty Pro ~

2022年06月07日 18時49分02秒 | エフェクター

6月になりましたね。
本州では梅雨に入ったところもあるようですが…
まだ北の大地は冷たい空気が漂っておりまして
まだ5月前半の暖かさは戻ってきていません。
もうすぐ、よさこいソーラン祭りが三年ぶりに開かれますね。

さて、某楽器店のポイントが多少あったので、何かエフェクターでも欲しいなと思っておりました。
個人的にコンプレッサーなるものを持ってなかったので、
三諭吉くらいのいいコンプにしようかとも思ったのですが…
まだ、どれと決められていないのもありまして、それなら以前から一度試してみたかったプリアンプでも購入しようかと思いつきました。

実はそのプリアンプは、 Vivie OwlMighty Ⅱ だったのですが…
某お店ではなぜか品切れのようでして…
上位モデル、 Vivie OwlMighty Pro しか売ってませんでした。
だったらまぁ、少し高いですが、Pro もかなり評判が良いので
そっちもありということでぽちっと購入してみました。

ということで、
今回は Vivie OwlMighty Pro のレビューをしてみたいと思います。

まず、値段は5諭吉弱。最近は5諭吉オーバーのプリアンプも多くなってきたので
それほど目立たなくはなってきましたが、それでも結構なお値段ですね。

恒例の、消費電力計測ですが、
スイッチオフが320くらいで全オンで360mA弱くらいのようです。
当然、電池使用不可、9VセンターマイナスのACアダプターのみです。

仕様としてはこんな感じです。

Master Section
 Treble, Bass, Hi-Mid, Low-Mid(帯域可変)の4バンドEQ装備。
 更にアタックを強調する Bright スイッチ、ミドルを自然にカットする Notch スイッチを搭載。
Drive Section
 Rhinotes のサウンドキャラクターをベースとして新回路を設計。
 幅広いゲインと、歪みCh専用の2バンドEQを搭載。
Multi I/O Functions
 CLIONE を基に良質なバッファーを搭載した高品質バッファードバイパス仕様。
 「バイパス/クリーンCh/ドライブCh」の3chで使用可能。
 スイッチングには切り替え時のノイズが無く機械式スイッチよりも故障や
 トラブルのリスクが少ない高信頼・高寿命なデジタルスイッチング方式を採用。
 Pre/Post・GndLift・Phaseスイッチを搭載した本格的なDIアウト、Tunerアウト、ミュートなどの機能を搭載しています。

EQは4バンドで MID は広めの帯域を可変で選べます。
ドンシャリモードになる Notch スイッチもかなり便利ですね。
Bright スイッチはもう少し高音のエッジを聞かせたいときにつかうといいかもしれません。
Drive は初期型の Vivie OwlMighty と比べると今風なエッジの効いた歪になってます。
それから DI の 機能、コンプ( Comp と Atk/Rel つまみは二つを)装備してます。

ざっくりなインプレですが…

まず、見た目はボディはクロームボディでピカピカしてます。
そして、右側のスイッチは青に、左側のスイッチは赤に光ります。
このスイッチが光るのは斬新でなかなか素敵な感じですね。

それから、音の印象ですが…
オールフラットでエフェクトオンすると少し太い感じの音になります。
EQもこれだけあれば十分できちんと効きますし、これだけ機能があれば、自分好みの音づくりは容易ですね。
歪は人気の Rhinotes の流れですので、今風でなかなかカッコよいです。
OwlMighty Ⅱ と比べるとつまみも多いですし、まさに至れり尽くせりな感があります。
歪ませているときの Comp 有無もスイッチで変更できます。
まさに痒い所に手が届くプリアンプという感じです。

ただ、個人的に厳しいことをいわせていただくと要望含めていくつかあります。
次にもし OwlMighty Pro 2 がでるなら、ぜひとも実現してほしいことを書かせていただきます。

まず、最近の DarkGlass や MarkBass のプリアンプのように
これ一つで完結できるように Head Phone と AUX IN の端子を装備しているともっと良いです。
この二つの端子があるとこれだけで練習ができるのでとても便利になるんですよね。

それから、エフェクトオフの状態でもかすかにノイズが感じられるところです。
当然、エフェクトオンでさらにノイズは微妙に増えますので、ここは少し気になるポイントです。
ジャズべのようなシングルコイルのパッシブベースなんかではあまり気にならないのですが、
EMGのアクティブなノイズ皆無のベースで弾いたり、帯域の広いヘッドフォンでモニターすると
サーっというわずかなノイズが少し気になるかもしれません。
どうしても私の場合、ノイズに関しては普通の人より厳しく評価になっちゃうので申し訳ないのですが。

ただ、Vivie さんというメーカーに対して個人的に期待が大きいので 、すぐに改善できる点だと思いますし、
せっかく Pro と名乗っている以上、ぜひとも、もう一段ノイズを減らしてほしいところです。
このあたりは申し訳ないですが、私が愛用している
Inner Bamboo さんとか、Limetone Audio さんとか、 Shin's Music さんとか、Humpback Engineering さんなどと比べると正直まだまだかなぁという印象ですね。
まぁ、初期型の Darkglass のノイズなんかもっともっとひどかったですけどね。
現在の ヘッドフォンジャック装備の V2 ではノイズ問題は改善してきましたから…

ただ、そのおかげといってよいのか、OwlMighty Pro はどのつまみを右に回していっても
ノイズが急に上がったりしないところは素晴らしいと思います。

こういうプリアンプだとトレブルやコンプを上げるとノイズが急に多くなったりするものもあるのですが
そういう傾向は一切ありませんのでその点は優秀だと思います。

今回、 Vivie OwlMighty Pro を使ってみて思ったのは、OwlMighty Ⅱもぜひ使ってみたいということですね。
おそらく前モデルから進化をとげているのは間違いない感じですし、
何より電池で駆動できますしね。(笑)

個人的な要望も含めて少し厳しいレビューと思われたかもしれませんが…

一言でいうと、OwlMighty Pro はとてもよくできたプリアンプだと思います。
痒いところに手が届きすぎな感もあるくらいですね。(笑)
見た目もきれいで素敵です。

ただ、値段は5諭吉弱と決して安くないですので、OwlMighty Ⅱ で十分という人もいらっしゃるでしょう。
あと歪の好みによっては前の型のほうが好きという人もいるかと思います。
まだ、前のモデルも新品で手に入りますし、OwlMighty 、OwlMighty Ⅱ、OwlMighty Pro 、この3つの中から一番気に入ったものを選ぶのが良いでしょうね。

EQ 、コンプ、歪の三つが揃ったプリアンプがひとつあれば
あとはチューナーくらい。
OwlMighty ひとつ持っていれば大抵のケースは事足りるでしょう。

Vivie OwlMighty シリーズは癖の少ない多機能なプリアンプを探している人には
良い候補になるプリアンプだと思います。
これからも Vivie OwlMighty の進化に期待ですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スルーネック再び - MUSIC MA... | トップ | とてもよくできた真空管プリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エフェクター」カテゴリの最新記事