春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

公孫樹の巨樹 芽吹く

2020-04-25 | 巨樹

川口 峯ヶ岡八幡神社の前を通り、久しぶりに正式な参道を歩き、参拝を

いたしました。 本来は境内横の駐車場に止めおきますが、いつ参道を

歩いたのが分からないほどの、年数が過ぎてます。

 

本殿横の公孫樹の巨樹は樹齢600年、幹回り9m、樹高20m。

大昔に主幹に落雷が落ち、数百年にわたり幹の周りからヒコバエが成長して

寄り添いながら、千本公孫樹の姿の巨樹を形成してます。冬の時期を過ぎ去り

 

再び新芽を吹き出す姿、600年も生き続ける巨樹の生命力には、圧倒される。

人の思惑など受け付けることなく、再び青葉を茂り始め、成長を始めました。

 

 

 

注連縄を巻かれ、枝垂れ紙を垂らし

邪悪なものを、一切寄せ付けない

御神木として崇められてます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

峯八幡神社の境内は高台の場所に鎮座してるので下からは坂を上がり

参道を通り、一の大鳥居を抜けて、山門を通り、境内の本殿前に

入るのが社寺仏閣の正式参拝と言われてます。参道の中央は神様が

歩く道、参拝は参道横に寄り、歩くのが通説。

 

 

 

 

 

本殿横の公孫樹の巨樹

 

下の写真は去年の12月3日の

本殿前の菊の大鉢の観賞会を片付けの

写真ですが、巨樹の葉はまだ色付きませんが

他の公孫樹は黄色くなり落葉してました

巨樹の生命力は何かが特別な生き抜く

力の違いなのでしょうか。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


スタジイの巨樹 東京大空襲爪痕

2020-03-10 | 巨樹

朝から雨降りの中、午前中に、都内に花物を配達。帰宅途中に上野から、本郷通りを

抜けて、駒込方面から王子、そして荒川大橋にて安行方面と向かう予定で

したがラジオから1945年3月10日、都内下町、上野、谷中、駒込方面、

いわゆる下町への下町大空襲が行われたのが3.10  75年前と聞こえてきました。

夜間空襲で多くの方が亡くなられた言われてます。 運転しながら75年の過去

と聞き流してました。 もう都会ではそんな空襲なんて忘れさられてる

そんな気持ちでした。 ところが急に本郷通りを車で走っていたところ、本郷通りの

道沿いに、栄松院が近づくに、スダジイの巨樹が頭に過りました。 1年3か月ぶりに

栄松院、お寺様の駐車場に入ってしまいました。 何故か写真を載せてます。

 

 

 

 

 

 

上の3枚の写真は、75年前の大空襲の焼夷弾や爆弾の爪痕が残り、炭のように

炭化してます。 初めて見たときの衝撃的な姿に我を忘れた過去を思い出しました。

当時は竹の囲いなどなく、目の前で見ることが出来ました。 さらにやっては

いけないこと、今でも忘れません中央穴の位置の左際、炭化した場所に手を添えました。 

急に電気が走ったのを覚えてます。 慌てて後ろにヨロケタノを覚えてます。 ビックリした過去が

有ります。 手には真っ黒な炭が付いたのを忘れもしません。巨樹がさわるな

と声をかけたのでしょうか? 今では竹の囲いが出来て、立ち入り禁止です。

 

真横から見た巨樹の姿ですが前面は炭化して幹が

枯れて、去年切り倒されてますが後者は、生きて

緑濃く再び生育してます。

 

 

 

 

生きてた時の姿は幹回り9.2m

樹高10m 樹齢800年と言われる

スダジイの巨樹です。 

 

 

 

  

 

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

去年の1月の姿ですが竹囲いもなく

切り倒された間もない頃の切り株です。

 

 

巨樹は多くがお寺様の境内にあると言われてます。70%。

 

御神木になり地域の皆様に保護され、

大切に扱われ長く生き続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クスノキの巨樹 御神木

2020-02-08 | 巨樹

国内の巨樹定義は地上1.3mの場所が幹回り5m以上を超える樹木は、環境省、巨樹の会、

少し定義は違いますが(巨樹約3300本)として認定されます。 5m~3mは巨木、それ以下で大きな木

と言われてます。 東京都巨樹会に長く在籍してた頃、多くの巨樹を見てきましたが、

静岡県熱海市、来宮神社境内の大楠の巨樹は規格外です。まさに巨樹の姿の迫力、

大きさ、うねるような樹皮、岩を抱える姿、何度も熱海に来るたびに出向きました。

推定樹齢2000年 幹回り24m 樹高20m。 九州を除く、国内の巨樹の1位のクスノキ。

 

 

 

後ろ側の姿です。

 

 

今ではすっかり境内も、巨樹の周りも整備されて1周するとご利益が授かると言われ

特に若い女性の参拝客が多い来宮神社です。下の写真は10年前以上の写真で

近寄りがたい姿の

大楠は御神木で有りながら、深い森の中で鎮座して、幽鬼漂う姿、巨樹の樹皮には蛇が

住みつき、とぐろを巻く樹紋が見え、誰一人この場所にはいませんでした。今の

来宮神社のきらびやかな境内とは異質の時代でした。 5年前に神社は方向転換して

誰もが来られる神社に変身をいたしました。 今では多数の若者たちが来社して

社務所の中にはカフェまで出来、時代の流れを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ご住職様が代替わりしてお若い息子さんがご住職になり、方向転換して

誰もが気軽に来られる来宮神社に方向転換をしたと言われてます。当時は

参拝客のいなく、静けさが漂う境内の大楠の姿だけが印象的でそれ以後も

参拝を繰り返してましたが、4年前ごろにこの新しい姿を見て、少しは

驚きましたが、社寺仏閣も生き残りをかける、今の時代です。

ご住職になられる方が居ない、多くの社寺仏閣があるのは今のご時世です。

 

 

    

 

 

 

       

 

 

    

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ケヤキの巨樹 生き続ける

2020-01-22 | 巨樹

埼玉、県庁の浦和駅の南西500m
旧中山道東側に鎮座する調神社。数日前、県庁からの帰りに立ち寄りました。  (調)つきが月と同じ読みから

月待信仰に結び付き、月社と呼ばれるようになった、調神社の境内の外に
樹齢500年以上 幹回り7.4m 樹高25m弱 の巨樹が

石組みに囲まれて生き続けてます。 見ての通り正直、痛々しいほどの姿を
してます。 多くのケヤキの巨木、巨樹は、ケヤキ特有のバクテリアが
地中から樹木に入り、長い年月をかけて寄生して、樹木から養分を

吸い取り、樹皮に巨大なコブを作り上げます。数百年をかけて樹木自体を空洞化
させる、このケヤキの巨樹も中は空洞になってます。

初めて出会った数十年以上前と形態は同じですが、巨大なコブが2017年に
地上に落下したことです。樹木自体に巨大な深い傷が残りましたが

青葉茂る季節でも葉を出して、生き続け、まさに御神木の力。










2年前までは結束バンドを占めて
落下防いでましたが、重さには耐えきれなかったです。黒の樹木保護シートも巻かれ
それでも毎年季節の進みに、葉を出して、緑濃く茂る季節を迎えてます。
生き続けるケヤキの姿を載せて見ます。

















上のコブの表情を見てください。
苦しそうに見えませんか。通称、人面コブと巨樹仲間では有名で、

御神木ゆえに悩める人たちを苦しさから、救ってきたケヤキの表情を
表してます。 でも一説に1m以上のコブが落ち

傷口の痛さをこらえてる、表情ともいわれてます。 四方からの撮影を載せます。
穴が開き、空洞化がさらに進んできてます。 各地の巨樹と言われる
ケヤキの木の多くが、この空洞化がみられます。






      





     


下の幹回りに巨大なバクテリアコブを
見つけたのですが、1年前には気が付きませんでした。
巨大で1mを越してます。 コブは下部で膨らみ上部に数十年、数百年かけて上がると言われてます。信じられません。
果たしてこの大きなコブが上部に上がる、とても見ることは
私には叶いません。










1年以上ご無沙汰してた調神社、
写真を載せて見ます。 実は建設業をしてた時代は、浦和で高層マンションや工場などを建てる時は
必ずこの調神社に参拝して安全祈願、速やかな事業推進を祈願してました。

大宮では大宮氷川神社など、完成時には御礼の挨拶も忘れませんでした。

調神社は狛犬の像ではなく、ウサギの像です。手水舎もウサギさんです。境内にはケヤキの巨木が
沢山見られる神社です。





   



   





     




     






     





    

































銀杏の巨樹 御神木

2020-01-13 | 巨樹

王子駅のホームからも見える
王子神社の御神木、イチョウの巨樹は(推定樹齢600年、樹高24.2m 幹回り5.2m)

の公孫樹は太いほうの幹は、昭和20年の東京大空襲の爪痕で上部が
折れてますが、今は強い生命力で力強く生き続けてます。
見ての通り根元から幹を上げて千本公孫樹の姿を見せ始めてます。

この場所は隅田川にそそぐ石神井川の旧流水路に当たり音無自然親水公園の
石畳の道の右岸の石段途中に、イチョウの巨樹は鎮座してます。11日の
夕方、帰り道、王子駅を降りて、久しぶりの出会いでした。
































5時近く前に薄暗くなってきました。
常夜燈が灯り始めて趣ある、音無川公園の石組みの道路、さらにこの道の
脇の石段を上がり巨樹を見上げました。  細い小道を進むと王子神社の境内に

出ることが出来ます。 1日でもこの道を通る人はまばらです。
何十年も歩いてきた道ですが、全く変わりません。







      























王子神社の境内には明かりが灯り始めてます。
 境内にはクスノキの巨木が4本鎮座してます。



















    





帰宅途中、京浜東北線のドアから
銀杏の巨樹を見た途端、急に足が動き、閉まるドアから飛び降りてしまいました。








































タブの木の巨樹 霊気漂わす

2019-12-27 | 巨樹


年末のお寺様に仏花を
届けるのが安行花き部の最後配達仕事、安行地区、鳩ケ谷の近辺のお寺様、本日は配達先は地蔵院、
創建は724~749年 広い境内には多くの樹木が茂る鎮守の森。

その中でもひときわ目立つタブの木の巨樹、樹齢500年 幹回り6m 
樹高20m以上、竹林の中ほどに鎮座してます。
2017年度までは許可を得て中に入れましたが、今では
結界を設け何人も近寄ることが出来ません。 撮影は土塀やフェンスからの遠方よりの

撮影です。1年半前にこの前に立ち鈴を鳴らしたところ、ゾクゾクと寒気を感じて
すぐに立ち去った過去があります。 聞き伝いによると、後にこのような状態が続き

お寺様が結界を設け入り口を閉鎖した経緯があります。 
何人も中に入ることは出来ません。霊気漂うそのタブノキの姿を。



















































地蔵院様のご本尊は不動明王様で
つい近年不動明王様を祀る不動明王堂が完成してます。 五色の垂れ幕が美しいです。
境内の中にはシラカシやヒマラヤスギの大木が存在いたします。





     






     




毎年ですがお寺様に沢山の
仏花を収める、年末の配達の最後の仕事です。 安行地区は多くのお寺様が有るので手分けしての
配達ですね。 風が強い1日でした。





























麻布十番繁華街 銀杏の巨樹

2019-12-14 | 巨樹


弘法大師開設の古刹に立つ、
推定樹齢700年、幹回り10.4m 樹高20m、東京都麻布十番街の一角の善福寺の
境内に御神木として鎮座してます。

この巨樹の特徴は規格外の乳こぶを垂らし、その長さは2mを越してます。
イチョウの巨樹の特徴で乳柱、また気根とも言われ中に、
ゼリー状の粒子らしき液体とも言われる物質らしきもので、葉や茎を元気にさせる

更に昔は母乳の出ない母親の出るようにと信仰の対象になったのが、この
銀杏の巨樹でした。 
見ての通り、この種のイチョウは千本公孫樹と言われかつて麻布地域も、東京大空襲に
会い裏側のイチョウの樹皮が炭化して傷があります。


蘇ったのは親鸞聖人の杖が根付き力を与えたと言う、伝説があります。
御杖イチョウと言われ多くの人の信仰の対象となってます。
















































































主幹が折れてるので根元から
多数のヒコバエを出して数百年をかけて巨大な千本公孫樹を作り上げ

善福寺の御神木として多くの人に崇められてる関東一の公孫樹の巨樹。
今年初めての出会いでした。 思えば初めて出会ったのが確か20年前、
その姿は今でも全く変わってません、自分は20年の歳月を重ねてます。





















個人所有のヒマラヤスギ 巨樹

2019-12-09 | 巨樹

上野台東区、谷中の古い町並みの三又に
分かれる小さな道の中央に、ヒマラヤスギの個人所有の巨樹が鎮座してます。幹回り、枝ぶり巨大化。

詳しい説明は下の写真を見てください。 亡くなった(みかどパン屋の御主人)が鉢植えの小さな
ヒマラヤスギを地植え込んだのが昔、年代は100年は超えてません。 しかしこの大きさには

驚きです。今年の台風で大枝が折れ、危うく、みかどパン屋の家屋が崩壊の寸前で
あったと聞いてます。 電線も樹木の中にあり停電の可能性もあります。今や伐採の危機にあると言われてます。

保存樹木の指定を受けてますが、谷中の新しい住民と古くからの住民との意見の違いがあり
今後は台東区の判断が注目されてます。 まるであの蒲田ジャカランダと同じような境遇で

街路樹課の判断一つで、谷中のヒマラヤスギはこれからどうなるか




























































道路の脇の個人所有の
樹木は大きくなると、地区の所有物に何らかの害を及ぼすものには
行政が立ち退きや、器物破損を及ぼすものには排除命令を出します。 又電線にかかり
切れるようなことには損害賠償を請求してきます。 今やみかど屋のパン屋さんには年齢の高い

85歳の女性の主人の方が生活してます。とても難しい問題を抱えて、
保存樹木のボランテアの人たちが今、力を貸してます。 久しく来ない間に

ヒマラヤスギの環境がすっかり変わってました。 
かつてこのみかど屋に真夏の暑い時期にアイスキャンデイーを店で食べた
ことがあります。 もう8年以上前です。
でも表看板は当時のまま。 実に懐かしいです。






















ケヤキ 巨樹 色付き

2019-12-03 | 巨樹


所沢からの帰り道、通称浦和バイバス
の通りの脇、埼玉大学の近くの日枝神社に立ち寄る。久しぶりに埼玉県一位の

ケヤキの巨樹の前に立つ。 雄大な樹幹と根張り、根回りの通称、巨大な象の足、ケヤキ
特有な幹のゴツゴツ感、樹齢400年 樹高20m 幹回り9.4m 日枝神社の
御神木、古木の姿を見せてますが、古くは主幹に落雷が

落ち、幹中は空洞化してますが、今も樹勢は旺盛です。神社の参道に
鎮座する巨樹は地域の人の心のより所、いつ来ても

小さなお社ですが、この日も参拝の方々が手を合わせてます。周りには
住宅が立ち並び、大昔に出会った時には周りには、ほんの数件しか

家などが無い時代でした。変わらないのはケヤキの巨樹と石の
鳥居だけです。 日枝神社も2年前に新築されてます。











  







 








 







   






    





 





       

     





埼玉県の県木は武蔵野を
代表するケヤキです。 日本一のケヤキ並木の最長距離の浦和バイバス、浦和~所沢間

17キロの両側に総数2417本のケヤキが昭和30年ごろから植栽され
今や大きな大木になり新緑の季節、落ち葉の季節
この日も 落ち葉の清掃が道路で行われてました。

更にケヤキ並木の大宮氷川神社の参道が全国一と言われてます。






      






      






    






































クスノキの巨樹 物語

2019-11-04 | 巨樹


谷中、大雄寺(ダイオウジ)には
推定樹齢500年弱 樹高18m 幹回り6.2mのクスノキの巨樹が境内本堂前に
鎮座してます。 谷中は上野台地と本郷台地に挟まれた谷間にあり、

多く坂と社寺仏閣があります。明治、大正の古い建物が今でも多く懐かしい
町並み、路地が点在してます。 1604年に創建された大雄寺は
地図的に言うと、言問い通りから入った場所にあります。

寺の入り口の前に立つと、本堂前横に巨大なクスノキがすぐ見えます。
今でも葉を青々として境内を覆いつくし、緑の美しさで覆われてます。見ての通り
樹皮の表面には沢山の苔が生えて黒々してます。クスノキは樹皮にショウノウの成分が
出ると言われてますが、苔が幹や枝にたくさん生えてるのが驚きです。
多くのクスノキの巨樹を見てきましたが稀なる形態をしてます。




















株元はすでに樹皮が
かなり浮き出てこぶのようになってます。クスノキの樹皮とは
まるで違います。







   



クスの巨樹の根元には
幕末の3舟と言われる 勝海舟 山岡鉄舟 そしてこのクスノキをとても愛した

高橋泥舟。 彼らはこのクスノキの下で酒を飲みかわし
日本の未来をおおいに語ったと言われてます。 高橋が没後この
愛したクスノキの下で眠ってます。 




















       






 





いつ来てもお客さんが
並び、店内は満員 カバヤ珈琲 有名ですね。何度か入ってます。大雄寺近く。