春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

雪にも負けず、ヒメリュウキンカ

2018-01-29 | 植物、花
大雪から1週間、安行地区振興の山野には
降りはじめは20センチは超えてました。 1週間ぶりに、今日こちらに来ることがあり、降り積もってる雪を踏み
現場に到着、花茎を伸ばし、可憐な金属光沢の黄色の花弁を見せてくれました。暗緑色のハート型の葉が雪の中に
花と同じように輝いてました。




一部には雪はまだ残ってますが、雪の下には確かに花が
埋もれてることはわかってます。雑草のように強いヒメリュウキンカ、花も葉の色も鮮やか。変化の多い花や葉が変種が出る
種です。丈夫過ぎて大繁殖して他の植物の生活環境を荒らします。












正直、雪を入れての撮影が出来るとは思っても見ませんでした。
安行事務所より。





多肉植物アート、ポット苗総数200、その後2

2018-01-28 | 多肉植物
正午ごろ昨日都内に出向き大雪で気になった、某ホテルの中庭の
アートを見に立ち寄る、推測で多分、縦置きにしてても、被害が出てると思ってましたが、見て驚きにの色彩、まったく被害無し。
支配人曰く、無理を言って作成してもらったアートを無事に成長させてここまで来たので、雪が降り始めた段階で、大型のビニール
をすっぽりかぶせ、ホテル業務の夜半でも雪落しをしたとのことで、大変な思いで作り上げた仲間たちにも、すぐに写真を送り
感謝を述べました。   製作は去年の1月から始まり3月に完成して流れを載せます。大きさは畳、1畳弱あります。


昨日の状態、1月27日



下が2017年12月3日



2017年3月に縦置きに設置したアート


エケベリア、ベンケイソウ、アエオニューム、カランコエ、セダム、
パキフィツム、アロエ、などなどを多彩に配置をして植え込みました。ラバーを丸め、中に培養土を入れて縦置きなので、表面をわずかに
固める、工夫をしてます。 春、夏型、秋、冬型とそれぞれの成長が違うため種類によっては大きさが違います。 でも思ったよりは出来も良しです。
赤系に染まる火祭りや、もみじ祭りは今の時期とても目立ちます。










今年の寒さの中でも色鮮やかに多肉植物たちは姿を変えて、見せてくれるアートの試作品を作り、雪の日にも作業をしてくれた
ホテルの方々の力もあり、支えられて1年を迎える。とてもうれしく思い、帰宅をしました。栽培方は潅水は控えめこれだけは注意を
してもらい 後は従業員に任せる。  多肉植物は強健種、一番は間延びですが、伸び上がってるのはありますが、見た範囲では許容範囲で
これから先も楽しみです。  とても海外の観光客には好評です。








厳冬、成長、八福神

2018-01-27 | 植物、花
寒さ厳しい中、未だに成長する八福神。耐寒性、耐暑性を突き詰めた
花キリンの中でも注目の最新の八福神の小苗を購入してから数年。これまで通り、借り温室にも入れづ、窓際で育て上げた苗は耐寒性の素晴ら
しさを見せてくれます。 1970年代にバンコクに生産拠点を置いた、ジッポーの名称の会社の作り上げた多くの名品花キリンは
今でも我が家に残り、花を毎年咲いてくれます。



3種を植え込んだ鉢の各種の現在の成長。小さな2対の庖葉を出し
中央に花を見せてます。 庖は蕾を包みこみ保護する小形の葉で美しい色を持ちます。この成長は3月~11月が
通年ですが?






この姿が11月ごろです。


茎にトゲのない花キリンも現在も庖は小さいけれども、未だに花を付けてます。通称、シャインキッス。花キリンは昔はキスミークイックと呼ばれてました。
トウダイグサ属のユーホルビアで多肉植物の仲間と言われ、とても奇抜です。






ベトナムの八福神は厄除け、幸運の花として各家の
玄関に植栽されてます。




自宅にも大きな八福神がありましたが、売れてしまいました。



ここから下はかつて咲いた花キリンや八福神の姿を載せてみます。


























花キリンの園芸交配種は驚くほどの庖の色、大きさが出回り、長い間楽しませてくれます。また栽培も難しくなく、日のあたりを
十分にして、冠水も控えめで、窓辺でも育てられる性質、玄関において幸運を招きいれ大きく育て上げられる植物です。












立ち姿見事、クスノキ

2018-01-26 | 樹木
配達で川越方面からの帰宅途中に、旧の大宮地区、三橋を抜ける際に
久しぶりにケヤキとクスノキが混在する場所に立ち寄る。 立ち姿が直立で見事な巨木と言われるクスの下から眺めました。
クスは九州や本州に多くあり、年数を重ね巨樹になる樹木で、日本の巨樹約3500本の中でも最も多いのが、楠です。2番目はイチョウ、
次がケヤキ。日本一の巨樹は、鹿児島の蒲生の大楠です。 下が三橋の直立の大楠。




左がケヤキ、右がクス



周りに木がありますがこの2本だけがずば抜けての樹高です。



夏姿



根廻



都内最大の本郷弓町のクスノキの巨樹
樹齢600年、幹周り8.4m 樹高20m 



本州最大の熱海、来宮神社の御神木、クスの巨樹。
樹齢2000年、幹周り23.9m 樹高26m
クスノキは神社仏閣の境内に多く植栽されて、巨樹になるにつれて地域の人に支えられながら御神木と
なり、長く生き続けます。  クスノキは虫食いがなく、いつでも社寺の境内の建物が破損してもクスノキで補修ができる、それゆえに多くが
植栽されたのです。 また、イチョウの樹木も境内に沢山あります。 

イチョウは水分を多く含む樹木で、本殿周りに昔に植栽され
大火にあっても防火林の役目をして巨樹になるにつれて、樹木信仰の御神木になっていきました。
社寺に行かれることがあれば邪悪なものを寄せ付けない、注連縄に枝垂れ紙を巻きつけてるのが御神木です。

本郷弓町のクスノキの巨樹。


熱海来宮神社のクスノキの巨樹。近寄りがたい風貌、想像を絶する姿は、見る人を圧倒します。




安行地区 花キ部門 温室内

2018-01-25 | 植物、花
入荷が雪のため遅れてましたが本日、鴻巣から
ジュリアン、サイネリア ラナンキュラスなどなどが並べられてました。
温室内はすでに春のような眺め、写真にて満喫してくだい。ジュリアン、商品名がココロン。







バラ咲きのジュリアン


春の代表の花、サイネリア。











各地の温室からの入荷が遅れてます。雪害が理由です。 大雪や気温の低さは予想外の出来事です。




早咲き、冬至梅

2018-01-25 | 樹木
寒さに耐えて1月のはじめから咲いてる、冬至梅の美しさは
何とも風情があり、言葉も出ません。 雪の中に咲く、八重冬至も春の予感がします。
自分は白花が好きで安行の待機樹木場所に一番に見に来る、白梅です。






中輪の一重咲きの冬至梅は、園芸品種で原産地は中国です。わかるような気がします。
寒さに耐える冬の梅は盆栽などに使われ多くの、ファンがいる事で有名な梅です。




白梅は樹木を背景にすると、とても似合います。





白梅は数が咲く前よりひっそりと咲く風情が、好きで自分勝手に決めてます。  

大田花き市場から搬入した枝物の八重冬至白梅が見事に咲きました。




樹木を守る、布巻き、こも巻き。

2018-01-24 | 樹木
樹木の中でも樹皮の剥がれが顕著に出るケヤキは特に外皮全てにわたり
出ることがあります。2年前に川口駅前のケヤキに布巻きを施して始めての大雪でした。とても樹勢が当時は弱ってました。
中腹までグレーンを使い、布を巻きました。 布巻の役目は樹木が弱ってきたときや、夏の樹皮の乾燥や日焼け、また冬の寒風から
樹木の亀裂、剥離を防ぐための防寒にもなります。布巻はこのような役目をします。今年で3年目、回復が期待できます。


川口駅前ロータリー内の大ケヤキ


巨木の樹勢を回復させるのに全てに布巻をおこなうことが何年も続けられます。





ケヤキの樹木の外皮の剥離




下から上まで極端な剥離、外皮が寒風にさらされ生育に影響がでます。


剥離の極端なケヤキ。

ケヤキの樹皮にも形が違う、ウロコ状の樹皮があります。


こも巻きは良く見られ、その役目はコモを樹木に巻きつけるのは啓蟄のころにコモを取り外して焼いて害虫退治が目的です。



埼玉県の県木はケヤキです。県の木を守るために各地域の自治体も
補助金を出してます。県内の一番のケヤキの巨樹を見てください。通称、ゾウの足、樹皮の模様は巨樹だけに見られる
斑模様の樹皮です。 大久保の大ケヤキ。樹齢400年、幹周り9.1m、樹高25m。





外皮を見るとその樹木の健康状態がわかるとベテランの造園士は言います、感心するばかりです。








梅ノ木天神社 蕾膨らむ

2018-01-23 | 樹木
川口神社境内に梅の名称が付く
神社があります。 菅原道真公の御分霊を御祭神とする、梅ノ木天神社が本殿、裏手にひっそりとあります。
山門から入り参拝を終わりそのまま帰ると見ることが出来ません。白梅の蕾が膨らんで、春の予感です。















早咲きの梅が各地に咲いてますが、この場所の梅は硬く蕾を
閉じてます。今日の大雪は、雪国の人たちの苦労がわかります。 道路の除雪や交通のマヒ
先ほど安行地区の除雪をしましたが、大変な労力を要しました。


梅ノ木天神社の開花をいつも逃します。昔で申し訳ないですが2015年の梅の花を載せておきます。咲く場所も大切な要因です。












スズカケの樹皮、雪のように真っ白

2018-01-23 | 樹木
昨日は安行事務所で泊まり、今日は朝から大雪後に備えて待機、
数件、枝折れの処置を済ませ、帰宅途中に、地元の川口神社に立ち寄る。参道の脇に有る、保存樹木2本のスズカケの巨木の前にたたずむ。
見上げるその姿は真っ白、スズカケの木でこれほど白い種類は自分は見たことありません。
何十年、子供のころから眺めてる、スズカケの姿、どこまでこれからも白くなるのでしょうか?






樹皮は樹木自体が成長をすれば、外樹皮は成長を
しませんから太さが増せば、切れ目が縦、横に入り樹皮は剥がれてきます。外皮は成長を
終わり老化して自然に剥離します。  上部の幹が外皮がすべて剥がれると真っ白な姿になります。








川口神社の本殿


近くに来れば、必ず手を合わせ、参拝してます。 



参考に樹皮の白さで知られてる、シマサルスベリを載せておきます。
初夏ですが、この巨木は国内では屈指の白さです。









多肉植物、エケベリア 蕾

2018-01-21 | 多肉植物
エケベリアが蕾を葉間から上げ始めました。桃太郎の交配種で
毎年早く一番の花茎を上げます。





自宅の桃太郎の親株は冬でも成長を緩やかにしてます。葉爪を紅に染め球体も20センチ近く大株になり始めです。


花ウララも冬にも丸く山のように成長をさせ、葉の色変わりの部分が
今年の春以降の成長部分です。



一番下の葉の部分は3年前の葉で、鉢からすでにはみ出すように成長をさせて、お椀型に育てる用に栽培です。



この2種は自宅で育て、温室には一度も入れて無く、どこまで育つか試験中。



ユーホルビア属のオベサの姿は変化無し。根が細く冬にも根枯れをしないように状態を見て水をわずかですが与えてます。


自分は毎年、サボテン、多肉植物から季節の流れを
感じ取ってきました。