春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

雑木林 池

2020-06-16 | 水生植物

今日も朝から気温が上がり、造園の仕事を仲間と1日勤める。

この時季から、春先と違い花き部の店頭に、お客様が少なくなってきます。

 

毎年のこと、今日は昼休みに安行地区雑木林、母と子の森に出かけてみる。5分の距離。

春のイチリンソウ祭りなどが今年はすべて中止。久しぶりに池回りを

 

ゆっくり歩いて見る。  誰一人会う人はいません。静けさが漂ってました。

池回りにはキショウブ、温帯スイレンが静かに咲いてました。

 

 

 

 

小さな池には温帯スイレンが波紋に揺れて、水鏡と違う

趣を見せてくれてました。

 

 

 

 

 

 

雑木林の丘陵地帯に湧き出る冷水は1年中流れ、池回りを潤して

くれます。 今日の様な暑い日でも湧き水は驚くほど、冷たいです。

 

 

 

 

 


温帯スイレン

2020-05-27 | 水生植物

久しぶりに知り合いの福寿園の敷地内の池回りを、車を路肩に留め

僅かな時間、眺めて見ました。 美しさが、みなもに漂ってます。

水鏡、葉が生い茂ると見られませんが、ちょうど良き環境、花数は

少ないですが、自分の最も好む環境でした。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

今年はブラシノキを何度か見てきましたが、美しいその姿は見られないと

思って撮影をしてもスルーしてきましたが、偶然この時期に素晴らしい 

出会いがありました。 揺れる姿が実に美しいです。

 

 

 

 

花々の出会いは偶然に左右されることが

自分は多くあります。かなり長い間

どんな時でも車にはカメラ積んでます。

今日は暑い1日でした。

日常に戻る日々を模索してます。

 

 

 

 


アサザ 大群落

2020-05-25 | 水生植物

春日部に昨日は1日中、植え替えの仕事があり、ガステリア趣味の方の

栽培品を2年置きに訪ね、植え替えを行ってます。 高価なガステリア、

数が多く、一部でも撮影許可が下りれば凄い栽培品を見てもらえるのですが

最初の6年前の契約書には撮影は出来ないと書かれてます。 

 

朝早く出て春日部にはアサザの大群生地帯を早朝見て、撮影してから仕事です。

当然 アサザは昼前には花を閉じます。 わずかな時間ですが撮影をしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサザの生育地帯は大落古利根川の横の水路(200m)に生育して、出入り口から

河川水が流れ込んでます、出入り口はここだけです。自然のままの姿を見られたアサザは多くを

見てきた私にはこの場所はとても新鮮です。 今では2000年以降、準絶滅危惧種として保護されてます。

 

数十年前に霞ケ浦のアサザの大群生を見てきましたが、今では見られません。

保護されて、霞ケ浦の奥の池ででひっそりと生育されてます。

 

   

 

 

 

 

 

春日部のシンボル的な存在の

古利根川、ミツガシワ科のアサザ属

見る機会が少なくなり、

危惧してる多くの方が居ることを

知ってます。

この場所のアサザは毎年大群生して

地区の人に守られながら生き続けてます

 

 

 

 

 


温帯スイレン ヒツジグサ

2020-05-17 | 水生植物

埼玉岩槻城址公園は春の桜祭りが、有名ですが、私には今の季節

公園内の池に咲き誇る、数万の外来種の温帯スイレン、さらにヒツジグサ

 

が乱舞する光景が大好きです。未の刻(午後2時)に花が咲くゆえに

ヒツジグサと言われてますが、実際はかなり早い時間に咲きだします。

 

池の中央には八つ橋があり橋の中央からの眺めは、2種のスイレンの

圧倒的な花数、葉の美しさに、見とれるばかりです。 最初は外来種の

温帯性スイレン、花、厚み葉の美しさ、咲きだせば長くみなもに浮かびます。

右は咲き始め、まだ白色が強く、日にちを増せば赤みを帯びてきます。

 

 

 

 

 

 

 

八つ橋手前が温帯スイレンの生息

生育範囲内が見るとよくわかります。

手前がヒツジグサ、境界線が

はっきりわかります。

 

 

 

 

 

 

 

外来種の温帯スイレンと言われるスイレンは各地の池、沼に繁殖して強い生命力を

見せてくれます。かつて見沼池で12月頃まで最後の1輪を見たことがあります。

 

ヒツジグサ、可憐な白花はみなもに涼しさをこれから感じさせてくれます。

 

 

 

 

沼池で見かけた花々。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の様な陽気

今日も無事に終われそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


水芭蕉 咲き始める

2020-03-27 | 水生植物

安行の(母と子の森)の雑木林の池近くに、水芭蕉の仏炎苞の白さが目立ち始めました。

今年は例年になく株立ちが早いです。 多くは葉を出す前に花柄を伸ばし

開花する仏炎苞の中の棒状の花を包み込む、苞を仏像の背景に見立ての

名が由来です。 花は棒状に小さな黄色く付いてるのが花です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツガシワの開花時期が早めです。多年草の一属一種、数が少なくなってきたのが

気になってます。見ての通り白の縮毛を沢山つけ、群生咲の純白の花がとても

美しいです。 茎先に付いた柄に20輪の花を沢山つけます。 3月下旬~4月

長い間咲き続け、水辺にてその姿を見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

        

 

ミツガシワは氷河期から生き続けてる太古の植物として有名です。 このタイプと

似てる植物が化石となって見つかってます。水生植物として異例のことと言われてます。

 

 

最後はヘラオモダカ、葉がヘラに似てる、全国至る所で見られる多年草。

水田内に大群生して、邪魔者扱いされる、植物ですが花はとて小さく愛くるしい花。

 

 

 

 

 

 

若かりし頃仲間と尾瀬にて、水芭蕉を

木道の道を歩き見た当時を

思い出します

 

 

 

明日は天候が崩れそうです。

外は強風が今、吹いてます。目まぐるしく

日々変わります。 帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 


水芭蕉 芽吹き

2019-12-28 | 水生植物

早朝、安行地区に向く途中、雑木林の中の

母と子の森に立ち寄りました。 今は入り口にネットが掛けられ立ち入りが、禁止されてます。

この場所は安行中学校の近くの丘陵地帯で、早春のイチリンソウやニリンソウの
数少ない自生地、毎週、見回りが入る、今日は私たちの当番。

盗掘がこの時季も行われるので見回りがあります。 寒さが今日は厳しく
薄氷が近くの池に見えます。 驚いたことに水芭蕉が新芽を吹き出してます。

この寒い中、正直驚きました。 近くの水流れに手を入れると
物凄く冷たい、すでに来年の準備ですかね。まさに季節は巡る。










































数年前にはこのような
大きな群落がありましたが度重なる盗掘にあい今では群落は少なくなって
しまいました。 


























ハス田 果托の世界

2019-11-05 | 水生植物

上野不忍池はすでにハス葉は枯れて

ハスの花托は終わり、果托になって水面に落ち、あるいは花茎が折れ

首を傾ける、そんな姿が多く見られ、秋のハス田の終わりが

近づきました。 季節の移ろいが1年の最後に近づき始めてます。





































      







     



すでに何度も同じ場所からの

撮影を続けてますが、その場所に立つと新鮮な気持ちになるのが1月。






水生温室 川口グリーンセンター

2019-10-08 | 水生植物


春先の黒藻の発生と

3年前からコモドオオオニバスを入れてから、熱帯スイレンが、浮き葉を広げられず

多くの熱帯スイレンが展示されない育成温室に入れられ

毎年美しい熱帯のスイレンが見られなくなりました。 久しぶりに水生温室に

入りましたが最高の状態を見ることが出来ません。わずかな水面に咲く花を

載せて見ました。



ジェネラルパーシングの名称の水面に写りこむ水鏡を強調。
この温室で30年以上前に今は亡き水生植物写真のプロ出会った人に
初めて教えを頂いた当時を思い出します。彼は水生植物の性質、浮き葉の見極め方、
撮影の仕方全てを長くかかりこの場所で教えてくれました。


































水ヒナゲシとても可愛らしく咲く様子は
可憐です。





   




ご存じのように熱帯スイレンの
浮き葉はとても薄く繊細です。 縁取りのギザギザは空気溜まり、浮き葉の裏側に空気をため込み

浮力を増してます。 又葉には大きな切れ込みがあります。 これは浮き葉の表面に水がたまると

切れ込みから水を逃す役目。さらに水中から上がる蕾が葉の真下に来ると

その蕾を切れ込みに誘い、水面に逃す役目をして花を咲かせます。 葉は大きな役目をしてます。

オオオニバスやコモドオオオニバスも葉に切れ間の役目も同様です。水の中で咲く

植物は進化の流れの中で大きく変化してきたと彼に教えられました。

当時は勤めてた建設会社がグリーンセンターの近くで昼休みにほとんど数年毎日通いました。

懐かしい水生温室で、今当時の彼と同じぐらいの年になりました。長く読んでくれまして感謝。























不忍池 果托の世界

2019-09-09 | 水生植物


先週の上野不忍池の姿
はすでにハス花の世界は終わりを告げようとしてました。

池一面、ハスの大葉がまるで風にあおられ、波のように
揺れる中に、花弁を落とした果托が波面に姿を見せて揺れて
ハス花の名残を見せてくれてます。 毎年繰り返される

ハス池の春夏秋冬、季節の移ろいが過ぎ去ってゆきます。
果托の窓から覗く種の表情はユーモラスな一面を見せてくれます。































蓮田のハス花の季節は
終わりを告げてきました。 しかし花托から果托は長く不忍池に沢山の表情を真冬まで

見せてくれます。 真夏の表情と真冬の表情をぜひ来てご覧ください。
















今日は1日中、大枝の伐採と
落ち葉の路上の清掃、真夏の気温、さすがに疲れました。 総勢15名で
完了いたしました。  帰宅です。 夕焼け空の美しさが窓越しに見えます。



























オオカナダモ 流れの中

2019-08-31 | 水生植物

8月最後の日、朝から埼玉安行地区
暗い雲が広がってます。少し日が照ってきました。もう8か月も過ぎ去ったとは季節の流れの
早さに驚いてます。  サルスベリ並木の見沼代用水の川には

外来種のオオカナダモが水の流れの中、小さな白花を
咲かせてます。 又サルスベリの落ち花が絡み色彩を高めてます。

1mを越す藻が水中でユラユラ揺れる姿、周りのサルスベリ
夏の最後を飾るにふさわしい景色、































3弁の小さな花を
咲かせるオオカナダモはとても強い水生植物、低温や
水質の悪条件でも生き延びます。大繁殖して
生態系を崩す植物として嫌われ者です。 毎年この流れの中で見られる
オオカナダモ、ここの水流の中では定番の植物になってます。  行ってきます。