春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

エレガンス、ピンク 開花

2018-04-30 | サボテン

エキノプシス属とロビビア属の交配種、交配士から助言を頂、何種類かを参考に6年前に
交配して作り上げたサボテンで、名称をエレガンスピンクは3月の初旬に小さな蕾をあげて。2ヶ月を要して昨日夕方の6時ごろから開き始めまし 
た。本来は日中咲きですが、この株は夜半咲をしました。


昨日の夜半の10時ごろの全開模様で、香りがありません。縁取りがピンク、
中央が白色、中心は薄い緑色。いかにも交配種の色彩です。





今日の30日の午前10時ごろの花の姿ですが花弁が反り返り、最高の状態は
終焉となってます。




花咲く前の姿、咲き始め。

   

シベの状態は巻き込むオシベの姿、中央のメシベは長く伸び上がってます。
いかにもエキノプシス属の形態を見せてくれます。




  

終わりが近づきました。

  

1日花の短命なサボテン花ですが交配種ならではの色彩、形状を見せてくれました。
夏の夜の花が咲き始めました。  今日は午後からの出社でした。







ユリの木 巨木、花

2018-04-30 | 樹木
北アメリカを原産地とする高木で、日本では明治時代に渡来いたしました。これが
新宿御苑のユリの木です。すでに100年以上たってます。5~6月にチューリップに似た形の良い、香りをする花を咲かせます。
縁に大きな切れ込みのある、独特な形の葉が、着物の半テンをイメージさせることから、ハンテンボクと別名がついてます。
葉は長さ10~15センチ、秋には鮮やかに黄葉いたします。 成長スピードが速く、国内にも巨木が多く存在いたします。


いつも花がとても撮りにくいユリの木の花でしたが、枝がたれて覗くように撮影が出来、幸運でした。







樹木全体を覆う花の数は数千にも及びます。鮮やかさは見る人を魅了いたします。






いつもの場所のユリの木の巨木です。国内に入った最初の木です。





根廻の巨大さはユリの木の巨木の特徴です。



    

日本一のユリの木の幹周りの木は、上野国立博物館前にあります。
何と幹周りが5メートルを越えて、長い年月を超えた、神々しい巨樹の姿を見せてくれます。




     

御苑のユリの木は葉を落とす秋にその樹形が良く見られ、また実が並ぶ
姿も秋の風情です。 数年に一度、大型の重機が入り剪定が行われてます。


    









樹木最大の花と葉 朴ノ木

2018-04-29 | 樹木
巨大な樹木で樹高が20~30m、幹周りが1mを越すほどになる
樹木も存在いたします。葉は枝先にまとまって付き、葉の質は硬く、厚みがあり食物を包んだ葉として使われ、包む木が変化して
朴ノ木としての由来があります。花も葉も国内では最大です。 

花は直径15㎝にもなるほど大きく、花弁は6~9枚あり、秋に見られる実は集合果で10~15cmと大きく熟すと袋が裂け
2個の種子が確認できます。 2樹木の内の広場の大木。1時過ぎの時間帯。


咲き始めの半花、どこにも傷が付かず、シベも虫たちのまさぐり無く
綺麗な花姿はめったに出会うことがありません。 幸運でした。





開いて間もない蕾も上空に見えます。風の強い日でした。 



樹形は遠方から見て、小山のような姿を見せてくれます。



開花して1日目の花です。


まれなる大木の姿です。

    

蕾から実までの流れです。実は9月ごろの時期です。

         


2番目がつつじ山の朴ノ木の仲間です。朝から咲き始めの1時ごろです。
久しぶりにこの場所で見事な花を見せてくれました。








  

巨大な朴葉の中央に花を咲かせ、見る人を魅了します。


 

朴ノ木は出会いの少ない樹木で傷の付かない花を見ることも難しいです。安行地区にも見かけない年数がたってます。
朴ノ木を見るために各地を歩いた経緯がありますが、この花を見るたびに思い出します。新宿御苑より。












 

シナミザクラ 実

2018-04-28 | 樹木
3月中旬に咲いたシナミザクラ、中国産の桜で桜桃と言われこの時期に
綺麗な、艶のある紅色の実を枝一杯につけてくれます。綺麗な眺めです。 実は酸っぱいですが、この味も今は初夏の味。













      

花が3月に終わり、すでに青葉が茂り、実をつける季節。  季節の巡りの早いこと。
もう新緑の5月が目の前。


各ペチュニア、配達

2018-04-28 | 植物、花
安行花キ部の温室から都内に、配達された、ペチュニア、スーパーチュニア、
プレミアムペチュニア、毎年新しい色彩が増えてきます。7.30に安行を出て都内周り、連休でスムーズに流れ、各地の花物店、駅中の
フラワーショップ などなど切花、鉢物を搬入、春のパンジーやビオラの花壇物が一段落して、これからは鉢物で色鮮やかな、ペチュニアの配達を
無事に種類17、各10鉢、総数170鉢、切花各種を搬入しました。  今日は軽トラ5台が各地域に。


ペチュニアの色彩だけ載せてみました。








    


    

   


    


    

ペチュニアは品種改良がとても進み、パンジー同様色彩豊かに生み出すことが
できる、植物と鴻巣の園芸農家からお聞きしました。 色彩豊かな大中小すべてがそろい見事な作りで、皆様方のお宅で元気に
育つことが出来ると期待を込めます。

コウゾ 花

2018-04-27 | 樹木
クワ科のカジノキ属、ご存知のように樹皮は和紙の原料に、
さらに果実は赤く熟してとても甘いです。花はとても形が珍しく、雄花はその年伸びた枝の付け根にびっしりと
咲き、雌花は多数の花が球形に集まり、糸状の赤い雄しべが、突き出てまるでウニのよう見えます。











   






樹形は枝分かれして長く枝を伸ばします。樹高は5m近くまで大きくなります。
花期はちょうど今頃の5~6月。花色が赤紫のウニ型と造園では呼んでます。安行地区、樹木待機所。花が珍しい樹木です。

ウケザキオオヤマレンゲ 受咲大山蓮華

2018-04-27 | 樹木
10センチ以上の花を薫り高く高所に白花を、上向きに咲かせます。(受け咲き)
撮影がとても難しく、今年も脚立を持ち込んでの真上からの撮影です。


ホオノキとオオヤマレンゲの自然交雑種で、朴の花より小ぶりで、今年は4月の下旬から
咲き始めました。樹木の花の包み込むような種類は、見ごたえのある花を咲かせ、自分は大好きな樹木花です。




地上からの撮影は下からの姿しか見えません。



蕾の美しさも新緑に似合います。




  

樹皮は灰褐色、樹高も8m近くになります。タイサンボクやホオノキは
成長が早く、大木になるので敬遠されますが、オオヤマレンゲやウケザキは庭木などに植栽される人気の樹木です。







樹木の白花はこれからとても目立つ季節になります。安行地区、振興より。 



奥能登、巡り旅

2018-04-26 | 旅行
羽田空港から1時間弱、のと里山空港に着く。早朝の便であっと言うまです。
海岸線、輪島、千枚田、禄剛崎灯台、見附島、を巡り 夜半に東京に。 特別な日程でした。


日本海の荒波に浸食された岩に空洞ができた、巌門。海岸線に下りるのに
急な石段を降りる、当然上りも有り。






  

輪島地区の河川の中央に見事に咲く八重桜、奥能登もソメイヨシノはすでに終焉。



  

能登半島の最先端、禄剛崎灯台、海に日が昇り、海に日が沈む唯一の場所。
古い歴史がある灯台は130年近く灯してる灯台。 能登半島で採取された石で作られてる灯台。灯台真下は鬼の洗濯板、
外浦と内浦の波がぶつかり合う海面。




    

軍艦島と言われ、名称が見附島、国定公園に指定されてる。







灯台の明記版に菊の紋章が付けられてる唯一の灯台。









久しぶりの能登半島の一人旅、急ぎ足の日程、若いころは何度もありましたが
苦にはしませんでした。 年齢を重ねて今は? 







能登 白米千枚田

2018-04-26 | 植物、花
石川県輪島市白米町にある、世界農業遺産。能登の白米千枚田。
能登の里山里海の代表的な棚田。 約4ヘクタールの範囲に1004枚の棚田の広がる風景を見せてくれる。
2011年6月に日本初の世界農業遺産に認定される。








この時期はご覧のように棚田に水が引かれ、5月には田植えが始まります。
その時期は多くのカメラマンが押し寄せます。今の時期は見物客もちらほらでした。今も日本古来の農法である苗代田を復活させて進んで行きます。





  

春夏秋冬、季節の流れの中で古来から受け継がれた方法で稲作が棚田で行われてます。


  



星峠からの撮影した古い、山古志村の棚田の撮影は、批評をしない写真家の亡き先輩が写真を見て批評をくれた
唯一の写真で大切に今も残ってます。





 

何十年前の写真でも見ればその場所に立った思い出が蘇ります。この撮影場所は有名な場所。プロの写真家も
多く来る場所で、絶好の場所で多くの方がマナーが良く、来た人から順次撮影を始め、次の人に席を空ける。驚くほどの混雑でした。キリが沸けば狙いどこが
皆同じです。 今どうなってるのでしょうね。

のとキリシマツツジ 満開

2018-04-25 | 樹木
能登の天花、のとキリシマツツジが石川県奥能登に春を告げてます。品種改良を重ね深紅色の
花弁が特徴で葉が見えなくなるほどの姿。色彩、花弁、多種多彩、愛好家の長年の改良によって生れたのが、のとキリシマツツジです。


由来は古く、キリシマツツジは江戸キリシマと言われ江戸時代に作り出され、1656年以降に
本キリシマが江戸に入り品種改良された苗が日本全国に広まり、1700年代にキリシマツツジが能登に渡ったと言われてます。
(のとキリシマツツジ普及会)説明。




花も見事ですが、能登のブランド瓦、黒瓦の景色に見とれました。建築の仕事を何十年携わってたので
奥能登の黒瓦を知ってましたが、見るのは初めてでした。材料の土も奥能登のブランド土と聞いてます。




輪島近くの料亭の玄関の前に見事に咲く、のとキリシマツツジ



キリシマツツジは手を加えなければ長く生き残れないツツジと言われてます。まして能登半島は
冬の季節は厳しい環境下、名家や農家や家々の人々に大切に何百年も守られ、代々残る大株が能登に沢山存在します。のとキリシマツツジ祭りも
各地域で行われてます。



    


能登のブランド、黒瓦は能登半島に多く見られます。瓦の100%弱が民家、お店、納屋、
倉庫、さらに朽ち果てるような物置も黒瓦です。 光り輝く漆黒の色は目を奪います。大雪地方ゆえに雪を素早く溶かし、瓦から落とすための
釉薬が薄く塗られてます。マンガン系統の塩害に強い釉薬、さらに黒瓦はとても重く、日本海からの強風に家を守る役目もしてます。 









  

日本海の荒々しい景色。珠洲地域の海岸線の黒瓦の集落。年数を重ねても黒瓦の輝きは
薄れることはありません。 





  



羽田から、のと里山空港まで1時間弱、便利になりました。早朝のフライト、夕方近くの
便で、日帰りも出来ます。 20年前には考えられません。