春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

キカラスウリ 冬空

2019-12-31 | 植物、花

恒例の年末の挨拶に、親方の家に訪れて
帰り道に、今年最後のキカラスウリの実を眺める。去年も大晦日に載せた実です。

今年も最後を飾るキカラスウリの実は鮮やかに、早朝の寒空の中に
見事にオレンジ薄く輝いてました。































会員の皆様1年有難うございました。


良き年をお迎えください。







満月ロウバイ 鐘楼脇

2019-12-29 | 樹木


花の寺、安行興禅院の山門を入ると
すぐ横に鐘楼があります。梵鐘を撞くための石段を上がると

正面と左下には、満月ロウバイが沢山の蕾と、すでに半分以上が、甘い香りを
発し開花してます。 除夜の鐘を突くために多くの参拝の方々が

訪れる興禅院、大晦日を迎える準備は整えられてます。















































明日の30日が自分の仕事納めです。
1年はあっという間に過ぎ去ろうとしてます。多くの人に支えられた1年でした。


水芭蕉 芽吹き

2019-12-28 | 水生植物

早朝、安行地区に向く途中、雑木林の中の

母と子の森に立ち寄りました。 今は入り口にネットが掛けられ立ち入りが、禁止されてます。

この場所は安行中学校の近くの丘陵地帯で、早春のイチリンソウやニリンソウの
数少ない自生地、毎週、見回りが入る、今日は私たちの当番。

盗掘がこの時季も行われるので見回りがあります。 寒さが今日は厳しく
薄氷が近くの池に見えます。 驚いたことに水芭蕉が新芽を吹き出してます。

この寒い中、正直驚きました。 近くの水流れに手を入れると
物凄く冷たい、すでに来年の準備ですかね。まさに季節は巡る。










































数年前にはこのような
大きな群落がありましたが度重なる盗掘にあい今では群落は少なくなって
しまいました。 


























タブの木の巨樹 霊気漂わす

2019-12-27 | 巨樹


年末のお寺様に仏花を
届けるのが安行花き部の最後配達仕事、安行地区、鳩ケ谷の近辺のお寺様、本日は配達先は地蔵院、
創建は724~749年 広い境内には多くの樹木が茂る鎮守の森。

その中でもひときわ目立つタブの木の巨樹、樹齢500年 幹回り6m 
樹高20m以上、竹林の中ほどに鎮座してます。
2017年度までは許可を得て中に入れましたが、今では
結界を設け何人も近寄ることが出来ません。 撮影は土塀やフェンスからの遠方よりの

撮影です。1年半前にこの前に立ち鈴を鳴らしたところ、ゾクゾクと寒気を感じて
すぐに立ち去った過去があります。 聞き伝いによると、後にこのような状態が続き

お寺様が結界を設け入り口を閉鎖した経緯があります。 
何人も中に入ることは出来ません。霊気漂うそのタブノキの姿を。



















































地蔵院様のご本尊は不動明王様で
つい近年不動明王様を祀る不動明王堂が完成してます。 五色の垂れ幕が美しいです。
境内の中にはシラカシやヒマラヤスギの大木が存在いたします。





     






     




毎年ですがお寺様に沢山の
仏花を収める、年末の配達の最後の仕事です。 安行地区は多くのお寺様が有るので手分けしての
配達ですね。 風が強い1日でした。





























白星 玉翁 開花 サボテン

2019-12-26 | サボテン



サボテンの中の最も多くの
種類を持つ、マミラリア属のシラボシ タマオキナが咲き始めてます。

我が家では12月の終わりごろに早咲きの開花はマミラリアで
ぐるりと輪を描く王冠咲きはこれからですが、今年の冬の1番咲きの2種。

両者ともに冬の季節でも強健、サボテンの刺は痛いイメージが
有りますが、白星は真綿のようにフンワリ、タマオキナは中刺が鋭いですが
植え替えなどは、持って移植が可能な刺です。 栽培は比較的難易度は弱で楽しませてくれます。

























     


下の子吹きの株は
今年の開花の終わる時期に長野のサボテン交配士のもとに嫁入りいたしました。










冬の開花時期に最も名が出る
サボテンはタマオキナと自分は思ってます。 王冠咲、輪を描くように花を咲かせるサボテン
の代名詞と言われてます。 時期はまだ早く咲き始めを載せてます。






















追加です。
良く聞かれるのは、サボテンの花は何処から咲くのと質問があります。

種類によって違いますが刺座の上段から蕾を上げる、大型の花、エキノプシス、ロビビアなど、株は
エキノプシス属交配種、金盛丸×紅鳳丸。

陵間、刺座と刺座の間から蕾を上げるマミラリアなどがあります。名称 
影清。写真を張っておきます。






















最初で最後の玉翁の3重連王冠咲。
10年前以上の株。見て頂き有難うございます。この時は綿毛を異常なほど吹き出しました。








 


銀葉アカシア 蕾

2019-12-25 | 樹木

安行地区で最も早く早春に
花を咲かせる樹木は銀葉アカシアの、黄色い房状の花です。その蕾はすでに初秋の
頃から確認できますが、昨日の蕾の状態を載せます。 

ミモザと言われる(アカシア)は多くの園芸品種があり、フサアカシアやこのアカシアは葉が銀色、
銀葉アカシアで早春の1月の終わりごろには、ポツポツと開花を始めます。蕾の状態が長い樹木として

知られてますが、成長がとても早く、この木は園主が寸止めをしてます。最盛期は2~3月頃で
樹木全体を黄色に染め上げ、香りを発して素晴らしい眺めを見せてくれます。
高さは4m近くあり道路の脇にあるので、咲き始めると

安行に来るお客様が立ち止まり見物する人で埋まります。







  



























葉の色彩が太陽に当たると
銀色に輝く由来から、銀葉アカシアと名付けられてます。 この花はかなりの開花時間があり
1週間以上、黄色に樹木全体を染め上げます。2月上旬の開花、最初の

1輪は1月の下旬に今年は咲き始めてました。




























安行全地区の紅葉はすべての宴は
終わりました。 あれほどの賑わいを見せてた、花のお寺、興禅院の極彩色の

参道は静けさを取り戻してました。


















































白木蓮 蕾

2019-12-24 | 樹木


安行地区にはとりわけハクモクレンの
大木が各造園内の敷地に有りますが、その中でも花の寺、安行地区興禅院の

山門脇には推定樹齢100年の川口市天然記念物のハクモクレンの大木が鎮座
してます。見上げると無数のフワフワの蕾がすでに大きくなりつつ

来年の開花の準備をしてます。見ての通り樹皮は苔むして
何と言えない風格を漂わせてます。 まだ寒さは本番では

有りませんが、初春に咲く樹木たちの息遣いが聞こえてきました、






















     







     













今年の花姿、
来年はどの様な花満開を上空で見せてくれるでしょうか?事務所内の時計は4.15すでに外は薄暗くなってきました。

























朱の実 カラスウリ 最終各地

2019-12-23 | 植物、花


残り少なくなったカレンダーの
日付、今年最後のカラスウリの朱の実を3か所載せて見ます。

今の時期とても目立つ朱の実、美しさは枯葉をまとい、ツルにぶら下がり、風に揺られる
姿、巻ツルが朱の実に絡まる姿、雑草で有り繁殖力旺盛な

カラスウリは嫌われ物、刈り取られることも多々あります、実も美しい、さらにレースをまとう夜花は
見ることの少ない花、夏の宵の晴れ舞台、かつて過去に出会った中で

最高の花姿を載せてます。








   














      






実の色が各種違う色を見せてくれてる
安行地区雑木林、1週間前ですが餌にならずに残る極めて珍しいです。


























     






     






浦和調神社近くの廃屋の
庭のシュロの木に絡まるカラスウリ。 







  





今年もレースをまとう、怪しげな夜花のカラスウリの
花を撮ってきましたが今まで自分が最も苦労して撮影した

カラスウリの花を載せて見ました。 単体 群生咲 咲き始めから全開まで
その場に留まる、懐かしい思い出です。 






  













カラスウリはウリ科のつる性の多年草。
地中に塊根を持つので毎年同じ場所で生育いたします。夏花で7月から10月まで開花するので
たまに花と実が同居いたします。 カラスウリやキカラスウリは過去に生育、実、夜花の

姿を撮影してた仲間がいました。 すでに8年の歳月が流れました。
今では生育場所が少なくなり、見る機会もかなり減少してきました。



















センダン 実 

2019-12-22 | 樹木


センダンの樹木に沢山の
実が生ってます。 いまだに高所に多数の実を付ける樹木は稀な姿。
実には毒性が強く鳥たちも食用に出来ないことを知ってます。

先週の天気の良い日に、親方の造園の樹木の待機所で、見上げてると
ヒヨドリが実を突いてました。
近づくと、けたたましく鳴き声とともに、飛び立ちました。

まだ葉が茂りとても眺め良く何枚か撮影してこの場を去りました。

























     





      













今日は冬至、季節の流れの早さに
毎年驚いてます。 この言葉去年も載せたと思います。来週はもう年末年始のお休みに
入ります。 早すぎますね。




侘助椿 白花

2019-12-21 | 樹木


川口グリーンセンター内の小高い
丘の上に古い茶室が3年前に新設された、新茶室の入り口近くに侘助椿の白花が咲いてます。

千利休がこよなく愛した、ワビスケは茶花として昔から使われてます。
椿の園芸種ですが、ワビ、サビの世界を感じさせる、上品な小さな白花

のツバキ、千利休などの茶人から最も愛された花として有名です。
背景の色付きとツバキの葉の暗緑色が一層白花を際立てます。
 




  





      





      













   






    




昔の古い茶室があった時代ですが
中に入る許可をもらって初めて入ることが出来ました。
入り口、専門用語で,にじり口と言って小さな障子戸を開けて茶室に入るのですが、入り口が
あまりにも狭く、これが詫びさびの世界かと思った若い頃の思い出があります。
建設関係で初めて茶室に入った思い出です。あれから何十年です。