春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

ザゼンソウ 座禅草

2019-02-28 | 植物、花
後ろの形が仏像の光背に似る、また禅を組む僧侶
に例える姿などの由来が多くあります。 川口グリーンセンター内の水生植物が生育する

場所の隅のほうで数年前から見られるようになりました。安行地区でも見られない、座禅草、今年は
枯葉の中から芽吹き、いまや25センチぐらいに色濃く成長をしてます。

今年は向きが違い、草花が覆うのでベストではありませんが、眺めてください。
立ち入り禁止で保護されて春の息吹を感じました。













      


去年の同時期の眺め


  





かつての秩父の両神村の畔の座禅草








明日から春の恒例の川口花祭りが川口駅西口前のリリアで
行われます。 これから搬入の手伝いです。




  








サルコカウロン ムルチフィズム 2

2019-02-27 | 多肉植物
冬型のコーデックス(塊根植物)成長期が秋から春、夏になると

小さな葉を落とし休眠をいたします。真冬には驚くほどの花を咲かせ、春まで成長を続ける冬型種。

横に這うように多肉の枝を伸ばし、成長は極めて遅く、秋口から春にかけて培養土の表面が乾いたら

水遣りを少し与え、乾燥気味に育て上げるのが我が家では基本です。 前回の1月の初めに

載せた株と違い、こちらはかなりの古株です。 


2月の中旬から咲き始めて冬型のコーデックスの葉と花の色彩の見事さを見せてくれました。

花は大輪数多く咲き、薄紙のような花弁は光を通し、きらめく美しさは独特な花姿。こんな植物から

なぜ咲くのか不思議に思うのが、最初の印象です。自生地はナミビアと南アフリカ境界線あたりの河口付近の

海岸砂漠、枯れ枝のような幹から数百の花を咲かせる現地の姿を思いながら今年も酔いしれました。

暖かくなってくると、休眠をして眠りにつきます。















年が明けた正月に咲き始めたムルチフィズム比較すると
やはり2ヶ月違うと葉の成長、色艶が違い、花も美しさに溢れてます。




  


サボテン 各種開花

2019-02-26 | サボテン

1週間前から春の開花のマミラリアが咲き始めてます。
気温と太陽光線がよければ、花開きます。 借り温室内は条件がピッタリですが、見てもらうためには
安行事務所のいつもの場所に移動します。  花が咲くと言う事は、冬越しが順調に過ぎ去ったと毎年
理解してます。

この時期から水遣りを僅かですが行います。 マミラリア属は春の一番の目覚めます。


マミラリア属のドットソニー 、ショウジョウマル 、キンヨウマル、キンテマリ






























外は暗くなってきました、今日は天気が良いとの予報でしたが
午後に外仕事があるのですが。


















雑木林の節分草 他

2019-02-25 | 植物、花
安行地区でも山野草の栽培や知識は一番の彼、かなり長い付き合いが
ありますが、6年前に自分の親方と彼と仲間2人で秩父の山野草の名人と言われた人の山に、見学に行った
ことが、今でも忘れることの出来ない思い出です。

秩父の山を守る地域の自宅で、山野草を守る会の人たちとの話は正直自分が、理解ができない様な
高度の話が出て、次元が違うような話をしてたのが今でも思い起こせます。


彼は山野草を栽培してる面のほかに、盆栽が職業にしてます。業種も違いその本質に触れることは
出来ませんが、各分野でも専門知識がとわれるのが、造園や盆栽、植え付け、樹木 草花 観葉植物、庭園つくり 多肉、サボテン
分野が違いますが、多くの達人がいます。




午後に山野草の達人から連絡があり、彼の所有の雑木林の中に
節分草が咲いてるから入って見てとの、連絡があり雑木林の中に入る、 4年ぶりの雑木林の中の節分草を
見せてもらいました。  見つけるのに一苦労でした。スノードロップ クリスマスローズも枯葉の
落ち葉の中から、葉を出して咲いてました。 













 










見せてもらいました、有難うございました。可憐な節分草、
久しぶりの対面で、昔を思い出しましたよ。昔も今も探すのに苦労しました。 大切に。










マンサク パリダ、ディアナ。

2019-02-25 | 樹木
マンサクにも種類が有り、黄色の花のパリダは
花付が良く、枝に沢山の花を付け、香りが強く上品な咲き方を見せてくれます。葉もかなりの大きさです。

安行地区ではディアナと呼ばれ、赤系統の花を咲かせ、マンサクとシナマンサクの交配種と言われてます。
だいぶ前から咲き出して、暖かくなってくると次第に花の寿命が終わりを告げます。













    








     


ねじれ合う糸状のリボンの様な花が、枝に戯れる様子は春に向かう

花の代表種。  真っ先に咲く樹木の花、また見ての通り花を沢山付ける様子は万作です。 午後から安行地区

青空が広がり太陽が出て春の息吹が感じられてきました。









春の枝物 各種 北足立花キ市場

2019-02-24 | 樹木
安行花キ部署にてミモザなどの枝物の注文を受け
先週、北足立花キ市場のセリ買い付け人に依頼をかけて、静岡県さんの枝物各種をセリ落としで、引き取りに出向く。

注文はすでに場内の引き取り場所に置かれ、手際良く積み込む、撮影は場内で済ませる。持ち帰ると
すでに梱包が始まるので、撮影する時間がありません。 久しぶりの春の先駆けの
枝物でした。 見る限りに鮮やかな春の色。  最初はミモザ。









  



現在の安行地区のミモザの開花状況、花満開です。






  


ミモザには切花として3種が分かれてます。ミモザアカシア ギンヨウアカシア、
三角アカシアがあります。 花は1週間ぐらい咲いてくれますが、特に切り花として扱う場合は切り花鮮度保持剤を利用して
水揚げを良くして花の寿命を延ばすことが大切です。  また蕾を完全に咲かすためには糖度の高い保持剤を利用することも
大切なことです。




今回は来月の3日のお雛様の日の桃の枝物も引き取りです。
またキブシの枝物もあります。市場は春の花々、枝物で溢れ花満開、春爛漫。


















安行地区から1時間、距離的にも楽で、場内に置かれた場所も
広く午前9時に出てもお昼には戻れます。 帰りは花物ですかなりの注意がいつも必要です。
場内は春満開。 取引状態は冬よりは数倍になってるのを感じます。



   












多肉寄せ植え作り 2

2019-02-23 | 多肉植物
1週間前に作り上げた寄せ植えが、良い状態になり
引き取り手が本日来社して、持ち帰りました。入れ物は持ち込みです。 朝から良い天気で今日は多肉会社のお手伝いです。

培養土、ネルソルを使用した寄せ植えを朝から作り、完了です。
培養土が粘り気のあるので、鉢に山盛りにして、虹の玉を詰め込んでも崩れることなく、完成できます。

最初の寄せ植えは、従来の土に植え込んでるので、なじむのに時間がかかります。
何点か作りこみ良い物だけを販売いたしてます。 作り上げても全てが満足にはできません。
売り物ですから、どんな物でも良いとは限りません。









  


寄せ植え専用のネルソルを使用すると、こんもり山のように
多肉を盛り上げる形が出来上がります。











  


色鮮やかな多肉には明記板に名称を入れてわかるようにしてます。
寄せ植えにはこのポット苗を使います。 組み合わせは作り手の自由、またお客様のニーズにも合わせます。
秋麗 白牡丹 火祭り 新玉玉 パープルティアナ 黄麗などなど。










朝から風もなく天候が良いので、多肉植物の植え替えを会社で
手伝ってます。 安行多肉会社 事務所。



ジャカランダ 冬の景色

2019-02-22 | 樹木
数奇な運命の蒲田ジャカランダ、都内で屈指の車で大混雑する環状8号線の

脇のイチョウの街路樹に挟まれた,最悪の環境下に生き続けて20年以上の

蒲田ジャカランダ、6年前、蒲田からの帰り道、環八の赤信号停車で何の気なしに

運転席から外を眺めたときに樹木に紫の花が咲いてるのを見つけて、舞い上がった記憶が今でも鮮明に覚えてます。

近くのコンビに止めて、木下から見上げたその姿、こんな場所にあるジャカランダに感激をいたしました。

後に今は更地になってる給油所の社長が街路樹の脇に苗木を植え込んですでに20年以上、大田区役所の街路樹課

の伐採に市民が大反対をして守った経緯があると聞いてます。新聞にも載り当時の話題を取り上げられました。

長くジャカランダに憧れてた自分にとって各地にある有名なジャカランダより、蒲田ジャカランダが

花の時期に一番に思いを馳せます。



ジャカランダは落葉樹、しかし見てください緑は薄くなりましたが
葉を沢山つけてます。 世界三大花木の一つが環状八号線の街路樹の中にあるなんて誰が想像しますか。
最初は環八高架橋、500m先からの撮影から載せて見ます。去年の6月と今日の撮影。私の定番の撮影場所です。












  




              


道路側に垂れてる枝は大型の貨物車が通るとアルミ盤の屋根に
あたりそうです。 とても悪い状態で、大枝が切り倒される可能性を含んでます。心配です。
また大きな枝が折れてその部分が成長を止めて枯れてます。見る限り樹勢が落ちてきてます。春以降にどうなるかです。



すでに5年以上更地のままで、この場所は蒲田駅にも近く
一等地、何故5年も更地なのか不思議です。 実はジャカランダを植え込んだ給油所の主の方がすでに亡くなったと
従業員から去年お聞きしました。 主無しとて、ジャカランダはこの場所で生き続けてる、

どうぞ時間があれば来て、手を添えて力を与えてください。自分は過去に宮崎の南郷町の大昔に出来上がったジャカランダや

熱海のサンビーチ前のジャカランダ、沢山の地域のジャカランダを見てきましたが、蒲田ジャカランダが今とても心配です。



  


今年もこのような最高の景色を見せてくれるでしょうか?6月20日



       

6年前この場所で車窓から初めて見たジャカランダの風景が下の写真と同じです。





















シマサルスベリ 樹皮の色

2019-02-21 | 樹木
安行地区の振興センター内には約2ヶ月間だけ、
開けられる梅園の門扉の奥の敷地内に、2本の約70年以上のシマサルスベリの大木が見られます。
緑濃く、小さな花を咲かせる時期は梅園の門が閉められるので、見ることが出来ません

2本のシマサルスベリの樹皮が本来なら今の時期は白か灰褐色の樹皮なのですが

見ての通り大部分が茶の色をしてます。シマサルスベリは育ち場所で樹皮の色に個体差が出る

と言われてます。 刻み込まれた紋様が目立ち、この場所で人目に触れずに長く生き抜いた年月を
見ることが出来ます。 樹肌もシマサルスベリ特有のすべる様な肌で無く、どちらかと言えば
ごつごつ感が目立ちます。












        


  





時期は秋の初め頃の神代植物園のシマサルスベリの巨木

の真っ白な樹皮です。




          


上野不忍池の畔のシマサルスベリの巨木。


    


出会いの少ないシマサルスベリ、是非見かけるようなことが

あれば、手で触れて感触と色彩を確かめてください。