負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

「 虎視牛歩 」 ( こしぎゅうほ )

2012-11-06 21:00:23 | 原発震災避難者


遠足



二本の足で立って歩くことは 人間が行動するための基本。


意気のあふれる 最も理にかなった

正しい生活をするのはどうするか。


立って歩くという基本こそ

大事にしなくてはいけないはず ・・・


「 虎視牛歩 」 ( こしぎゅうほ ) ・・・

あたかも虎のように ・・・ 鋭い目を かっと見開き

まるで牛のように ・・・ のっそのっそと歩く。

禅僧の歩き方を このように形容します。


その上にまた 「 歩歩是道場 」 ( ほほこれどうじょう ) ともいいます。

一歩一歩あゆむことそれ自体に

・・・ 求めようとする道があるのです。


人は 歩むことによって初めて

目指す目的に近づくことができます。

自分の目を 耳を 手を

その現場へ しっかり運んでこそ

・・・ はっきりした行動結果も約束されます。


たしかな足どりで 自分のペースを守りながら

一歩ずつあゆむ目や耳 手や足 鼻や口が

・・・ 大切なのではないでしょうか。


吐く息 吸う息 失敗や成功。

これが合わさってこそ

素晴らしい一日 一年 人生です。


この一年が ・・・ そうありたいと願っています。







日々これ好日なり

2012-11-06 18:00:50 | 原発震災避難者


遠足



明日ありと思う心のあだ桜

夜半(やわ)に嵐の吹かぬものかは


・・・ 親鸞聖人のつくった道歌です。


西洋のことわざにも

「 今日のことを明日にのばすな 」 というのがあります。


古今東西 人間の想いは同じなのでしょうね。



「 日々これ好日なり 」


・・・ 雲門和尚の一句です。


このことばは よく掛け軸などにも書かれて

床の間に飾ってある家庭もあります。

ふつう これは

毎日が平穏無事 快適に過ぎていく といった意味で使われていますが

私は 違った見方をしています ・・・


いったい お前たちは

なにをウロウロと 毎日を無駄に過ごしているのだ。

つまらんことに 来る日も来る日も こだわっていてなんになる。

時は お前たちを待ってはくれぬぞ。

今日一日 この一瞬がすべてなのだ。

今日一日 全身全霊をこめて頑張らずに

いつ頑張るというのだ。


そんなふうに ・・・ 雲門和尚の一喝が聞こえてきます。


自分の未熟さを

この短いことばによって ・・・ 一喝された思いです。







付和雷同と甘え

2012-11-06 15:00:00 | 原発震災避難者


遠足



子供の教育

従業員の指導

上司や親への反発

政治家への批判

・・・すべてが

自分以外の よそさまの改善を要求するばかりで ・・・

かんじんの自分は いまだに周囲の景色に心をひきずりこまれ

ちょっとした事件にも ・・・ 取り越し苦労をし

・・・ キョロキョロとおびえています。

これが 心の中にまで巣くってしまったのではないだろうか。


そうしたことを考えるとき

自分はいま 付和雷同と甘えの体質を すっかりすてて

みずからが りっぱに立ち上がり

自力をかみしめ 味わい直す絶好のベストチャンスである

・・・ と痛感します。


心を鍛え直す またとないチャンスである ・・・ と痛感します。







★ 一年前(11月6日)のブログ記事

2012-11-06 13:30:24 | 原発震災避難者
おバカな記念写真 ・・・ 原発震災避難者 一時帰宅する




10月28日 一時帰宅



年老いた両親の一時帰宅にあわせて

遠くから駆けつけてくれた三人の息子たちと写した

悲しくも ・・・

おバカな記念写真です。


両親を気落ちさせまいと

つとめて明るくふるまう息子たちの気持ちが

・・・ 嬉しい。



お笑い下さいな ・・・ 。







一歩一歩 自分をたしかめながら ・・・

2012-11-06 12:00:47 | 原発震災避難者


遠足



ちょっと落ちついて 『 臨済録 』 を開く ・・・


その中に

「 随処主となれば 立処みな真なり 」 という言葉があります。


いつ どこでも

自分のいるところ 置かれているところで

・・・ 精一杯やればいい

そこから 真の生きがいが生まれてくる ・・・ というのです。


ひまになったら 勉強しようとか

レジャーを楽しんで 生きがいを得たように思っているのでは

一生かかっても ・・・ 本当の自分にめぐりあえません。


一歩一歩 自分をたしかめながら

しかも 自分にとらわれない ・・・

この気概をつらぬいて ・・・ 生きていきたいと思います。







大問題 ・・・ 精神の荒廃

2012-11-06 09:00:41 | 原発震災避難者


遠足



近ごろは なんでも

即効性を重んじるような風潮があります。


効果があらわれるまでに 日数が非常にかかるようだと

効きめがないのではないか と疑ってみたり

さっさとやめてしまったりします。


生活が便利になったために

耐久度ゼロの人間が 非常な勢いで多くなりつつあるのは

・・・ 大問題だと思います。


インスタントな効果ばかりを期待するような傾向が

精神の荒廃を ますます生んでいくことは

・・・ 避けられないと思います。







「 わたし 」 「 あなた 」

2012-11-06 05:00:29 | 原発震災避難者


遠足



自分に向かって

「 わたし 」 と呼べるものが

この世界にただ一人だということを

ある日 しみじみとわかったとき

深夜 自分以外に誰もいない部屋で

誰一人自分を見知る者のいない街角で

 
・・・ ひとりでに涙が出る思いになります。


そして 「 わたし 」 が

「 わたし 」 以外の何ものでもないことに気づいたとき

「 わたし 」 にとっての 「 あなた 」 一人一人に出会えることが

・・・ 喜びであることを知ります。


親子だから

夫婦だから

友人だから ・・・ ではありません。


・・・ 「 あなた 」 だからです。

・・・ 同じ一人の人間だからです。