負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

業(ごう) 3/3 ・・・ 業は滅びず

2012-11-13 22:30:21 | 原発震災避難者


遠足



「 ただの一度の行為 」 が

ときとして その人の一生を決定しまうことさえあるのです。

いや そう受けとることが ・・・ 正しい生き方なのです。


・・・ 釈尊は それを 「 業 」 といいました。



自分の播いた種子( たね ) 自分のとった行為は

・・・ いつの日か かならず芽をふきます。

どんなに時がたっても きっと芽が出てきます。



行為は ・・・ 働きです。

その人のちから ・・・ エネルギーです。

永久に自分から離れず つきまとう力です。


それは 執念深く 人びとの「行為」のうえにあらわれてくるのです。



・・・ 「 業は滅びず 」 です。




( 再掲 )

愚者はつねに喜悦すること また光音天の如く

智者のつねに憂いをいだくこと

獄中の囚人( とらわれびと )に似たり  ( 増阿含経 )







業(ごう) 2/3 ・・・ あとをひく

2012-11-13 21:30:16 | 原発震災避難者


遠足



かりそめの出来心で犯した盗みは

一度で終わればよいが そうはいきません。

かれの行為は「業」となって

またしても 罪を犯させてしまう。


目の前に大金があるとき 誰もいないとき

業は ふっと頭をもたげてきます。


「 業 」 ・・・ 行為は 消えることなくつきまとう。

かならずといってよいほど 「 あと 」 をひいてくる。

二度が ・・・ 三度となり

「 いぶりつつ かの人を追いゆくなり 」 です。



「 たった一回限り 」 というが

タバコ一本吸っても 一本で終わらないのが人間です。

「 一本吸った行為 」 は 二本目 三本目をいざないます。


酒も ・・・ そうですね。







業(ごう) 1/3 ・・・ いぶり ・ くすぶる

2012-11-13 20:36:31 | 原発震災避難者


遠足



犯したる悪しき業( わざ )は

新たに搾られたる牛乳( ちち )のごとく

ただちにかたまることなし

されどその業は

灰におおわれたる火のごとく

いぶりつつ かの人を追いゆくなり

                     ( 法句経 )



恐ろしいことばです。

人間の 「 業 」 は

「 灰におおわれた火のごとく いぶりつつ かの人追ってゆく 」

・・・ というのです。



もし あなたが何か悪事を犯したとする。


すぐ他人にみつけられて 裁きをうける場合もありましょう。


ところが 誰も気づかず そのまま終わったとする。

いったいそのとき

あなたの犯した悪い行為はどうなるのでしょうか。

すっと そのまま立ち消えてしまうのでしょうか。



「 一度やった行為はけっして いつまでも消えることはない 」

というのが ・・・ 釈尊のこのことばなのです。

それでは どうなっていくのでしょうか ・・・ 。



その人は 自分の 「 盗み 」 や 「 人を傷つけた 」 罪の責めを

忘れることができるでしょうか。


「 いつか誰かにわかる 」 「 どこかで人がみていたかも知れない 」

 といった不安は かならずつきまとってゆくと思います。

ちょっとした物音にもおびえ

さりげない知人の会話にも おどおどする。


この精神上の不安とおびえは

仕事にも 勉強にもひびいてくるでしょう。

「 灰におおわれた火 」 が消えずにいぶり くすぶるように

・・・ その人を追い 尾をひいてくるでしょうね。