宇宙の塵

何か一つでもいい

いいことをして

この世を去ろうではないですか


散る花を惜しむ心があったら

一匹のこおろぎでも

踏み殺さないように

心してゆこうではないですか


大きなことはできなくても

何か自分にできることをして

宇宙の塵となろうではないですか

朴（ほお）

素朴（そぼく）の　・・・　朴（ほお）


朴は　・・・　字もいいし

ひびきも　・・・　実によい



花は

純白で　大きく

そして

何とも言えない

・・・　芳香（ほうこう）をもっています


葉もまた

天狗の団扇（うちわ）と言われるほど

大きく　堂々とした

・・・　男性的な木



特にわたしが

この木に心ひかれるのは

・・・　晩成（おくて）だからです

＊大器晩成：本当の大人物は、若いころは目立たず、徐々に実力を養っていって後に大成するということ

昼の月

昼の月を見ると　・・・


母を思う


こちらが忘れていても

ちゃんと見守っていて下さる


母を思う

かすかであるがゆえに

かえってこころにしみる


・・・　昼の月