実際には、洋上慰霊式の翌日だったのですが、
出航マニア(←これは認める)の私は、
ただ、お見送りするだけのために、
再び博多港に行くことにしました♪
この日は、もちろん一人で行く予定だったのですが、
偶然、駅で知人(♂)と遭遇したので、
せっかくだから、と一緒に博多港に行くことにしました。
「お見送りするだけ」
という気持ちにウソはないのですが、
もちろん、あわよくば、艦内をみせてもらお~っとと、
思っていたのですけど、
向かっている途中で、うらがの知人ブラボーさんからメールが。
「佐監が来ていて13時すぎまでいるそうなので、艦内は無理かもしれません」
ちーーーーーーん
佐監…つまり佐世保総監部のボスがお越しなのだそうで、
そうなると、そりゃ無理だよねぇってことで、
外から出航だけを眺めるだけのために、博多港に向かいました。
出航の2時間半も前に、ね(笑)
知人が一緒でよかった、と心から思った
博多港に到着して、前日の余韻を思い出しながら、うらがに近づこうとすると、
門の中に、自衛官たちがテントを貼って数名待機しており、
その中の一人のWAVEさんが慌てて、
「あっ!!中に入るのはご遠慮ください!」
と、文字通り門前払いを喰らった…ので、
思わず私、
「もしかして、ここ、ソーラス条約ですか?!」
というと、
「いえ、そうではないんですが…」
ん?ちがうの?
でも、後で分かったけど、やっぱりソーラス条約に入ってる港だった…。
これ、大っきらい(笑)
潜水艦の時も、はるゆきの時も、これにちょっと苦い思い出があるんだよねぇ。
一応、面会に来た事を告げると、
「えっ?!あ!面会ですか?失礼しました。どなたですか?」
態度が変わった(笑)
艦内に入るのはもうあきらめていたので、別にいいんだけど、
せっかくなので、挨拶くらいはさせて頂きたい。
すると、しばらくして、前甲板に知人ブラボーさんが現れました。
おお、今日は作業着だぁこれまた、カッコイイ
「こんな上からすみませーん」
「いえいえ、こちらこそ、お忙しいところ、すみませーん!」
みたいなやり取り(笑)
「今日、すみません、ご案内できなくて」
…そんなめっそうもないです
いや、お忙しい中お呼びたてしてしまって、本当に申し訳ない上に、
そんな中、わざわざお顔を出して頂いただけで、
とてもありがたいです
その後、門の外で金網をわし掴みして、モノ欲しそうな顔して、
↑↑うらがを、2人で見ていると…
甲板にあの副長さんが現れた
「あ!副長さんだぁ」
すると、金網の外のかわいそうな感じ丸出しの2人に気づいた副長さんが、
手招きをしてくれましたぁ
うっきうきで、呼ばれるままに行くと、
「艦内には入れませんが、このあたりでなら自由に見て頂いて構いませんから~」
と甲板から叫んでくれた
う、うれしい~
ここで、私、意を決して、
「あのっ!私昨日、洋上慰霊式にもきていたんですけど~!
副長さん、第一種夏服姿、とっても素敵でしたぁ~」
と叫んだ(笑)
すると副長さんから、
「ありがとうございます~」+テヘっ
を頂きました
もう、何をしても素敵ですね(笑)
かつ、
「よかったら、艦長と一緒にお写真いかがですか?」
と、なんともありがたいご提案を頂きました。
や~さ~し~い
「わ~!ありがとうございます!…私、副長さんとも、お写真撮りたいです」
すると、副長さん、ちょっと考えて、
「私は、遠慮しておきましょう」
と笑顔でご辞退されました。
ん~、これはやはり、艦長が来られるから、艦長を立てて、なのかな?
ほどなく、WAVEさんを連れた艦長さんが降りて来られ、
「463の前がいいな」
と仰ったので、艦番号を背に、ツーショットで並んで撮影。
「1枚じゃなくて、3枚くらい撮って」
と、指示される艦長さん。
これは、キレイに撮れていなかったことを想定しての指示だと思われます。
さ~す~が~!
こういう細かい配慮が出来る方って、本当に尊敬します。
本当に温かみのある笑顔で、安心感を感じる艦長さんです。
続いて知人が、ツーショットで撮影に及んだのですが、
「すみません、握手していただいていいですか?」
と、カメラ目線でお互い握手しての撮影に、艦長
「なんだか、政治家みたいですね(笑)」
ほんとにね(笑)
あれだ、ヤン・ウェンリーが一番キライなあれだ(笑)
まぁでも、この撮影は微笑ましかったですけどね~。
実は、艦長さんとは前日も艦橋でお話させて頂いておりました。
艦橋で、佐世保総監部の管理部長、正寶一佐が、目があった私に、
「自衛隊のふねに乗るのは初めてですか?」
と、と~っても素敵な笑顔で話しかけてくださったので、
「えっと、実は私、初めて乗ったのが護衛艦いせでして…」
というと、管理部長、
「えっいせえ?なに???初めて乗ったのがいせなの(笑)
いや~、いいですね~。私、まだ乗ったことないんですよねぇ~」
と、素で驚いて羨ましがってた(笑)
この反応はもう慣れているんだけど、
久々で、しかも、ここまでの反応はなかなかなかったので、ちょっと新鮮(笑)
「そうなんです…(笑)」
すると、管理部長のタダならぬリアクションに、
艦長が、
「どうされました?」
とコチラに来て、
「いや、こちらが、初めて乗った護衛艦がいせなんだって!」
と管理部長(笑)すると、艦長が、またもや
「えいせですか??初めて乗ったのがいせなんですか???」
「…はい。これを言うと、皆さんそういう反応されますよね~(笑)」
すると、管理部長が
「ね、いいよね~。艦長、いせに乗ったことある??」
「いやいや。私も、まだいせに乗ったことないですよ!」
「そうなんですか~?…実は私、昨年だけで5回ほど乗ってまして~」
お二人
「そんなに???(笑)」
「1月は洋上慰霊式にも行きました」
と、私、管理部長と艦長相手に、思いっきり自慢
「え??いせの洋上慰霊式ですか???」←お二人
「はい、実は今年の1月、戦艦伊勢の洋上慰霊式がありまして」
…的な会話をしていた仲(?)でしたので、
この話を出すと、艦長さんもちろん覚えてくれていました
にしても、やっぱり、最新鋭の花形護衛艦って、
やっぱり、そんなに乗ってみたいものなんですかね?
そういえば、カレーグランプリの時は、
カレーで盛り上がってるのをよそに、
奥の岸壁ではいせ艦内で、各艦の副長以上が集まって会議が行われていたのですが、
やっぱ、初めていせに足を踏み入れた時って、
「すげ~、やっぱ広いな~。キレーだな~」
とかって、みなさん思われるんですかね?
んで、帰艦したら、
「いせどうでしたか?」
とか聞かれたりするんかな?
人によっては、
「いや~、別に大したことなかったよ。でかいだけで」
とか言ったりするんだろうなぁ(笑)
まぁ、でもそういう機会でもないと、なかなか他艦の艦長さんが
いせに乗艦することはそうそうないでしょうね。
それはさておき、
前日から気になっていたことを、艦長さんに聞いてみた。
「ところで、けっこう大きいですよね?甲板の位置もずいぶん高いし。
かしまを思い出したんですけど」
というと、
「いや、かしまは小さいですね。ぜんぜん」
…まぁ、かしまが4000トンちょいで、うらがが5600トンくらいなので、
そうかもしれないけど、ぱっとみ、なんか似てるなぁって思っちゃったのよ、私。
艦橋の上と下にある、アレなんていうのかな?幕みたいなの。
かしまは白だけど、うらがはやっぱグレーなんですね。
っていうか、ずっとナゾだったんだけど、あれはいったい何なのだろう??
もう1つ気になったのが、
ココ↑↑↑
「あの~、後ろからは何が出てくるんですか?」(←LCACでないことだけは分かる)
「う~ん、なんて言えばいいのかな~…。機雷処理に使う道具があるんですけど、
それを出しますね。両脇には2つづつ、機雷を出す穴があります」
穴ってコレですか???
ちなみに、先日の雷蔵さんからのコメントで、
「うらが」と「ぶんご」は艦尾中央に大きなハッチがあり、
左右の上下に合計4個やや小さめ(それでもかなり大きい)ハッチがあります。
この「やや小さめ」のハッチが機雷敷設用です。
大きなハッチは掃海具やEOD(潜水員)を降ろすのに使います。
と、頂きまして、ハッチの用途がとてもよくわかりました~
雷蔵さん、いつもありがとうございます
あ、ってことは、穴ってこれじゃない(笑)
ハッチの両サイドのですね…。
穴って言われるとこういうのをイメージしちゃいますよね?(笑)
で、ここで、うらがの後ろ姿からのショットを。
うん、なかなかの美人です
…そういや、
「防衛男子」に続いて「海自乃湯」とかいう、
護衛艦を、女性向けにイケメン男子に擬人化したモノまで登場しておるな
…ちょっと待て!!!!
艦は女性だろ~が!!!!
そんな当たり前のツッコミをさせるな!!!!
も~、ほんとやだぁ
とりあえず、いせでなくて、ひゅうがでよかった…
これが、いせだったら、マジ私許さないから…。
…まぁ、そんなことはどうでもよく、
艦長さんとお写真を撮ったのが、1400時ころ。
出航は1600時(笑)
艦長さん、
「…なので、しばらくどこかに出かけて、それから戻って来られた方がいいかと…」
ですよね~。
でも、私たちは、ここでうらがをみている方が幸せなのだ~
そんなわけで、2時間、ココで待った。
知人は、お仕事の都合で、残念ながら1500時すぎには、撤退を余儀なくされたので、
私は一人、残りの時間を辛抱強く待ちました。
他の、写真を取りに来た、ファンのおっさんと話たりしつつ。
で、こういう時に女一人でいると必ず聞かれるのが、
「彼氏のお見送り?」
ですね、お約束です。
「いえ、艦のお見送りです(きっぱり)」
…なんか、文句ある?(笑)
さて、そうこうしていると、
地本の方たちが現れ、甲板上もあわただしくなり、
いよいよな感じがしてきました。
いつも、地本の方が、舫いを外されているのですが、
できることなら、私も外してお手伝いしてみたい…。
ちなみに、今回の洋上慰霊式参加の件で、
一方ならぬお世話になった方もいらっしゃっており、
いろいろお話させて頂きました。
ほんっとに、ありがとうございます~~
さて、徐々に舫いが解かれ、
艦がゆっくりと動き出します。
そして…
出航喇叭が鳴り、
「出航用意!!」
の声がかかります。
前日は、艦橋で聞いたこの音色と声を、この日は、岸壁から聞きました。
それだけで、なんともさみしい気持ちが込み上げてきます。
徐々に、艦が岸壁から離れます。
もちろん、この時は、
帽振れ!!です。
地本の陸自さんも、空自さんも、岸壁から帽子を振ってお見送り。
みんなで、ず~っと岸壁からお見送りしました。
うらがは、この後、高松に行ってまたまた洋上慰霊式で、
その後、そのまま訓練に向かうのだそうです。
横須賀に戻られるのがいつなのかは定かではありませんが、
ご無事のご帰還をお祈りしております…。