「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

くじらさんと遭遇♪

2014年06月10日 | 海上自衛隊



岸壁で完璧にいせを見送り、


感無量の中で踵を返して、桟橋を出ようとしていたら、


3時方向から、またしても出航を見送るラッパの音が聞こえました。


んっ???と思って、そちらを見ると・・・・


なんと潜水艦が出航しているではありませんか



潜水艦の出航なんて、そうそう見られるものではないので、


さっきの、しんみりした気持ちはどこへやら(笑)がぜん興奮


しかし、私ってつくづく、どれほど海自の女神に愛されているのかしら?(笑)


こんな偶然に出会えて、ラッキーなんてもんじゃないです。


こちらも、ちゃんとラッパのお見送りがあり、


潜水艦上にたくさんの人が立っています

(画像が荒くて見えないかもしれませんが)


…っていうか、これ、


観艦式のDVDなんかでも、見るたびに思うのだけど、


立ってる人たち、怖くないのかな?(笑)


いや、もう慣れちゃいるだろうけど、


そんなに広いわけでもない場所で、


立ったまま、出航していくってなかなか恐怖な感じがするのですが


これ、どれくらいまで、みんなここに立ったままなのかしら??


帽振れ、のあと、船員さん達が中に入って行ったタイミングと同じくらいかな?


とか予想。


たぶん、瀬戸内海内で潜水艦が潜航することはないように思うですよね~。


どの辺で中に入るのかを見届けようと思っていると、


「あの~、すみません・・・そろそろ・・・」


と、自衛官に声をかけられ、撤退を促されてしまいました。


「あっ!!!す、すみません!潜水艦の出航なんてめったに見られるモノではないので、つい…」


と言うと、


「あ、自衛官ですか?」


…なぜに?!(笑)


「…ただの民間人です。すみません。すぐ出ていきます…」


っていうか、なんで????なんで自衛官って思ったの?


その辺、もうちょっと具体的に聞かせてほしいんだけど


取りあえず、海曹さん2人と桟橋出口に向かって歩きながら、


聞きたいことはこの際聞いておこうと思った。


「あの潜水艦もリムパックに行くのですか?」


「いえ、あれは違いますね」


「そうなんですか」(←それ以上の質問は無駄ということは了解しています)


「そうですね」


「そうでなくても、ああやってお見送りのラッパがなるんですね」


「あ、はい、そうですよ~」


「ところで、いつまで、ああやって立ったまんまでいるんですか?」


「あ~、そうですね~。そんなに長くは立っていないと思いますよ」


「そうですよねぇ。ああやって、浮いたまま出航していくモノなんですか?」


「そうですよ。まぁ、瀬戸内海では潜航できませんからね」


だよね?


「ところで、今日って、何か一般公開しているんですか?」


次の予定まで、40分くらい時間があるので、


一般公開しているなら、それで時間をつぶしたい。


「ああ、たぶん、掃海母艦のぶんごがやっていると思いますよ」


「そうなんですか?!」


ここで、お礼を言って、別れて先に桟橋を後にしました。


取りあえず、正門に戻って、受付しようと意気込んで行くと…


「え?今日は一般公開はありませんよ。明日です」


なぬっ


おいこら、さっきの海曹さん…適当な事言ったなぁ


もういい…仕方がないので、一旦正門を出てぼ~っと突っ立っていました。


そして、ようやく思い出した、アレイからすこじまの存在を


ここで思い出したのは、きっとさっき出航していった、


いづれかのおやしお型と思しき潜水艦のお導き…。


ありがたい…。


ウキウキした足取りで、アレイからすこじまに向かうと、


潜水艦を眺めながら、腰かけておにぎりを食べる親子連れが。


まだお若いママと、5歳前後のお子様が2人。


潜水艦乗りのご家族かなぁ、なんて思いながら、その前を通り過ぎました。



こんな風景がすぐ近所にあるなんて、


海自ファンにとっては、うらやましいかぎり。


っていうか、普通、日本以外の国では、


潜水艦が、一般道路からこんなにはっきり見える場所にある、なんてことが、


そもそもないのだけどね(笑)


あまつさえ、こんな写真を取ろうとするものなら、


そっこーで捕まっちゃうわけで…。


なんて日本って寛大な国なのかしら、と思わずにいられない。


とりあえず、近所のコンビニでお水を買って、


喉を潤しつつ、潜水艦を眺めていたら…


…なんか変なニオイ…


見ると、潜水艦から、黄色い煙がぷしゅーーーー!ってすっごい勢いで出てるよ



なんだ~????


あとで、某副長さん(この次の回の記事で登場されます)に


聞いてみると、私も聞いておきながらうろ覚えでなんなのですが、


充電の時に出る蒸気(ということしかわからなかった私…)らしいです。


もっとも、某副長さんも、


「すみません…。私も、あまり潜水艦のことはよくわからなくて…。

 潜水艦の人たちって、我々にすら、なかなか聞いても教えてくれないんですよ。

 奴らはほんっとに口固いですね」


と仰っていました。


そ~なんだ~。


潜水艦隊ってSilent Serviceっていいますけど(「沈黙の艦隊」はこれの直訳ですね)


潜水艦自体のこともさることながら、


サブマリーナ達の「多くを語らない」という点にも合致しているようですね。


様々な秘密機密のカタマリである潜水艦。


だからこそ、神秘的な感じすらさせて、人々の興味を掻き立てずにはいられないのでしょう。


潜水艦を見た時は、


護衛艦を見たときとはまた違った興奮がありますしね。


っていうか、護衛艦乗りの方たちすら、


すごく近くで潜水艦を見ると、


「こんなに近くで見るのは初めて」


とちょっぴり嬉しそうに言ってたりしますしね~。


当然、潜水艦乗りの方たちとは、


そうやすやすとお会いできようはずもないので、


この前の、かしま艦上パーティで、ババァオバさんに割り込まれたのは、


返す返すも残念です。


しかし、この写真、


何気に潜水艦がけっこう写ってますね。


護衛艦と比べるとインパクトはないですが、


やはり、なんともいえない存在感を感じます。


う~~~ん、ずっと眺めていても飽きないくらいでしたが、


気づけばそろそろ、約束の時間。


海上自衛隊基地、正門へと戻ります♪