訓練展示も終わると、もう、お昼です。
…ってことで、ここで、ゆる会ガールズたちには非常に申しわけないけど、
私と、エスコートの陸自さんは、
祝賀会食の会場に向かわせて頂きました。
それこそ置き去りにしてしまった彼女たちを、
優しい陸自さんは、
「大丈夫でしょうか?」
と何度も何度も心配して気遣っていらしたのですが、
冷たい私は、
「だって、みんな大人ですから、大丈夫ですよ(笑)」
と一笑にふしました…ごめん、みんな…。
だって、そ~じゃん?(笑)
しかし、ほんっとに、自衛官ってなんでこんなにやさしいの~?
この方もそうですけど、ホントに紳士でステキなんですよ
そして、なんで、そんなにやさしくてステキな方たちが、
たくさん独身のままなんだろうか?
ほんっとに不思議で仕方ないわ
ということで、さっさと祝賀会食の会場の体育館に向かいました。
割り当てられた席がそれぞれあり、
陸自さんとは真反対の席でしたので、
「では、後ほど」
と一旦お別れして、それぞれの席に…って立食なんですけどね~。
なので、きちんと名前が書いてあるわけではないので、
けっこうざっくりした区分の席が割り当てられており、
なんとなく、適当に立っていました。
…ら、周囲が完全に幹部とおぼしき陸上自衛官の方々に包囲されている私。
さすがに、ここでいいんだろうか?と思って突っ立っていると、
たぶん、この方たちも、
明らかに場違いな女に、違和感を感じたんだろうね(笑)
「どこの部隊の関係者ですか?」
と声をかけてくださいました…が、
「・・・え??いや、それはわかりません。でもここのテーブルなんです」
と、こちらも困惑して返すしかない。
その時、首からかけている携帯が鳴りました。
出ると、
「みね姉さま!今、どちらですか?もう会場ですか?」
という、久留米駐屯地の広報官の方からで、
この電話で、実は、初めて悟りました…
今回のこの記念行事のご招待は、
私が久留米駐屯地の防衛モニターだったから、
頂けたのだという事を(笑)
そ、そうだったのか…。
「え、あ、すでに会場の指定されたテーブルに一応いるのですが…」
と答えると、
「申しわけございません!!すぐに参ります」
と言って、広報官さん、本当にすぐ現れてくれました~!
よかった
「こちらにどうぞ」
と案内された、そこには、
やさしい素敵な笑顔の方がいらっしゃいました。
久留米駐屯地の司令官兼連隊長
大場一等陸佐殿です
いや~ほんとにやさしい笑顔がステキな方
そして、居場所があってホントに良かった…
ここももれなく、陸上自衛官の幹部さん達に包囲されていましたが、
今度はアウェイ感がないので、ぜんぜん平気~
ウェルカム空気なので、ようやく安心できました
そして、がぜん楽しくなってきました~
テーブルは、こんな感じです。
ランチョンマットは、
こんな感じ
写真を撮ったり、全体をきょろきょろして見渡していると、
連隊長さん、いろいろと気遣ってくださるんですよね
基本的に、私は「気遣ってもらうのが大好き」なので(笑)
この祝賀会では至ってご機嫌でした
…ところで、この時点ではまだ、
開会されていません…ので、目の前のお酒とかお料理はお預け状態
しばらくすると、開会が告げられ、交代でいろんな人が壇上に現れたり、降りたりします。
民間人もいれば、自衛官もいます。
で、ある民間人のおっさん2人が、
国旗に一礼しないで檀から降りて行ったのを、私は見逃さなかった
…じつは、この間も、連隊長さんとちょこちょとお話していたのですが、
これを見咎めて、私が、
「あ!あの2人、礼しないで降りてった!!!」
というと、連隊長さん笑って
「そこですか」
「だって、私、ああいうの気になるんですよ~」
なんたる不敬かと…しかも、自衛隊の創設記念行事の祝賀会でですよ
そんな奴らが前に出て、なんの話をする権利があるのかと、イラッとするの
翻って、当然ですが自衛官は、一礼するまでの所作の1つ1つが本当に美しいですね
見ているだけで、こちらも背筋が伸びます。
やがて、壇上には酒樽が運ばれ、その後ろに、地元出身の国会議員たちが6名ほど並びました。
壇上を見ていた連隊長さんが、くるっと、こちらを振り返って、
「長いですよ(笑)」
と(笑)
「え?これから鏡割りじゃないんですか???」
「違いますね。長いですよ~(笑)」
まぢか、と思ったら、ホントに長かったよ
特に最初にしゃべった
そもそも、この会食が2時間弱しかないわけよ。
少しでもさっさと話を終わらせて、ゆっくりご歓談を、くらいの気をきかせろよ
このおっさんの支持者って誰だよくらいのことを心の中で毒づいていました。
おもしろい話ならともかくね~、何しゃべってんのかわかんない話を聞かされてもね~。
この
(やっと終わった)
と思ったに違いない…壇上の他の議員たちも含めて(笑)
ようやく全ての話を聞き終わり、鏡割りも終わるころ、
各テーブルの端の下に置いてある、でっかいプラスチックの箱の所に、
若い接遇係の自衛官がすばやく来て、
ただならぬ緊張感を醸し出しながら、箱の前に膝まづいていました。
あれたぶん、今から地対空誘導弾でも撃ちます、くらいの緊張感だったよ?
「な、なにごと」
と思って、彼らを見守っていると、タイミングを見て彼らは、一斉に…
箱を開けました…すると、中には
大量のビールが
あ、あのでかい箱って、クーラーボックスだったのか(笑)
っていうか、あんな緊張感でクーラーボックスを開ける人って、
今まで見た事ないよ、私…。
それから、彼らは、ものすごいスピードで、ビールを一本一本丁寧に拭きあげ、
ビール運びにチャカチャカとセットしていきます。
一応、私、グランドハイアットというなかなかの一流ホテルに勤務していたことがあるのですけどね、
そこですら、こんな緊張感ではありません。
いつも、このブログでも「自衛隊の接遇はすばらしい」と
書いておりますが、いつも本当に関心させられます
自分に課せられた自分の任務に全力で取り組む、それが自衛官です
すごいなぁ…。
ってことで、ようやく飲み物にありつけるかと思いきや、
その前に、乾杯の儀式があります。
そこで、乾杯の音頭を取るために現れたオジサン。
いいから、早くおわらせろよ、と内心思っていたのですが(私だけじゃないと思う)
このオジサンが、余計な事をスピーチした。
「集団的自衛権に賛成の方は右で、反対の方は左で、乾杯しましょう」
…バカか!!!!!
ほんっとにバカか、このおっさんは。
こんな公的な場で、冗談でも自衛官を前にして言うべき事じゃないってことくらい
わきまえろよ!!
と、代表して怒鳴りたかったよ、私は。
ま、当然、会場には失笑が漏れていましたけどね。
なんかやりにくい乾杯でしたが、
もうそこは無視して、ココは気を取り直して楽しくかんぱーーい
ご歓談が始まると、会場はなごやかな雰囲気になりました。
連隊長さんが
「どうでしたか?今日の観閲式は」
と、仰ったので、
「楽しかったです特に、陸軍分列行進曲がっ」
というと、
「えっ???(笑)あれですか???」
と連隊長さん。
「はい私、あの曲大好きで~今日は、生で聞けて本当に良かったです」
「ま、マニアックですね(笑)」
「私、今度は絶対に、抜刀隊の行進を生で見たいです」
というと、連隊長さん、爆笑。
「抜刀隊抜刀隊とか言ってくる人って初めて見ました(笑)」
…そうなんですか??私の周りは至ってフツ―なんですけどねぇ
すると、広報官さんが、
「それでしたら、今日のラッパドリルはどうでした?」
と。
「あ!あれすっごい楽しかったですああいうの好きです」
2人ともずっと笑ってる(笑)
「違いとかわかりました?」
「陸軍のは重くてかたくて軍って感じでしたけど、自衛隊のは明るくなって軽い感じがしました」
「お~、そのそれくらい分かってたら、充分ですよ」
などと、褒めて頂きイイ気分(笑)
っていうか、こういう話で盛り上がれるのがやっぱり楽しい
「何を飲まれますか?」
と聞いてくださった連隊長さんに、
「あ、ワインか日本酒が好きなんですけど~、ワインはなさそうですね~。
さっきの、鏡割りのお酒を狙ってるんですけど(笑)」
というと、
「ああ!あるんじゃないでしょうか」
と言ってくださったので、失礼して日本酒をゲットしに向かいました。
…っていうか、
本当に欲しいのは、日本酒でなく、実は、枡です。
昨年、大村の記念行事でもそうでしたけど、
こういう時は、枡にお酒を注いでくれるんですよね。
それが、コレ↓↓
今回のは、ちっさめのカワイイ枡でした
枡を以ってウロウロしていたので、
よほど酒好きと思われたに違いない…。
そうしていると、あっという間に時間に…
途中、イラッとすることもありましたけど、
トータルでは、本当に楽しい時間でした~
みんな、やさしいし楽しいし…
しかし、こういう場にいて、いろんな自衛官とゆっくりお話させていただけると、
本当に、自衛官のみなさんのお人柄に触れることができますね。
ありがたい機会です。
もっと、いろんな方とお話したかったなぁ。
でもこれは、またの機会のお楽しみってことで
また、よろしくおねがいいたしま~す
ちなみに、この後は、エスコートしてくださった陸自さんと、
ゆる会ガールズと再集結の後、
いつものシダックスにて、ゆるオフ会
ここで、美女WAFさんと、海軍が参戦し、
ものっすごい楽しい軍歌祭りとなりました(笑)
もうね、楽しすぎてどうしようかってな1日でした
あ、来週は、初のヘリ体験搭乗に行ってまいります
空デビューで~す
もちろん、また、ブログに書きますので、お楽しみにっ
その前に、明日は呉に行ってきますので、
そのレポもこうご期待
では~