「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

くじらさんと遭遇♪

2014年06月10日 | 海上自衛隊



岸壁で完璧にいせを見送り、


感無量の中で踵を返して、桟橋を出ようとしていたら、


3時方向から、またしても出航を見送るラッパの音が聞こえました。


んっ???と思って、そちらを見ると・・・・


なんと潜水艦が出航しているではありませんか



潜水艦の出航なんて、そうそう見られるものではないので、


さっきの、しんみりした気持ちはどこへやら(笑)がぜん興奮


しかし、私ってつくづく、どれほど海自の女神に愛されているのかしら?(笑)


こんな偶然に出会えて、ラッキーなんてもんじゃないです。


こちらも、ちゃんとラッパのお見送りがあり、


潜水艦上にたくさんの人が立っています

(画像が荒くて見えないかもしれませんが)


…っていうか、これ、


観艦式のDVDなんかでも、見るたびに思うのだけど、


立ってる人たち、怖くないのかな?(笑)


いや、もう慣れちゃいるだろうけど、


そんなに広いわけでもない場所で、


立ったまま、出航していくってなかなか恐怖な感じがするのですが


これ、どれくらいまで、みんなここに立ったままなのかしら??


帽振れ、のあと、船員さん達が中に入って行ったタイミングと同じくらいかな?


とか予想。


たぶん、瀬戸内海内で潜水艦が潜航することはないように思うですよね~。


どの辺で中に入るのかを見届けようと思っていると、


「あの~、すみません・・・そろそろ・・・」


と、自衛官に声をかけられ、撤退を促されてしまいました。


「あっ!!!す、すみません!潜水艦の出航なんてめったに見られるモノではないので、つい…」


と言うと、


「あ、自衛官ですか?」


…なぜに?!(笑)


「…ただの民間人です。すみません。すぐ出ていきます…」


っていうか、なんで????なんで自衛官って思ったの?


その辺、もうちょっと具体的に聞かせてほしいんだけど


取りあえず、海曹さん2人と桟橋出口に向かって歩きながら、


聞きたいことはこの際聞いておこうと思った。


「あの潜水艦もリムパックに行くのですか?」


「いえ、あれは違いますね」


「そうなんですか」(←それ以上の質問は無駄ということは了解しています)


「そうですね」


「そうでなくても、ああやってお見送りのラッパがなるんですね」


「あ、はい、そうですよ~」


「ところで、いつまで、ああやって立ったまんまでいるんですか?」


「あ~、そうですね~。そんなに長くは立っていないと思いますよ」


「そうですよねぇ。ああやって、浮いたまま出航していくモノなんですか?」


「そうですよ。まぁ、瀬戸内海では潜航できませんからね」


だよね?


「ところで、今日って、何か一般公開しているんですか?」


次の予定まで、40分くらい時間があるので、


一般公開しているなら、それで時間をつぶしたい。


「ああ、たぶん、掃海母艦のぶんごがやっていると思いますよ」


「そうなんですか?!」


ここで、お礼を言って、別れて先に桟橋を後にしました。


取りあえず、正門に戻って、受付しようと意気込んで行くと…


「え?今日は一般公開はありませんよ。明日です」


なぬっ


おいこら、さっきの海曹さん…適当な事言ったなぁ


もういい…仕方がないので、一旦正門を出てぼ~っと突っ立っていました。


そして、ようやく思い出した、アレイからすこじまの存在を


ここで思い出したのは、きっとさっき出航していった、


いづれかのおやしお型と思しき潜水艦のお導き…。


ありがたい…。


ウキウキした足取りで、アレイからすこじまに向かうと、


潜水艦を眺めながら、腰かけておにぎりを食べる親子連れが。


まだお若いママと、5歳前後のお子様が2人。


潜水艦乗りのご家族かなぁ、なんて思いながら、その前を通り過ぎました。



こんな風景がすぐ近所にあるなんて、


海自ファンにとっては、うらやましいかぎり。


っていうか、普通、日本以外の国では、


潜水艦が、一般道路からこんなにはっきり見える場所にある、なんてことが、


そもそもないのだけどね(笑)


あまつさえ、こんな写真を取ろうとするものなら、


そっこーで捕まっちゃうわけで…。


なんて日本って寛大な国なのかしら、と思わずにいられない。


とりあえず、近所のコンビニでお水を買って、


喉を潤しつつ、潜水艦を眺めていたら…


…なんか変なニオイ…


見ると、潜水艦から、黄色い煙がぷしゅーーーー!ってすっごい勢いで出てるよ



なんだ~????


あとで、某副長さん(この次の回の記事で登場されます)に


聞いてみると、私も聞いておきながらうろ覚えでなんなのですが、


充電の時に出る蒸気(ということしかわからなかった私…)らしいです。


もっとも、某副長さんも、


「すみません…。私も、あまり潜水艦のことはよくわからなくて…。

 潜水艦の人たちって、我々にすら、なかなか聞いても教えてくれないんですよ。

 奴らはほんっとに口固いですね」


と仰っていました。


そ~なんだ~。


潜水艦隊ってSilent Serviceっていいますけど(「沈黙の艦隊」はこれの直訳ですね)


潜水艦自体のこともさることながら、


サブマリーナ達の「多くを語らない」という点にも合致しているようですね。


様々な秘密機密のカタマリである潜水艦。


だからこそ、神秘的な感じすらさせて、人々の興味を掻き立てずにはいられないのでしょう。


潜水艦を見た時は、


護衛艦を見たときとはまた違った興奮がありますしね。


っていうか、護衛艦乗りの方たちすら、


すごく近くで潜水艦を見ると、


「こんなに近くで見るのは初めて」


とちょっぴり嬉しそうに言ってたりしますしね~。


当然、潜水艦乗りの方たちとは、


そうやすやすとお会いできようはずもないので、


この前の、かしま艦上パーティで、ババァオバさんに割り込まれたのは、


返す返すも残念です。


しかし、この写真、


何気に潜水艦がけっこう写ってますね。


護衛艦と比べるとインパクトはないですが、


やはり、なんともいえない存在感を感じます。


う~~~ん、ずっと眺めていても飽きないくらいでしたが、


気づけばそろそろ、約束の時間。


海上自衛隊基地、正門へと戻ります♪






リムパック出航 ~護衛艦いせを見送る~

2014年06月08日 | 護衛艦いせ


6月7日、0900時、


護衛艦「いせ」と護衛艦「きりしま」が、リムパックに向けて呉を出航しました。


お見送りに行って参りましたので、


その様子をお届けいたします。






この日は、いろんな手違いがあり、前泊ではなく、


始発の新幹線で向かいました。


出航のお見送りは、基本的に乗員の御身内の方に限られていますが、


日ごろ何かとお世話になっている、


「いせの海江田艦長(笑)」に、さらに我儘を言い、


彼女さんの代わりに


ずうずうしくお見送りさせて頂きました。


ちょっとお渡ししたいものがあり、出航前になんとしてもお目にかからねば、


と思っていたのですが、


出航 ⇒ 0900時


面会 ⇒ 0830時まで


なので、始発で行ったため、けっこうギリギリ…。


門について受付をしたのが、もう15分前で、


しかも、いせの舷門まではけっこう距離があるので、


とにかく走りました。(別に自分の彼氏に会うとかでもないのにね(笑))


そして、ようやく、桟橋に入ったくらいの時に、


メールが…


「もう桟橋にいますか?」


副長さんだぁぁぁぁ~~~~~


そして、海江田さんからも、同じメールが。


猛ダッシュで走り、


お二人に、「桟橋なう」をメールしました。


いせの方を見ると、いせの格納庫からご家族と思しき人々が上陸している…


やっばい!!!!


なんとかギリ間に合って、舷門で海江田さんを呼んでもらおうとしたら、


ドンピシャのタイミングで海江田さんがご登場


よかったよ~、間に合って


いろいろなお礼を兼ねて、ささやかな贈り物を、と思っていたら…


海江田さんもお土産を用意してくださっていて、


なんか、プレゼント交換みたいになりました(笑)


それがコチラ↓↓↓



キューピーが一人増えました(笑)


そんなこんなで、お話していると…


今度は副長さんが来てくださいました


海江田さん、入れ替わりで舷門へ。


腕章をつけていたので、当直士官だったみたいですね。


「今朝来たの???」


と副長さん


「はい、さっき来ました(笑)」


「よく来たねぇ(笑)」


「…だって、いせの出航は見た事なかったんですよ~」


「あれ?そうなの?」


「はい、入港は見た事あったんですけど、出航はまだなんです」


「そうなんだ。今日は家族が来ているから、『帽振れ』もするからね」


「ヤバいですちょっと、私、絶対泣きますよ


「もうすぐ、隊司令と、隣のきりしまの艦長が出て来られたら、もう閉めるから」


と副長が仰ってほどなく、


海江田さんが


「まもなく、隊司令が出られます」


と呼びに来られたので、ここで副長さんは艦内に戻って行かれました。



ほどなく、きりしまの艦長さん、


しばらくして、隊司令が出てこられました。


舷門で敬礼して見送る乗員さんたち。


海江田さんの敬礼は、ひときわ美しい敬礼に見えました。


この姿を、彼女さんにお見せしたかったなぁ…。






そう、この日はいせときりしまの出航でしたので、


岸壁の様子はこんな感じでした。



イージス艦きりしまと、いせのツーショットは、


海上自衛隊ファンにとっては、なかなかたまらない画ではないでしょうか?


しかし、この二隻に挟まれていると、すっごいインパクトがありました(笑)


ちなみに、きりしまは、4月のカレーフェスティバルに参加予定でしたが、


例のやんごとなき事情で欠場となり、


かわりに



この子がいたんです(笑)


個人的に、この「1.74」の艦番号が好きですね


今回、きりしまが先に出航するようでした。


徐々にきりしまの舫いが解かれていき、最後の舫いが離れた瞬間…


ラッパが鳴り響き、「出航用意」の掛け声が。


すると…


きりしまの後ろに停泊していた二隻からも、ラッパが響きました。


そしてさらに格納庫には、大きな自衛艦旗が掲げられているではありませんか



私はこの光景に、涙があふれてきました。


海外へ旅立つ僚艦の航海の無事を祈ると共に、


「頑張って行って来いよ!」と励ましているようではありませんか。


よく見ると、その奥の岸壁にいる艦上にも乗員が並び、


各艦からラッパが聞こえてきて、僚艦を見送っているのが分かります。


なんという美しい光景かと思わずにはいられません。


こういう部分が、まさしく海上自衛隊を大好きな所以です。




もちろん、帽振れ!が行われたのですが…


感動のあまり、その瞬間を写真撮っていないんです


というか、手を振ることすら忘れて、ただただ、見送ってしまいました。


それくらい感動してしまいました…。


きりしまは、静かに出航していきます。








続いて、いせも出航準備が行われています…が、


舫い作業などは、上甲板の下で行われていますので、


全く見えません。



舷門にももう人影もありません。


この時点で、出航に関わる仕事をしている人が見えるとするなら、


艦橋ウイングにいる方たちなのですが、


この方たちは、建物でいうと7階くらいの高いところにいます。


下にいる、お見送りのご家族は、首が痛くなるくらい、見上げていらしたのではないでしょうか。


この時には、甲板上に作業服を来た乗員の方々が並んでいらっしゃいました。


「パパぁ~~~」


と言って手を振る子供たちや、


かわいらしい敬礼をする子供たちがいます。


寂しいようなうれしいような表情で、ご家族を見下ろす乗員さんもいれば、


無表情に直立している乗員さんもいます。


そういう方たちは、恐らく独身なのでしょう。


彼らを見て、ふと思いました。


こんな時に、お見送りをしてくれる家族や恋人がいると、


置いて行く寂しさはあるかもしれないけど、


やっぱり、張り合いといいますか、


がんばろう、無事に帰ってこよう、という気持ちは、一層強くなるのではないかと思います。


「必ずここに帰ってくると、手を振る人に笑顔で応え…」


この日は、音楽隊の演奏はありませんでしたが、


海賊対処やインド洋などへ長期出航する仲間を見送る時に、必ず演奏するという、


宇宙戦艦ヤマト。


この一節を思い起こさずにはいられません。


そして、笑顔で応える相手が、いないよりはいた方が、


きっと彼らにとっても、幸せには違いないはずなので、


一人でも多くの人に、


素敵なパートナーができたらなぁと願わずにはいられませんでしたし、


同時に、改めて、自分が今行っている


「ゆるやかな会」という活動の意味の大きさを実感しました。


一人でも多くの自衛官に、


笑顔で手を振り見送ってくれる、


素敵なパートナーが現れますように、と願わずにはいられません。



ゆっくりと、いせが岸壁を離れます。


最後の舫いが解かれ…


ラッパがなり、「出航用意!!」を告げるWAVEの声が聞こえました。



一斉に、帽振れが行われ、さらにいせが岸壁から離れていきます。




この時…


ボーッ…ボーッ…ボーッ…


初めて聞いた、いせの出航の汽笛に、涙があふれて…。


あの何とも言えない、物悲しい重い汽笛の音は、一層離れていく寂しさを増長させます。


もちろん、いせの時も、各僚艦から、


ラッパの音が聞こえてきました。



見ると、さきほどきりしまの出航も見送っていた、


護衛艦「とね」と掃海母艦「ぶんご」です。


さきほども思いましたが、あんなに離れたところからでも、


ちゃんと飛行甲板に出てお見送りするということに、本当に感動します。


また、女王いせをエスコートしているタグボートにも、



UW「ご安航を祈る」の旗が揚げてあることに気づきました。


こうして、みんなで出航していく仲間の航海の無事を祈る様子に、


海軍の美しい伝統と、船乗りとしての仲間意識を強く感じるのです。


洋上慰霊式とはまた違った、美しい儀式を見たような気持ちになりました。






桟橋に残っていた家族が、


桟橋の一番奥まで移動して見送られます。



やがていせは方向を変えました。



見送る方の中に、


そっと涙をぬぐう、子供連れの奥様の姿が目に入りました。


小学校高学年くらい?のお子様を二人お連れだったので、


結婚してそれなりに年数も経っていらっしゃると思うのですが、


それでも、ご主人の出航に際し、お子様の前で、


ご主人がいなくなる寂しさに耐えかねて涙を流されるというのは、


ご主人に対する、深い愛情を感じずにはいられません。


この方は、一体何度、こうしてご主人を見送って来られたのでしょうか…。


清楚な佇まいの中に、寂しさを懸命にこらえながら、


多くの時間をお一人で、お子様を育ててこられたしなやかな強さを感じました。


お子様にせかされるように、手を引かれ、


何度も何度も、いせを振り返りながら、


文字通り後ろ髪を引かれるように、桟橋を後にされて行きました。








そのあとは、一人減り、二人減り、


いせが風景と同化しているようになった時には、


もう、桟橋には私しかいませんでした。


最後、岬に完全に隠れたいせを見とどけて、私はようやく、踵を返しました。


いってらっしゃい。


いせの皆さま、きりしまの皆さま、ご安航を心からお祈りしています。





第4師団創立60周年記念行事 ~祝賀会食編~

2014年06月06日 | 陸上自衛隊


訓練展示も終わると、もう、お昼です。


…ってことで、ここで、ゆる会ガールズたちには非常に申しわけないけど、


私と、エスコートの陸自さんは、


祝賀会食の会場に向かわせて頂きました。


それこそ置き去りにしてしまった彼女たちを、


優しい陸自さんは、


「大丈夫でしょうか?」


と何度も何度も心配して気遣っていらしたのですが、


冷たい私は、


「だって、みんな大人ですから、大丈夫ですよ(笑)」


と一笑にふしました…ごめん、みんな…。


だって、そ~じゃん?(笑)


しかし、ほんっとに、自衛官ってなんでこんなにやさしいの~?


この方もそうですけど、ホントに紳士でステキなんですよ


そして、なんで、そんなにやさしくてステキな方たちが、


たくさん独身のままなんだろうか?


ほんっとに不思議で仕方ないわ





ということで、さっさと祝賀会食の会場の体育館に向かいました。


割り当てられた席がそれぞれあり、


陸自さんとは真反対の席でしたので、


「では、後ほど」


と一旦お別れして、それぞれの席に…って立食なんですけどね~。


なので、きちんと名前が書いてあるわけではないので、


けっこうざっくりした区分の席が割り当てられており、


なんとなく、適当に立っていました。


…ら、周囲が完全に幹部とおぼしき陸上自衛官の方々に包囲されている私。


さすがに、ここでいいんだろうか?と思って突っ立っていると、


たぶん、この方たちも、


明らかに場違いな女に、違和感を感じたんだろうね(笑)


「どこの部隊の関係者ですか?」


と声をかけてくださいました…が、


「・・・え??いや、それはわかりません。でもここのテーブルなんです」


と、こちらも困惑して返すしかない。


その時、首からかけている携帯が鳴りました。


出ると、


「みね姉さま!今、どちらですか?もう会場ですか?」


という、久留米駐屯地の広報官の方からで、


この電話で、実は、初めて悟りました…


今回のこの記念行事のご招待は、


私が久留米駐屯地の防衛モニターだったから


頂けたのだという事を(笑)


そ、そうだったのか…。


「え、あ、すでに会場の指定されたテーブルに一応いるのですが…」


と答えると、


「申しわけございません!!すぐに参ります


と言って、広報官さん、本当にすぐ現れてくれました~!


よかった


「こちらにどうぞ」


と案内された、そこには、


やさしい素敵な笑顔の方がいらっしゃいました。


久留米駐屯地の司令官兼連隊長


大場一等陸佐殿です


いや~ほんとにやさしい笑顔がステキな方


そして、居場所があってホントに良かった…


ここももれなく、陸上自衛官の幹部さん達に包囲されていましたが、


今度はアウェイ感がないので、ぜんぜん平気~


ウェルカム空気なので、ようやく安心できました


そして、がぜん楽しくなってきました~


テーブルは、こんな感じです。



ランチョンマットは、



こんな感じ


写真を撮ったり、全体をきょろきょろして見渡していると、


連隊長さん、いろいろと気遣ってくださるんですよね


基本的に、私は「気遣ってもらうのが大好き」なので(笑)


この祝賀会では至ってご機嫌でした


…ところで、この時点ではまだ、


開会されていません…ので、目の前のお酒とかお料理はお預け状態


しばらくすると、開会が告げられ、交代でいろんな人が壇上に現れたり、降りたりします。


民間人もいれば、自衛官もいます。


で、ある民間人のおっさん2人が、


国旗に一礼しないで檀から降りて行ったのを、私は見逃さなかった


…じつは、この間も、連隊長さんとちょこちょとお話していたのですが、


これを見咎めて、私が、


「あ!あの2人、礼しないで降りてった!!!」


というと、連隊長さん笑って


「そこですか


「だって、私、ああいうの気になるんですよ~


なんたる不敬かと…しかも、自衛隊の創設記念行事の祝賀会でですよ


そんな奴らが前に出て、なんの話をする権利があるのかと、イラッとするの


翻って、当然ですが自衛官は、一礼するまでの所作の1つ1つが本当に美しいですね


見ているだけで、こちらも背筋が伸びます。


やがて、壇上には酒樽が運ばれ、その後ろに、地元出身の国会議員たちが6名ほど並びました。


壇上を見ていた連隊長さんが、くるっと、こちらを振り返って、


「長いですよ(笑)」


と(笑)


「え?これから鏡割りじゃないんですか???」


「違いますね。長いですよ~(笑)」


まぢか、と思ったら、ホントに長かったよ


特に最初にしゃべったじじい議員。


そもそも、この会食が2時間弱しかないわけよ。


少しでもさっさと話を終わらせて、ゆっくりご歓談を、くらいの気をきかせろよ


このおっさんの支持者って誰だよくらいのことを心の中で毒づいていました。


おもしろい話ならともかくね~、何しゃべってんのかわかんない話を聞かされてもね~。


このじじい議員が話終わった後、ほとんど例外なく、皆が


(やっと終わった)


と思ったに違いない…壇上の他の議員たちも含めて(笑)


ようやく全ての話を聞き終わり、鏡割りも終わるころ、


各テーブルの端の下に置いてある、でっかいプラスチックの箱の所に、


若い接遇係の自衛官がすばやく来て、


ただならぬ緊張感を醸し出しながら、箱の前に膝まづいていました。


あれたぶん、今から地対空誘導弾でも撃ちます、くらいの緊張感だったよ?


「な、なにごと


と思って、彼らを見守っていると、タイミングを見て彼らは、一斉に…


箱を開けました…すると、中には


大量のビール


あ、あのでかい箱って、クーラーボックスだったのか(笑)



っていうか、あんな緊張感でクーラーボックスを開ける人って、


今まで見た事ないよ、私…。


それから、彼らは、ものすごいスピードで、ビールを一本一本丁寧に拭きあげ、


ビール運びにチャカチャカとセットしていきます。


一応、私、グランドハイアットというなかなかの一流ホテルに勤務していたことがあるのですけどね、


そこですら、こんな緊張感ではありません。


いつも、このブログでも「自衛隊の接遇はすばらしい」と


書いておりますが、いつも本当に関心させられます


自分に課せられた自分の任務に全力で取り組む、それが自衛官です


すごいなぁ…。







ってことで、ようやく飲み物にありつけるかと思いきや、


その前に、乾杯の儀式があります。


そこで、乾杯の音頭を取るために現れたオジサン。


いいから、早くおわらせろよ、と内心思っていたのですが(私だけじゃないと思う)


このオジサンが、余計な事をスピーチした。


「集団的自衛権に賛成の方は右で、反対の方は左で、乾杯しましょう」


…バカか!!!!!


ほんっとにバカか、このおっさんは。


こんな公的な場で、冗談でも自衛官を前にして言うべき事じゃないってことくらい


わきまえろよ!!


と、代表して怒鳴りたかったよ、私は。


ま、当然、会場には失笑が漏れていましたけどね。


なんかやりにくい乾杯でしたが、


もうそこは無視して、ココは気を取り直して楽しくかんぱーーい



ご歓談が始まると、会場はなごやかな雰囲気になりました。



連隊長さんが


「どうでしたか?今日の観閲式は」


と、仰ったので、


「楽しかったです特に、陸軍分列行進曲がっ


というと、


「えっ???(笑)あれですか???」


と連隊長さん。


「はい私、あの曲大好きで~今日は、生で聞けて本当に良かったです


「ま、マニアックですね(笑)」


「私、今度は絶対に、抜刀隊の行進を生で見たいです


というと、連隊長さん、爆笑。


「抜刀隊抜刀隊とか言ってくる人って初めて見ました(笑)」


…そうなんですか??私の周りは至ってフツ―なんですけどねぇ


すると、広報官さんが、


「それでしたら、今日のラッパドリルはどうでした?」


と。


「あ!あれすっごい楽しかったですああいうの好きです」


2人ともずっと笑ってる(笑)


「違いとかわかりました?」


「陸軍のは重くてかたくて軍って感じでしたけど、自衛隊のは明るくなって軽い感じがしました」


「お~、そのそれくらい分かってたら、充分ですよ」


などと、褒めて頂きイイ気分(笑)


っていうか、こういう話で盛り上がれるのがやっぱり楽しい











「何を飲まれますか?」


と聞いてくださった連隊長さんに、


「あ、ワインか日本酒が好きなんですけど~、ワインはなさそうですね~。

 さっきの、鏡割りのお酒を狙ってるんですけど(笑)」


というと、


「ああ!あるんじゃないでしょうか」


と言ってくださったので、失礼して日本酒をゲットしに向かいました。


…っていうか、


本当に欲しいのは、日本酒でなく、実は、です。


昨年、大村の記念行事でもそうでしたけど、


こういう時は、枡にお酒を注いでくれるんですよね。


それが、コレ↓↓




今回のは、ちっさめのカワイイ枡でした


枡を以ってウロウロしていたので、


よほど酒好きと思われたに違いない…。








そうしていると、あっという間に時間に…


途中、イラッとすることもありましたけど、


トータルでは、本当に楽しい時間でした~


みんな、やさしいし楽しいし…


しかし、こういう場にいて、いろんな自衛官とゆっくりお話させていただけると、


本当に、自衛官のみなさんのお人柄に触れることができますね。


ありがたい機会です。


もっと、いろんな方とお話したかったなぁ。


でもこれは、またの機会のお楽しみってことで


また、よろしくおねがいいたしま~す


ちなみに、この後は、エスコートしてくださった陸自さんと、


ゆる会ガールズと再集結の後、


いつものシダックスにて、ゆるオフ会


ここで、美女WAFさんと、海軍が参戦し、


ものっすごい楽しい軍歌祭りとなりました(笑)


もうね、楽しすぎてどうしようかってな1日でした







あ、来週は、初のヘリ体験搭乗に行ってまいります


空デビューで~す


もちろん、また、ブログに書きますので、お楽しみにっ


その前に、明日は呉に行ってきますので、


そのレポもこうご期待


では~

















第4師団創立60周年記念行事 ~訓練展示&ドリル編~

2014年06月05日 | 陸上自衛隊


いきなり、こんな中途半端なタイミングで、


ブログの衣替え(?)をしてしまい、申しわけございません(笑)


私、蓮好きなんですよね~


キレイな蓮のスキンがあり、思わず変えてしまいました。


いつもご訪問くださっている皆様、リンク先は正しいのでご安心くださいね。





さて、観閲式が終わり、


次はオートドリルとなります。


オートドリルとは、オートバイによる演技がご披露されるものです。


バイクって、そういえば、海自さんってバイクが趣味の人って多いですよね?


気のせいかと思ってたけど、やっぱりそうみたいです。


やっぱり、狭い艦内にと閉じ込められていると、


ああいうので、駆け回りたくなのでしょうか?


そんなことを考えていると、


10台ほどの(もっといた?)バイクが1列になって、


がーーーーーーーっとやってきました。



おおおおやっぱ、かっこいいですね~


これは、もう、文章で何を書いても伝わらない気がするのですが、


すごいスピードで来て、キュッと止まる瞬間がなんかかっこいいです


その雰囲気をもっとも伝えてくれるものが、


こちらです↓↓↓




よかった、このパンフレットがあって…(笑)


もちろん、私の席からは、こんな凛々しい表情は一切見ることはできませんでしたが、


きっと、こんな表情なんだろうなぁっていうことは、容易に想像できました。


かっこいいですね~


こういう方たちが、二手に分かれて、斜め一列になり、


お互いめがけてすっごいスピードで向かっていくのだけど、


これが、ぶつかりそうでぶつからない…


ギリギリ、紙一重のところですれ違う、という見せ場があり、


ここはやはり拍手喝さいの所です


動くのも、止まるのも一斉で、タイミングを合わせるのが


とっても難しいんじゃないかと推察いたします。


そういう中で、ほぼラストで


もし、これがTVならば、


「良い子はマネしちゃいけません」


というテロップが流れそうなものが出てきました。


いわゆる、手放しの立ち乗り(?)的なスタイルです(笑)


いや、すごかった。自転車とかじゃないのよバイクよ


なんであんなことができんのか、と…。


…っていうか、性格の悪い人なら、


「一体こんなことが何の役に立つんだ?」


などとフザケタ思考になると思いますが、


実はこれがとても重要だと言う事が、この後の訓練展示で分かったのです。


ってことで、こちらはのちほど







こういう、オートドリルが終わると、


お次は、ラッパドリルが始まりました。


各部隊から、選りすぐりのラッパ奏者が隊をなして入場してきます。



もちろん、演奏しながら。


WACもいましたね~。


この隊が2つに分かれます。


左側のまとまりが、旧陸軍の


右側のまとまりが、現・陸上自衛隊の


さまざまなラッパを、それぞれのバージョン(?)で演奏するので、


それを聞き比べてもらおうという趣向です。


私、こういうの好きですね


「起床」ラッパの聞き比べから始まり、


食事の時の、旧陸軍のラッパが吹かれると…


「正露丸?」「正露丸…」「正露丸だ(笑)」


と、あちこちから、さざめくような「正露丸」というフレーズが聞こえてきました(笑)


まぁ、あれですよ、


ラッパのマークでお馴染のあの薬のCMでおなじみのあの曲、


あれがまさに、旧陸軍の食事の合図のラッパなんですね(笑)


知ってたけど、この瞬間までそんなこと忘れてたので、


もれなく私も、「正露丸(笑)」とつぶやいた中の一人です、はい(笑)


ほかにイメージしようがないもの~


しかし、この旧陸軍の食事の合図を、


胃腸薬のCMに使おうって決めたのって、一体だれなんだろう?


…ちなみに、もちろん今は正露丸ではありません。


ぜんぜん違います。


っていうか、今の食事の合図がこれだと、鳴るたびに胃腸薬をイメージしそうでイヤよね?


そんなん、陸自さんたち、かわいそうだもん~(笑)


聞き比べとしては、


旧陸軍のは、重くて低い、いかにもかっちりた軍隊、って感じで、


陸上自衛隊になると、明るくて、軽めでどちらかいうと楽しい感じでした。


そう聞こえました。


私には、こんな解説でせいっぱいでごめんなさい~





さて、お次は訓練展示。


北と南に分かれて、北に敵が侵攻してきた過程で、


南に自衛隊が展開するという設定。


ふふふ、こういうの好き~


で、ここで、まず、先ほどのバイク部隊が登場したではないですか


つまり、バイク部隊=偵察部隊だったんですね~。


な~るほど~(知らなかったよ…)


で、その偵察部隊が、


バイクに立ち乗りで両手で銃を構えて、猛スピードで敵陣に侵入


とかいう離れ業をやってのけたではないですか


ここで、先ほどの、一見「お子様は~」的な事をしていた意味が分かりました…。


だから、両手を離していたのね。


なんかもう、すごいの一言です。


それから、いろんな車両が出てきて(ごめん、わかんないよ


やがて、高射特科隊のお出ましです。


そう、地対空ミサイルですね。


やっぱり、ミサイルとか出てくると、がぜんテンション上がります(笑)


もちろん、実弾なんか使用できないので、空砲です。


こういう時、「大きな音が出ます。ご注意ください」


というアナウンスがいちいち親切に流れます。


で、わりと私が好きなのが、


撃った後の


「だんちゃ~~~~く」


です(笑)


なんですかねぇ…


「出航用意」とか「と~りか~じ」「おも~か~じ」「いただきます」みたいに、


独特なフレーズが、妙に好きなんですよね。


なんだけどさ、


今回、一回くらいで、あんまり言ってくれなかったなぁ


ところで、地対空ミサイルだけでも種類がいろいろあるんですねぇ…


と、エスコートしてくださった陸自さんに言うと、


「射程距離で違うんですよ」


と教えてくれました。


あ、なるほど。


だから、


「これは、久留米まで飛びます」


とか


「これは博多湾まで飛びます」


とか、非常に分かりやすい説明がなされていたわけですね。


もちろん、ミサイルだけでなく、


戦車もまたまた登場しました。


もちろん、戦車の時は空砲といえども大きな音がするので、


子どもなんか多泣きしちゃってる(笑)


…のだけども、え~っとですね、


やっぱり、先に総火演を見ちゃうとダメですね(笑)


別に、いせを見た後に小さい艦艇を見てもそんなにあれですけど、


単なる個性(?)の違いですから。


やっぱり、音音の迫力はダメです


空砲か実弾かの違いは大きいよ。


ぜんっぜんちがうもん


特に、戦車のはほんとに違うの


音があんなに軽くないもん。


…って言っても、こんな市街地のど真ん中で、戦車から砲撃する訳にはいかんので、


仕方ないですけどねぇ


もともと行くつもりだったけど、これで、


総火演、絶対行くって決めた






決意を新たにしていると、今度はヘリが来ました。


今月、陸自さんのヘリに乗るんで、どの種類のヘリなんだろ~?と思いながらみていたんですけどね。


まぁ、アパッチだのチヌークだのではないことだけは、たしかです(笑)


どうでもいいんだけど、正面から見ると妙に細く見えるヘリが、コブラというものだと言う事を、


私はこの時に初めて知りました…ええ。


初めて、名前と現物が一致したんです(笑)


私の陸自知識なんでそんなものです…すみません


で、偵察のヘリとかいろいろあって、


今度は、かのレンジャー隊員を乗せたヘリが来ました。


へりが、同じ高度をキープしたままで、そこから、


レンジャー隊員4人くらい?がロープをつたって降下します。






見えます?レンジャーさん達…(涙)


ロープに、何かがくっついてる、みたいにしか見えないんですけど…


レンジャーさん達です


すみません…スマホにはこれが限界でした


っていうか、この中にいたのかどうかわからないけど、


受閲部隊の中に、知り合いのレンジャーさんがいたんですよね。


という事を、終わってから聞いたって言うね(笑)


はよ言えっつーの


しかし、ここで思ったんだけど、


ヘリ、レンジャーを降ろすとさっさと帰るじゃない?


総火演で空挺団の降下を見た時もそうだったけど、


…降ろされた人って、ここで、いったんは


置き去りにされるんだよね?


いや、後でお迎えが来るのはわかりますので、永遠に置き去りってことではなく、です。


まぁ、基本的に日本の自衛隊が敵陣近くに降ろされる事態はないわけだけど、


冷静にそのことを考えると、うわぁ…って思いますね


で、基本的に、ないとはいえ、


今後は、離島奪還作戦なんかで、ないとも言いきれない事態も無きにしも非ず、ですよね?


そんな日が来ないことを、祈るだけですが…。




訓練展示は、日ごろの訓練の成果を、広く国民に見て頂く機会です。


これを見て、カッコイイ!と思って、憧れて


新たに自衛隊を目指す子供や若者が、増えてくれることを願ってのPRでもあるでしょう。


しかし、彼らこそ、実戦で訓練が役立つ日が来ては、絶対にならないのです。


なぜなら、先ほどの離島奪還でもない限り、


彼らが戦う場所は、この日本本土ですから。


それはすなわち、敵がすでに日本に上陸してしまっていることに他なりません。


決して、彼らが実戦を行う事はあってはならない、


しかし、だからと言って、鍛えなくていいわけではない、


厳しい訓練をしなくていいわけではない。


起こってはならない最悪の事態を想定して、


彼らは、そんな矛盾に満ちた中で、日々厳しい訓練をしているのだと思うと、


なんとも言えない気持ちが込み上げてきます。


一生役立つことを許されないことのために、日々訓練をする…


そんな中でモチベーションを維持し続けるというのは、


とても困難だと思うのです。


そういう意味では、


かの震災において、様々な困難な局面で彼らが極めて大きな活躍が出来た事は、


本当に良かったと思います。


ましてや、戦争ではなく、多くの人を救うために


日々の訓練が役立つ日がきたのですから、


これに勝るものはないでしょう。


ですが、だからと言って、実戦の訓練をしなくていいというのではなく、


命のやり取りをすることを前提とした厳しい訓練をしているからこそ、


あのような過酷な中で、災害支援が可能だったのだという事を、


絶対に、我々国民は知っておかねばなりません。


だからこそ、


彼ら自衛隊は、私たちを救う事が可能な存在なのだという事を。


いつだって、


戦であれ、災害であれ、私たちを護ろうとしてくれているのだという事を…。



第4師団創立60周年記念行事 ~観閲行進編~

2014年06月04日 | 陸上自衛隊


さてさて、私の今年の目標、


陸上自衛隊の記事も増やすぞ!!


を達成するべく、満を持して行ってまいりました。


ことの発端は、ある日突然届いた、


「第4師団創立60周年記念行事」の招待状。


実際にご招待してくださった方がナゾで、


てっきり、お世話になっている、


春日の2人いらっしゃる連隊長さんのウチのお一人からだろう、と勝手に思っていました。


他に考えられなかったので~。


ともあれ、自衛隊の行事にご招待頂いたら、そりゃあ行くに決まっているので、


ウキウキでお返事を出した次第です。







するとそこから、フェイスブックでそのことをつぶやくと、


「春日でない」他の駐屯地の陸自幹部さんが、


ご自身も行かれるとのことで、せっかくだからエスコートします、との


とってもありがたいお申し出を頂きましたので、


この後に「ゆる会のオフ会」を企画したり、


ゆる会ガールズ達もまとめて一緒に見学ツアーにしたりと、


なんだか盛りだくさんな企画になっての1日になりました(笑)


せっかくなので、みんなでわいわい行った方がたのしいもんね。




ってことで、迎えた当日、


正門に集合すると、本日、お世話になる陸自幹部さん(元空挺の教官さんです)が、


制服を着てくださってお出迎えして下さいました


…お暑い中、本当にわざわざありがとうございます


こういう時に、本当に丁寧にお出迎えして下さるのは、


陸も海も変わらないんですよね~


自衛隊のお・も・て・な・しの精神の素晴らしさには、いつもながら感銘を受けます。


そもそも、この方、この日別にお仕事でも何でもなくて、


プライベートで来てくださってたんですよ~


なのに・・・


ただ、制服着て頂いていたので、


女性を5~6人引率しての行動は、妙に目立ってましたね(笑)


なんか、本当にすみません…(笑)







さて、無事に全員と合流を果たした後は、


観閲式までちょっと時間があるので、


売店に行ったり、室内で休憩したりして過ごしていました。


まったりと過して、ころ合いを見て、移動…すると、


ん~~~~案の定、観閲部隊、見えず


まぁ、私は一応、招待客なので、お席があるのですが、


せっかくなのでみんなと一緒にいようと思っていたのですが、


これじゃあ、写真も撮れないよ~


ってことで、申しわけないけど、


ゆる会ががガールズたちを、陸自さんに託して


私は、招待席に移動しました。


が、


それでも、スマホ撮影ではちょ~っと無理がある距離(笑)


見えるだけマシかなぁ、って感じでした。


しかも、移動途中で国旗が入場し、国歌斉唱もままならずで、


忸怩たる思いでいっぱいの、観閲式スタートとなりました。


ところで、私が座っている席は、自由な感じで


空いている所にどうぞ、って感じだったんですが、


隣一面は、制服を着ただいたい佐官クラスくらいの方たちで埋め尽くされていました。


私は、むしろそういう席を好んで座りますけどね(笑)


なんだかそれだけで楽しい気分になってきて、


がぜん、ヤル気(?)になってきます







さて、中央に受閲部隊が並んでいらっしゃる中、


エライ方々のご挨拶が一通り終わり、


一旦、受閲部隊がはけて、いよいよ観閲行進が始まります。


最初はもちろん、音楽隊が入場し、


続いて、今年入隊したばかりのフレッシュな陸上自衛官たちが、


歩いて行進します。



が、この時の楽曲に、私は一人大興奮しました


そう、行進曲と言えば、


陸軍分列行進曲(別名:抜刀隊)ですよ


この、日本最古(って言うのかな?)の軍歌が、実は私は大好きでして(笑)


純粋に曲調だけの好みで言うと、


軍艦行進曲よりも好きかもしんない…ってくらい、好きです


西南戦争の時に作られた曲らしいですね。


独特の曲調と響きが大好きです


そんなわけで、今年は防衛大学校での、


文字通り「抜刀隊」を見たいとの野望がフツフツと湧き上がっております(笑)


いや~、これをいきなり生で聞いちゃったもんだから、


すっかり満足しちゃったよ~。(←始まったばっかりです)





一人で浮かれていると、曲が変わり(テンポの速い曲になりました)


今度は、というかこれから次々に、いろんな車両が入場してきました。


…が、え~…陸自知識がほぼない私には、


一応アナウンスが流れていても、イマイチ分からずで、


隣にいるエライ感じの方に、ずうずうしく色々聞いておけばよかった…。


私が好きな陸自の車両は、あれです、あの、ご飯炊く車


何て言ったけ??あれ、好きです


一度、あれで炊かれたご飯を食べてみたい


あれは、行進(?)してなかったですね…残念でした。


しかしそんな私にも、いや、誰が見ても一目でわかるヤツが来てくれた


それは、コチラ…



はい、戦車です。


これ、1台しか映っていませんが、結構な列をなして行進(?)していたので、


か~な~りのインパクトがありました


戦車が列をなすと、やっぱ、迫力ありますね


ちなみに、戦車、一度乗ったことあります(笑)


体験搭乗で、観光用のゾウさんの上に作ってある囲いみたいなのが、戦車の上に作ってあって、


そこに乗る、っていう、あれです、あれ。


あれは、本当にアトラクションみたいな楽しさがありますね


そんな思い出に浸りつつ、戦車を見送りました(っていうか、すんごい早い


観閲行進なので、


ただ、車両が通るだけでなく、


各部隊の、指揮官の方々が乗っていらっっしゃっての行進ですから、


観閲舞台(っていうの?)の前を通る時は、


掛け声とともに、旗が掲げられ、指揮官が一旦腕を真横に伸ばして、


ピッ!と敬礼をされる様子が、とっても素敵で見ていて楽しかったです


やっぱ、こういう場面が好きなんですよね、私は。


ハードより、人の洗練された動作とか、訓練された動きとかが、好き


受閲舞台の中には、当然、私がお世話になっている、


連隊長さんや大隊長さんもいるんだよねと、


必死で見ていて、お通りになった暁には、雄姿を激写せねば


と、意気込んでおりましたが、


いかんせん、スマホでは全く写らずで、残念ながら雄姿の撮影、失敗…


しかも、早いし


ってことで、


観閲行進は、非常に私的にはいろいろ不完全燃焼でした(←デジカメ買えよ)


悔やんでも仕方がないので、


次、気を取り直して、オートドリルと、ラッパドリル、訓練展示に参ります。


ってことで、続く~(笑)