異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

中国語講座

2009-02-01 19:32:21 | Weblog
外国人寮の住人で、とある研究所に短期研修に来ている工学博士、王さんのボランティア中国語講座を受け、はや8回目。「驚くほど身につく中国語」をテキストにスタートした講座も既に135ページまで進み!ますた。一回3時間ノンストップ。フツーの中年脳にこのスピードと濃度はとても得難い経験であります。

このスピードを阻止するべく知り合いを誘いまくれど、皆忙しい日本人。クラスメイトが大雪で休みにつき、昨日はマンツーマンの3時間でありました。あ、頭がどんどん文章の増えていくテキストについていってない。で、なるべく世間話で濃度を薄める努力をしてみました。共通項で話すと、飲食、歴史なんかが話題のメインに(まあ、普通ですね。)。
王さん、任期も既に後4週を残すのみで研究所の人達30名から成る餃子パーティを開き、豚肉と韮の餃子、ヘビ餃子(?)を900個作ったそうで。

私「ヘビって中国食材店で売っているんですか?」
王先生「普通のスーパーです。」
私「シマヘビですか。青大将ですか。この辺ではヘビは売っていないと思います。」
王先生「西友です。」
え、そ、そんなバカな!ああ、エビかよ。

この会話から端を発し、生活の程度が同じだと文化圏が違っても、かなり似た言い伝えが発生するという文化の普遍性を発見するに至るのであります。

中国の農村伝説「へび酒の怪」
ある男が、薬酒をつくろうとヘビを捕らえ老酒に漬け込みました。ただし栓と酒の間にヘビが呼吸できる隙間が残っていて、ヘビは生き永らえておりました。それとも知らず、1ヵ月後男が酒を飲もうと蓋を開けると毒蛇が男に噛み付き男は毒が回って死んでしまいましたとさ。

あるよ。その話。実家の田舎で。日本の農村も蝮酒つくるから。草刈していたとき蝮とれて、一升瓶に入れて蝮酒つくったっけ。但し使った酒は焼酎だったけど。


日本の農村と中国の農村は共にへび酒を造る。大雪の日の学びであった。

王先生曰く、「文化は似ていますね。」


「へび酒の怪」は中国、ベトナム、日本などアジア圏ではびこる農村伝説のようであります。






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