初詣なのだ １

１２月３１日の３時半に、夕食を友達と一緒に取ったあと初詣に行くのですが、来ませんかというFBメッセージがアラビア語の先生から。家族と年越し蕎麦を食べるという行事があるので夕食は却下だけど、初詣はいずれ行くことになるので、相乗りさせてもらうことにした。
確認したらスクーターがガス欠の上、もうガソリンスタンドが空いていない。で、午後１１時に自転車で出発。

自転車に乗っているものだから少し汗ばむくらいの体感温度。近道をしながら街のイルミネーションを横目で見る。「これから歩いて向かいます。」とメッセージ。多分現地で１２時くらいに落ち合えるだろう。

提灯が道路沿いに灯してあるので、非常にわかりやすく、すぐに神社に着いた。もう人が結構出ている。

鳥居をくぐった瞬間に「どこにいますか？」と電話。
「鳥居。鳥居の前。」って鳥居わかるっけ？？
「in front of Red　Gate」

まもなく、鳥居前にて互いの姿を確認できた。先方は男性3人と女性1人、先生が紹介してくれる。「彼らはアルジェリアからで御夫婦です。彼はヨルダンから。」ああ、そうだよね。友達って中近東の人の方がなりやすいんだろう。みんなムスリムなので、並ぶ行列の脇を抜けていくことにした。



「１２時だけどもう、イベント終わっちゃったでしょうか？」と先生。
「はい？イベント？」
「１０８回ベルを鳴らすんでしょ。」
「１，２回じゃないかな。ベルって鈴もベルかな。」それ、ここじゃないかも。
本殿前の門に到着。いつの間にか行列が石段の下まで続いている。
「並んでください。並ばないとご利益はないのではと思われます。」と警備の人。
一方通行の出口の警備の人に「別に拝まないから、見学だけさせてください。」といって本殿の脇に行ってみた。