ウェディングブーケはくちなしの花

私事ですが…

今でもフツーにあるような大学のサークル先輩と後輩という、よくあるような恋愛結婚でしたが…

その頃の‘’ん～十年前‘’と今の違う点は…

当時は結婚式の半年前には、婚礼の手順にのっとり、きちんと結納をすませていた方が多かったのではないかしら。

(今は婚約式のような形かもしれませんが💦)

実家が医者という家柄もあり、結納せずに結婚するなど考えられなかったので💦ワタシもそれに従い…

我が家にお仲人さんご夫婦と義父母が結納のお品一式を持ってみえて、皆でお祝いの御膳を囲みました。

それが6月。

その時…実家の庭に面した広間から強くいい香りを放って、結婚を祝ってくれているように感じた花……それがくちなしの花です。

結婚式にむけて一番上の姉が、アートフラワーでウェディングブーケを作ってくれる事になり、『どんな花いい？好きなお花で作ってあげるわよ』と言われた時に、その結納の時を思いだし『くちなしの花！』とお願いしました。

ふつうウエディングブーケは

『愛してます』の花言葉からバラや

『しとやかさ』を表すカラー、

『華やかさ』の胡蝶蘭やカサブランカ、『可愛らしさ』ではガーベラなどの花が好まれ、たくさんのカスミ草を添えて花束を作ります🌿

くちなしの花で作るのは姉は初めてだと言っていました。

横でその話を聞いていた育ての親である祖母は…

『くちなし！縁起でもない…』と言ってあまり良い顔しなかったのを覚えています。

‘’死人に口無し‘’など良いイメージがないというコトでした💦

それというのも…

ワタシの生みの親は出産時に亡くなっているので、それを気にかけてくれていたのだと思います。。

そもそも、くちなしの花は女の子のいる家には植えると、嫁の口がなくなる(クチナシ)と言われて避けられていたそうですが、

まぁ、上の姉二人も無事に？嫁いでいましたし、

それを知りつつも植えていたわけだし～今さら～というコトで(^_^;)

考えてみれば…その頃のワタシにはそんなコトは全くどうでもよく、

初夏の訪れを感じるこの魅惑的で少々官能的な香りに、今年はどんな刺激的な夏になるだろうか…と、思いをはせるコムスメでしかなかったのですが💦

そんな早35年以上💦も前の昔話はさておいて。。。

今日も庭の片隅から香ってくるこのくちなしの花は、やはり好きな花だなぁ～と思うのでした🌿

くちなしの実は大好物の”栗きんとん”の色付けにも使われるので…

心とお腹を満たしてくれる素敵な花なのでした( v^-゜)♪