大学のサークル先輩と後輩のフツーの恋愛結婚だったけど
医者の家庭という家柄もありましたが…当時はやはり、きちんと半年前には結納をすませていた方が多かったのではないかしら。
ワタシもそれに従い…
我が家に結納のお品一式を、義父母と伴に届けて儀式をすませ、お祝いの御膳を囲むというやり方で。
6月…その当時、実家の一階の大広間から見えて強くいい香りを放って、ワタシの結婚を祝っているように思えた花ーーーくちなしの花。
アートフラワーで一番上の姉がウエディングブーケを作ってくれる事になり、『どんな花いい?好きなお花で作ってあげるわよ』と言われた時に、『くちなしの花!』と即答しました。
ウエディングブーケは
『愛してます』の花言葉からバラや
『しとやかさ』のカラー
胡蝶蘭やカサブランカ、可愛らしいところでガーベラに、カスミ草を沢山添えて……
などの白い花が一般的で主流だったので、姉は初めて作るといっていました。
横でその話を聞いていたワタシの育ての親の祖母は、
『くちなし…縁起でもない…』と言ってあまり良い顔しなかった。。
死人に口無しからいいイメージがないというからだった。
それというのも…
ワタシの生みの親はワタシの出産時に亡くなっているので、それを気にかけてくれていたのだと思う。
そもそも、くちなしの花は女の子のいる家には植えると、嫁の口がなくなると言われていたが、上の姉二人も無事に?嫁いでいたし、
それを知りつつも植えた家族もどうかと思ったのだが(^_^;)
その頃のワタシにはそんなコトは全くどうでもよく、
初夏の訪れを感じるこの少々官能的な香りに、今年はどんな楽しい夏になるだろう~と、思いをはせるコムスメでしかなかった( 〃▽〃)
そんな早35年も前の昔話は置いておいて。。。
今日も庭の片隅から香ってくるこのくちなしの花は、やはり好きな花だなぁ~と思うのでした。
その実は、花を愛でるより好きな…
好物の”栗きんとん”の色付けにも使われるし( v^-゜)♪