一人の人に2回接種するより、1回目と2回目の接種の間が長くなっても良いから1回目の接種をできるだけ多くの人にしていく策をとったカナダ。予測通り国民の接種率が60%を超えると陽性率、感染者数、ICUの利用率がどんどん下がってきている事をまさに実感する。
当初1回目と2回目の接種の間隔は16週。薬剤会社の勧めでは2週間。しかし先行するイギリスの状況分析やその時あった製薬会社のデータを下に決めた策。自国でワクチンを生産していないため、輸入量を上げることができなかった苦肉の策。それが功を奏したと実感する。今は輸入量が確保でき、1回目と2回目の接種の間隔は8週となっている。どこの国にとってもはじめての体験。しかしトップ科学者が頭を寄せ合い、このような決断をしたことは英断だったと思う。
こうしてみると効果は一目瞭然。
これが今日付の10万人あたりの過去7日間の新患者数
こちらが1ヶ月半前の同じもの。
日本のワクチン接種率も右肩上がりですが、カーブはG8の諸外国に比べて、まだまだ頼りないもの。行政と医療が組んでしっかり急ピッチで進めて欲しいものです。