走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

誰がアップデートするガイドライン

2018年08月18日 | 仕事
久しぶりに日本人看護師の友達と食事。楽しい時間でした。日本でもカナダでもずっと救急一本の彼女。

カナダの看護師は医師と同じ目線で患者ケア(日本は看護はケア、医師はキュアなんて言いますが、ケアは治療を含む医療全般を包括してケアと呼びますからね)を話せるし、医師から好きなようにやっておいてって言われる事もある(点滴のスピードや希釈度とか)からやりやすいと言えばやりやすいけど、その反面怖い事もある、と実際に起こった事を話してくれた。

その詳細は端折って、、、大切なのは怖いと言う気持ちが持てる事。そうでないと思い込みで薬を投与してとんでもないことになると言うこと。指示を出す私も同感する。怖いと言う気持ちを失い自分はなんでも出来る、知ってると思い込む方ことほど恐ろしいとはない。

で、救急で働く彼女が言うには知っているつもりでガイドラインをチェックせずとんでもない方法で投与する看護師がいると。救急でもICUでも一般病棟でも全ての点滴の投与方法が書かれているのだ。特に危険度の高い薬は必ず投与方法が正しいか、ガイドラインと照らし合わせ投与するのが決まり(危険度が高いと言う認識がまずは前提)。

指示通りに投与した、は看護師の言い訳にならないのがこの国。医師が間違える事だってあるのです。ガイドラインには抹消かセントラルラインからか、希釈度、何に希釈していいのか、スピード、何のモニターが必要か、看護師か、特別にトレーニングされた看護師か、医師のみかなどなど書かれている。私が急性期病棟を離れた14年前ごろ電話帳の2倍ぐらいありそうなファイルからコンピュータで検索と閲覧ができるようになった。

紙のファイルから電子ファイルになったのは、情報の変化の速さ。追いつくためには各病棟のファイルを入れ替えたかどうかなんかでは拉致があかないからだ。

で、こう言う中身をアップデートするのは昨日書いたCNEと薬剤師の大切なお仕事。その為にも新しい論文、国の医療のガイドラインの変化にも敏感にならなければならないのだ。こう言う面でも医療領域(図書館司書、薬剤師、CNE)を超えた協働により患者にとって安全なケアをするためのネットワークが出来ているのだ。






広島空港へ向かう途中。山陽道にて。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。