走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

肺結核

2020年09月12日 | 仕事
決して同じ事の繰り返しにはならない、驚きや感動や新たな学びがあるから辞められない今のお仕事。今回も学ばせて頂きました。患者の一人が肺結核に、、、

来週から治療が始まります。

いつもなら保健師によるコンタクトトレーシングがすぐに始まるけど、コロナのおかげで遅れが出ると思うから肺結核の症状が有れば連絡してね、だって(感染症センターの方との会話)!

はい、この患者さん数年前から症状があったのよ。血痰もずっと出てた事を知ったのは今年5月。レントゲンやCT上では怪しい影が、、、でもなかなか痰の検査に行ってくれず、ようやく最終診断ができた今週(諦めずに患者に検査をする様に促して良かった)。

コロナ以来診察中のマスク着用が当たり前となったけれど、それまでは診察室で私は何度も接しているから心配だわ。BCGを幼い頃にやった事をありがたく思わなければ。しかし肺結核に対しての効果は低い(小児の結核菌による髄膜炎の予防には有効)と言われているから、、、、

心配しても仕方ない。症状を観察するのみです。


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