なんかシリーズ化してきているけど、このまま行っちゃえ!
私が大学院を卒業してOSCE試験を受けた頃の合格率が60〜80%ぐらいだったような記憶が、、、そんな難しいOSCEなので学生時代から試験対策をするのだけれど、こんな会話があった。
OSCEはできない学生、バカな学生ほど受かる。
????と思うでしょう。
逆にベテラン看護師からNPになろうとしている人、クラスで一番スマートな人はOSCEで落とされる。
このような迷信が出るほどOSCEは得体の知れないものでした。しかし今NPとなりスコープなどを熟知し、カレッジの立ち位置を理解した今はこの迷信がほぼ事実である事を確信できるのだ。
みなさんは頭の良い人= 良い医者と思うでしょう。頭が良いの定義をどうするかでも変わりますが、機転が効き、知識量が多いとでもしておきましょうか?温和だとか話をよく聞いてくれる、とかは入れないでおきましょう。
で、この頭の良い医者なら治療を任せられる!と殆どの人が思うでしょう。しかしこの頭の良い医者が頭が良すぎて、ずば抜けて良すぎて、英文もガンガン読み込める人で、最先端の医療に飛びつき、日本で認可されていない治療を、外国で既に開始されているから、と日本で行ったとしたら?そして残念な事に治療は失敗して患者が死亡、もしくは重度の障害となったら?
日本で認可されていない治療を個人の判断でしてしまう。
ナースプラクティショナー(NP)が許されていない治療を個人の判断でしてしまう、と同じ事なのです。
だから自分一人でこの治療はできる!と思う人と、わからないから他の医療者にコンサルします、と言う人では前者が危ないNPとなり後者が安全なNPとなるのです。よってOSCE中に自信満々に全てをやり除ける受験者より、学んだ事をよく覚えていないし、自信ないし、怖いし、とコンサルしますと言った方が合格すると言う不思議な結果が生まれるのです。これが先の迷信の元なのです。
しかし実際の臨床で、毎回毎回他者にコンサルしないと何も決めれないNPは役に立ちません。わかってもらえるために両極端な例を挙げたせいですけどね。実際は自信家と慎重派を選別する試験と言った方が良いかもしれません。自信家過ぎてNPの枠を超えてしまっているNPが厄介になるから、と言えば分かりやすいでしょうか?勿論自信家ではなくて知識不足で、事の重要さに気づかない場合もあります。要は頭がよくても知識があってもスコープを理解していないと、その枠の外へ出てしまう可能性がある。そこを見つけ出さなければならないのです。
筆記試験の方は4者択一です。実際の臨床は4者択一なんてもんではありません。アルゴリズムも効かない複雑な思考過程と技術と知識の統合で教科書通りにならない複雑な患者を診て行くわけですから、OSCEのような問診から身体所見、治療計画まで統合したベットサイドのシナリオにどう反応するか見定める試験が必要になっていくのです。
因みにBC州のOSCEの試験内容を口外する事は硬く禁じられています。過去問題集を作ったり、成功セミナーなどを開催する事も禁じられています。カレッジが出している試験要項のみが頼りなのです。一字一字熟読すれば試験の意図なども明確で上記の事が理解できるんですけどね。
私が大学院を卒業してOSCE試験を受けた頃の合格率が60〜80%ぐらいだったような記憶が、、、そんな難しいOSCEなので学生時代から試験対策をするのだけれど、こんな会話があった。
OSCEはできない学生、バカな学生ほど受かる。
????と思うでしょう。
逆にベテラン看護師からNPになろうとしている人、クラスで一番スマートな人はOSCEで落とされる。
このような迷信が出るほどOSCEは得体の知れないものでした。しかし今NPとなりスコープなどを熟知し、カレッジの立ち位置を理解した今はこの迷信がほぼ事実である事を確信できるのだ。
みなさんは頭の良い人= 良い医者と思うでしょう。頭が良いの定義をどうするかでも変わりますが、機転が効き、知識量が多いとでもしておきましょうか?温和だとか話をよく聞いてくれる、とかは入れないでおきましょう。
で、この頭の良い医者なら治療を任せられる!と殆どの人が思うでしょう。しかしこの頭の良い医者が頭が良すぎて、ずば抜けて良すぎて、英文もガンガン読み込める人で、最先端の医療に飛びつき、日本で認可されていない治療を、外国で既に開始されているから、と日本で行ったとしたら?そして残念な事に治療は失敗して患者が死亡、もしくは重度の障害となったら?
日本で認可されていない治療を個人の判断でしてしまう。
ナースプラクティショナー(NP)が許されていない治療を個人の判断でしてしまう、と同じ事なのです。
だから自分一人でこの治療はできる!と思う人と、わからないから他の医療者にコンサルします、と言う人では前者が危ないNPとなり後者が安全なNPとなるのです。よってOSCE中に自信満々に全てをやり除ける受験者より、学んだ事をよく覚えていないし、自信ないし、怖いし、とコンサルしますと言った方が合格すると言う不思議な結果が生まれるのです。これが先の迷信の元なのです。
しかし実際の臨床で、毎回毎回他者にコンサルしないと何も決めれないNPは役に立ちません。わかってもらえるために両極端な例を挙げたせいですけどね。実際は自信家と慎重派を選別する試験と言った方が良いかもしれません。自信家過ぎてNPの枠を超えてしまっているNPが厄介になるから、と言えば分かりやすいでしょうか?勿論自信家ではなくて知識不足で、事の重要さに気づかない場合もあります。要は頭がよくても知識があってもスコープを理解していないと、その枠の外へ出てしまう可能性がある。そこを見つけ出さなければならないのです。
筆記試験の方は4者択一です。実際の臨床は4者択一なんてもんではありません。アルゴリズムも効かない複雑な思考過程と技術と知識の統合で教科書通りにならない複雑な患者を診て行くわけですから、OSCEのような問診から身体所見、治療計画まで統合したベットサイドのシナリオにどう反応するか見定める試験が必要になっていくのです。
因みにBC州のOSCEの試験内容を口外する事は硬く禁じられています。過去問題集を作ったり、成功セミナーなどを開催する事も禁じられています。カレッジが出している試験要項のみが頼りなのです。一字一字熟読すれば試験の意図なども明確で上記の事が理解できるんですけどね。