
2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。
その1 たかが言葉されど言葉
その2 患者が最も興味を持つのは
その3 興味のない人に理解してもらう難しさ
その4 スタンダードやレギュレーションの必要性
2つの意見についてすでに3日も費やしているので、どんな意見だったか忘れた方のために、本日のポイントに関連している方を再掲。
- 周知が国民に行かないのはアピールが足りないのではなくて、ユーザーのパスウエイを多様化、カスタム化、そして退院だけではなく、医療のナビゲーターの設置などの必要性があるのではないのでしょうか?人間みな自分の知識と経験で判断をするもので、サクセスストーリーを身近に感じない限りアピールをしても理解できないものです。
昔、昔の医療はとてもシンプルでした。現代の医療は複雑で選択肢も多く、迷子になってしまう方は1人ではありません。日本自体も世界で珍しい単一民族の国でしたが、外国籍の在日者も増えてきました。 男と女の二極の性の概念は変わりました。命への概念も変わってきました。よって昔のままの医療のままでは上手くいかないことは増えるのです。貴方の職場は、このような変化に対応できますか?
患者が複雑な医療のシステムの中をナビゲートできるようにサポートできる職は重要だと思います。そのようなギャップを埋めていくのもAPNの役割です(APNがナビゲーターになれとは言っていません。勘違いをしないように)。
入院から地域への退院がうまくいくように、退院調整をする医療者が誕生しましたが、その逆はありますか?
入院する必要のない状態を保つことができるように、つまり予防的な役割は?
日本は病院を中心として医療が発展してきましたが、予防的な意味でもQOLの視点でも病院以外の医療の充実は医療費の削減や患者の満足度にも繋がります。そんなシステム作りもAPNの役割です。
様々な現場で国民がAPNとの経験を重ねていけば、サクセスストーリーは国民の口で必ず広まります。
続く
冒頭写真:このリゾートに来るのは3度目ですが、ここまで晴れ渡った日は今までなし。南にある米国も、ロッキーの手前の山脈まで見えます。