基本的な事

昨夜の勉強会はコロナと若年層の摂食障害。

様々なメンタルヘルス系の疾患は世界中でコロナ前に比べ確実に上昇中。若年層の摂食障害もその一つなので本日の勉強会。私は週一で高校でクリニックをしているので摂食障害の生徒さんの診察をすることもある。

で、色々学びましたが、こちらが最も心の残った。

痩せても痩せても、もっと痩せなければ！とDistortion image を持っている子供たちへのケアで何が一番効果的か？の質問に対してパネラーの精神科医が返答した内容。

私たちだって自分が信じていない事を信じろと言われてもできないし、その人を警戒してしまう。それと同じで、まずはValidation。自分が信じているものを周りは否定するフラストレーションを肯定する事から始まる。そして子供と一緒にそのギャップの理由を話し合っていく事。

医療職はどうしても医療的に正しい事を前へ出しすぎてしまう。何故患者は理解できないのだろうか？わかろうとしないのだろうか？と思った医療者は多いはず。貴方にとって正論でもその人にとっては正論でもない。そしてそれを理解してもらうためには正論を突きつけることではなく、その人が自主的に「何故」を考えられるように持っていく事が最も重要。

大切な事を思い出させてくれました。勉強、勉強、、、、

冒頭写真:桜の命は短いからより美しい。このように落ちてくる桜の季語を落花と言います。傍題と呼ばれる季語には飛花、花筏、花吹雪、花散る、花の塵、花屑。ああ、ソメイヨシノは終わりそうです。