走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

嗜好品と健康障害

2016年03月09日 | 仕事
こちらがBC州で各種の嗜好品が健康に害を与え、その結果入院となったかの推移。



一番上の線がタバコ、2番目がアルコール、そして3番目が他の薬物。

タバコは肺がん、慢性閉塞性肺疾患を引き起こすので入院数はダントツで多い。それだけ確実に起こりうる健康障害だ。しかし近年の啓蒙活動で喫煙家は減少していることが入院件数の減少につながっているのか、グラフにも表れている。

それに比べアルコールと他の薬物はジワジワと上昇している。啓蒙活動、早期教育が重要だ。

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2 コメント

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おはようございます (のびた)
2016-03-10 08:31:14
時差が分からないので おはようございますでは 時間が合わないでしょうね(笑)
煙草の弊害は世界的に理解され対策をされているようですが 日本は少し遅れていますね 政治的でしょうか?
男性の喫煙率は減少してるのは分かります
ただ若い女性限定で調査したら 以前より増えてるような気がしています
昔なら隠れて吸っている女性 今では昼休みなど あちこちで外で吸って居る光景を眼にします
子どもが生まれるまで その後が心配です
私は酒もたばこも全然だめです
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のびたさんへ (美加)
2016-03-10 13:33:11
カナダで禁煙運動が広がった一番のきっかけは、レストランで働いていたウエイトレスが間接的喫煙により肺がんとなりその労災が認められたことです。それを受け就労法は変更され、市民を間接的喫煙から守るため公共の場での喫煙も許されないようになりました。喫煙者にとって肩身の狭い場所になったからです。それにタバコには高い税金がかけられ、入れ物には健康障害に関する言葉だけでなく絵などで警告を入れなければならなくなりました。タバコを吸うことがカッコイイと思わせるような宣伝、映画やテレビ番組のしようも禁止となりました。そして子供達の早期教育はすべての薬物に関して小学4年生から行われます。カナダの医療は無料なので膨大に膨らみ続ける医療費を抑えるためにも予防医学に重点を置くようになったことも関係しているのでしょう。日本は?実際の数字が手元にないのでコメントできませんが、調べてみるのも面白いかも。生産量、販売量、喫煙による肺がんの罹患率などなど。
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