走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

支援サービス

2023年01月27日 | 仕事

ドコケア。ケアプロの川添さんとは前回の日本訪問でお会いしました。正確に言えば2019年の第2回日本APNシンポジウムに来てくださり、そこでも接点がありました。


在宅看護のサステイナビリティー - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

在宅看護のサステイナビリティー - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

本日から二日間、今回の帰国の目的だった学術集会の開催日となりました。私が参加するパネルディスカッションは本日午後から。実は日本の看護学会に参加するのは登壇者とし...

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ニーズを捉え確実に事業の発展を遂げる姿には脱帽をしたくなります。


さてこのドコケア。おでかけ支援サービス。これについて私の働く地域の現状について書きながら、ドコケアについての思いを。


ドコケア お手伝いが必要な方の外出支援プラットフォーム

ドコケア お手伝いが必要な方の外出支援プラットフォーム

外出をはじめとしたお困りごとを地域のサポーターが助ける「ドコケア」のサイトです。電話とスマホから、簡単にお手伝いを依頼できます。

ドコケア お手伝いが必要な方の外出支援プラットフォーム

 



このようなサービスのニーズはかなりあると思います。こちらでも公共のサービスからボランティアまで同様のサービスが行われています。


障害の方はもちろんですが、精神疾患系だって、小児に高齢者も。こちらにはピアサポートワーカーの存在はとても大きい。ピアと言うくらいですから同じ経験や疾病を持っている人たち。お給料を貰ってこれを生業にしている人たちです。精神科疾患系、薬物依存分野、がんのサバイバーの方、シニアの方など。分野ごとに分かれています。

ボランティアの方も多くいます。小児の分野もあります。高次脳障害など各分野のトレーニングを受けていることが条件です。もちろんドコケアのように医療系の人もいます。リクリエーションセラピスト、作業療法士、介護士、看護師、カウンセラーなど。しかし医療系の人はその分野のプロなので、その役目に徹しています。これは私の譲れないところ。プロはプロの分野に徹底すること。例えば看護師はケアをするためにそこにいるので運転はしません。しかしそれならばコストが上がってしまいます。これについては最終回に詳しく書きますね。


さあ、疑問1。このようなサービスに行政から補助はあるのか? だってそうでないとお金に余裕のある人のみが受けれるサービスとなり公平性に欠けてしまいます。先に述べたようにカナダは政府の補助が大きく入ります。何故補助が出るのか?それはこのような活動は健康の向上に繋がるから。


続く。




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