メンタルヘルスがある人が集う施設がある。安価な食事を提供したり、ヨガやストレッチ、ホッキーやサッカー、ボーリングやスイミングに行ったり、音楽を奏でたり、クラフトやアートなどなどが出来る。スタッフと参加者によるボランティアで活動している。社会で働くことはできなくても、ここで小さな仕事を積み重ね、社会の一員として生きていく。素敵な施設だと思う。
そこへ行くマリア。彼女の双極性障害は落ち着いている。マ . . . 本文を読む
ダグが久しぶりにやってきた。彼の前回の記事はこちら。
一時は住む場所を見つけていたが、またホームレスへ逆戻り。ホームレスシェルターでも大げんかをして追い出され、やけっぱちになり深酒。薬を一週間飲まなかったら症状悪化。これではいけないと私に会いに来たと。行かなければならない検査もほったらかし。
前回診察に来たのは2月の終わり。先週も今週も朝食サービスの場所で私の診察を受けることができたのに恥ずかし . . . 本文を読む
カナダに来て7月で17年になる。それだけ英語圏にどっぷり浸かっているのに、未だに英語で石のように固くなることがある。以前に書いたように英語の頭と日本語の頭があるので英語を話している時は英語で物事を考え英語が口から出てくる。
初めての人やあまり知らない人を相手に話すとき、一文目で???と言う顔をされると石になってしまう。そうすると頭が真っ白になり全く英語が出てこなくなるのだ。
先日、末娘が午後か . . . 本文を読む
前回書いた母息子の息子が新患としてやってきた。学校で問題を起こしていると。
母親は随分落ち着いたようだ。前回のように感情的になることはない。
息子のダニエルは小学校一年生。授業中に落ち着きがなく、課題をこなさないので居残りを命ぜられる。腕組みをして取り組もうとせず、先生が声をかけるとクレヨンの箱を壁に向かって投げつけた。
家では問題的な行動はないのになぜ学校では、、、、と母親は首をかしげる。 . . . 本文を読む