走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

隠したって無駄ですよ

2018年12月26日 | 仕事
クリスマスから新年へお酒を嗜む機会が多くなります。自分のペースで飲み過ぎにご注意を。 そんな時期に私の患者ももれなくですかね。アルコール依存の彼。来診の時には身なりもキチンと。お酒を断ちシラフでやって来るようになって半年。よほど入院が応えたのか、、、と思っていた。 そんな彼が再診へ来る。酒臭い。そしてその上にコロンをたっぷり。診察中の反応も悪く、最後にお酒を飲んだのはいつですか?と聞くと、、、 . . . 本文を読む

理解のできないシステム

2018年12月25日 | 仕事
日本は既にクリスマスの朝。サンタはやって来ましたか? 看護師だけではなく他の企業でも行われているからだと思うけど、どうして日本では管理職の人が看護師の配置を決めるの? 看護と言っても色々な分野があり、好きな分野や得意分野は人それぞれ。自分が行きたくない分野へ移動を命じられる (あ、医局も一緒か。行きたくない地方へ行けと言われる)って働く意欲を減退させませんか? 自分の好きな分野とそうでないと . . . 本文を読む

二流のケア?

2018年12月24日 | 仕事
昨日の続き。 スキルマッチだから長期療養型施設での診療はナースプラクティショナー(NP) に相応しいと発言した彼女に続き、同じような施設で働くNPが続いてこう言った。 先日98歳の入居者の初診に行ったら、 「NPさんですか、、、医師ではないんですね。やはり私のような老いぼれには二流のケアしか残されていないんですね」と初っ端に言われたそう。 そのベットの横で隣の患者を診ていたベテラン医師がカー . . . 本文を読む

刺激になる集い

2018年12月23日 | 仕事
今月の地域のNP会議。保険機構のNP会議に比べたら小さくて毎回本当に楽しい会議。10人ぐらいだと自由に意見交換ができてお互い刺激になる。2ヶ月に一度の楽しみになりつつあるのだ。 で、今月の拾い言葉。 スキルセットがマッチしているからナースプラクティショナー(NP)にとってふさわしい職場、と言ったのは長期療養型の施設で働くNP。 そうだと思う。医療現場の中でどこでもかしこでもがNPを活かせる場 . . . 本文を読む

医師働き方改革

2018年12月22日 | 仕事
医師働き方改革論の骨子案に向かって議論が活発になっているようですね。これらに関しての過去の記事はこちら タスクあれこれ 自分の使命は明確ですか? 同じ土俵に立つ その3 本当のタスクシフティングと多種職医療 分業業務 タスクシェアリング 医師働き方改革の際、医師の働き方に注目するだけではなく、医療職をチームとして全ての専門職の働き方を見直すと上手く行くと思います。医療はここ50年で随分変わりま . . . 本文を読む