走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

刺激になる集い

2018年12月23日 | 仕事
今月の地域のNP会議。保険機構のNP会議に比べたら小さくて毎回本当に楽しい会議。10人ぐらいだと自由に意見交換ができてお互い刺激になる。2ヶ月に一度の楽しみになりつつあるのだ。

で、今月の拾い言葉。

スキルセットがマッチしているからナースプラクティショナー(NP)にとってふさわしい職場、と言ったのは長期療養型の施設で働くNP。

そうだと思う。医療現場の中でどこでもかしこでもがNPを活かせる場所になるとは思わない。看護と言う特性を診療に活かせる場所が最も相応しい。例えば彼女の働く老健施設。私が働く分野、精神科医療、薬物依存医療、貧困層、性転換医療、それから在宅や慢性期疾患。以前にも書いたが医師が好んで行かない分野というわけ。

で、この彼女は先日の保健機構の学会でポスターセッションをしている。10年間の患者の比較を医師と自分の患者で行った。緊急室利用率がNP担当患者は3.8%。 医師担当患者では14%。おおおおお、凄い差です。この結果を持って来年のNP学会へも行くそうです。リサーチペーパーを書くつもりで始めたわけではないので、デザイン的に論文として提出することはできないらしが、結構な結果が出せていると思う。

彼女の報告をみて、私も今の仕事のついてもうすぐ5年。長期評価方法を考えて行かなければと思った。刺激しあえる仲間って大切で自分の成長につながる重要な機会だなと思いました。


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