気心は未だ若い「老生」の「余話」

このブログは、閑居の間に
「言・観・考・読・聴」した事柄に関する
 雑感を主に綴った呆け防止のための雑記帳です。

怒りの捨て台詞

2014-06-08 19:05:21 | 日常
3日前にある買物をした際のポイントを後付けして貰うため、外出の帰り、駅前ショツピングセンターのサービスコーナに立ち寄った時の出来事だった。
コーナには2人の女性が順番待ちしていた。先頭の女性と受付嬢との何やらややこしいやり取りが終ったのは、当方が並んで数分経ってからだった。やっと2番目の女性に順番が来て、受付嬢がその女性に頭を下げて「大変お待たせいたして申し訳ありません・・」と云い終るや否や、中年のこのおばさんが開口一番「何やってんのよ・・どれだけ待たしたと思うのよ・・こっちの身にもなんなさいよ・・」などと声を荒げ,怒り言葉の連射を続けた。
綺麗に着飾り、ルックスも10人並のこのおばさんが、何故そんなに怒るのか、解せなかった。かなり待たされたからであろうし、最初に受付嬢とやり取りしていた比較的若い女性が、「すみませんでした・・」の一言もなく立ち去ったことにも一因があったのだろう。それにしてもおばさんの剣幕には当方も驚いた。
この場合、お互いに相手を慮る気遣いが多少でもあれば、多分醜い暴言はなかっただろ。応対上は落ち度のなかった受付嬢も嫌な思いをしなくても済んだろうにと思った。何だか受付嬢が可哀そうな気がしたので当方は、用事を終えてその場を離れる際、当該女に「仕事大変だね・・貴方が悪くはなかったんだから気を取り直して頑張りなさいよ・・」と慰めてあげた。「お客様にそういって頂いてありがとうございます・・励みになります。有難うございました。」と返して呉れた受付嬢の笑顔と声のトーンがとても爽やかだった。
確かに「言葉は、使い方如何で時には胸を突刺す剣にもなる」から、人の振り見て我が振り直せだ。これからも我輩は、「怒る勿れ」の気持ちを忘れぬようにしよう。

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