miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

敗戦記念日と思い出

2009-08-15 | Weblog
敗戦日から64年が過ぎました。大阪から高知県に疎開して4年目の今日でした。
国民学校5年生の夏休みでした。朝から近くの伊与喜川に食料の手長えびを捕りに入っていました。身体が冷えたので、堤防の石垣に這い上がり、身体を温めてウトウトしていた時、近くで爆音を聞き反射的に逃げの体制で確認すると、日の丸のついた飛行機です。最近日本の飛行機など見たことがありません。3回ほど上空を旋回した後、見えなくなりました。不思議に思いながら、昼も近いようなので、家路に着くと街の様子が尋常ではないのです。

大人たちの間に、いろいろな噂が流れました。若い女は性の対象として、若い男は奴隷として等と言ったことです。3日ほど過ぎると進駐軍がきました。銃を肩から提げて、3~4人で家々を調べて歩くのです。戦争映画ではおなじみのシーンですが、それを見るたびに、かってのその日を思い出して、嫌になります。