miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

心温まる職場・障害者に希望を

2015-01-23 | Weblog
日本理化学工業の場合

人間の幸せとは、①人に愛されること、②人に感謝されること、③人から必要とされること、④人の役に立つこと。日本理化学工業の社屋前には、「働く幸せの像」としてこの言葉が刻まれています。知的障害者雇用で有名な会社です。資本金僅か2000万円の中小企業ですが、全従業員76名のうち57名が、知的障害者が占めています。

写真は工場の現場ですが、会社の主力製品は、ホコリの立たないチョークで、国内占有率30%を占めています。従来のチョークは、石膏ですので粉末の飛散で、学校の先生は衣服から頭髪まで白くなっていましたが、ここで作られているチョークは、帆立貝の粉末が原料ですので、粘着力がよく、粉末の飛散がない。北海道の海岸線をドライブしていると、帆立貝の貝殻を粉末加工している、小さな工場があちこちで目にとまります。最近いろいろな面に用途がふえているようです。

決められた位置で決められた、単純作業をする場合は、健常者よりも知的障害者の方が、根気よく熱心に働くようです。「働く喜び」「自立の喜び」を感じているのです。この会社では、健常者と同じ賃金が支払われています。最近の工場は単純作業が増えています。知的障害者の特徴を生かした、労働力の確保が増えて来るに違いない。

中電ウイングの場合

中部電力グル-プで、障害のある人達が働く中電ウイングは、ダムに流れ着いた流木や、発電所から出る灰をリサイクルして、「木玉」と呼ばれる植木鉢を作っています、「知的障害者は、一つの事に集中してコツコツやる事に、優れた才能を発揮する」ことに注目した、足立園芸課長の発案のようです。

写真は木玉を作っている障害者の様子。知的障害者を、20歳から60歳まで、福祉施設でケアしたら、一人当たり2億円の社会保障費がかかる計算になるようです。本人が働き自立できれば、社会保障費が大きく削減できます。

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