昨日の続きとして。
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昨日と打って変わった晴天。12-5℃
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普通に、ごく普通にしている、
だが、眠ることが出来ない。
食欲は全くない、体重や内臓脂肪がみるみる減る。
普通を装いはしても、
何をしても、何を見ても、意味はないと思っていた、
人生は無味乾燥で、私の人生の半分は成り立っていた。
軽い抑うつ状態なんだと思う。
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猫との十年、
動物の寿命は人間よりもはるかに短いが、
それでも、私の人生の若い前半にでなく、
私の下り坂の人生の、10年に関わるということは、
私にとっては、深い一部のアイデンティティーの喪失と、
解放(安堵に似た)という大きな意味をもたらした。
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とうとう出発の時間になった、
最後の散歩、
夜空に大きなオリオン座、
ゴミゴミした街の光害で写せないけど、肉眼ではハッキリと夜空に浮かんでいた。
(光害で、私の好きなプレアデス星団はもちろん、行方知らずのプレヤードは見えない。)
霊園に到着した直後、包みを解いて、最後の夜空を見せた。
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そして、私は茶白の猫を、7時少しすぎに撫で、
私自らが抱いて「頑張るんだよ」と言って窯に置いた。
すぐに着火されて、
ごうというボイラーの音と、熱気とが煙突から排出され、
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それを覆うアルミフェンスをカタカタと揺らした…。
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待合室の中には、幾つかの知らないポピュラー曲と、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」が繰り返し流れ、
私が時折外で空を見上げる中、茶白の猫は焼かれた。
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置いてある本、
何を見ても虚しかった…。
ただ、絶対にこの曲は綺麗に弾いてやる、それが夢になった。
かって或る人が、他人の子供が死んだ時に、「霊魂が出てしまった以上、肉体は何でもありません」と言うと、母ははっきりした言葉でこう答えた。
「肉体は何でもないでしょうか?私は自分の子供達の肉体を愛しました。私はその肉体が土の下に埋められるのを見てはいられませんでした。子供は私の分身です。私が生んで、可愛がって、洗ってやり、着せてやり、面倒を見てやった肉体は、私には貴重な宝です。」
どんなものでも生きているものを傷つけ得ないほどに優しい心を持っていた母には、死と悲しみは永久に不可解であった。彼女が育った時代の神なるものは、彼女には理解し得ない存在だった。事実、母は終生、神を理解しなかったのである。
パール・バック「母の肖像」
この文章が脳裏に浮かぶ。
そもそも動物には魂が無いのが定義だとしても、
私たちはこの体を撫で、慈しみ、治療をし、
その体が消えていく…
もしくは、天国でまたペットと巡りあえるのか?という会話を思いだす。
「ヘリオット先生、あたしの犬と猫のことなんですよ、あたしが死んでしまうと、もう会えなくなるんじゃないかと思って、それが心配でたまらないんです。そりゃあ、あたしは両親や兄弟たちとまた一緒になれることは分かっているんですけど……でも……でも……」
「じゃ、どうしてワンちゃんたちとも会えないってんですか?」
「そこなんですよ」彼女は枕の上で頭を揺り動かした。私は初めて涙が彼女の頬を伝うのを見た。
「動物には魂がないんだそうですね」
「誰がそんなことを言うんですか?」
「ああ、何かで読んだことがあります。信心深い人でそう信じている人がたくさんいるのも知っています。」
「しかし私は信じませんね」私は、まだこちらの手を握っている彼女の手を軽く叩いた。」
「もし魂を持っているということが、愛や忠誠心や感謝の念を持つことができるという意味だったら、その点ではたいていの人間よりも動物の方がりっぱじゃないですか。そんなことは心配いりませんよ」
「ああ、先生のおっしゃる通りだといいけど。ときどきあたし、そのことを考えると夜も眠れなくて」
「ミス・スタブズ、勿論ぼくの言う通りですよ、ですからそんな議論はやめましょう。私たち獣医はみな動物の魂について教えられてますからね。」
略
「でも一つだけは絶対に確信があります。あなたがどこへ行こうと、かれらもそこへついて行きますよ。」
「ヘリオット先生奮戦記(下)ジェイムズ・ヘリオット」
猫は見事な長い尻尾の骨格を見せてくれた、
それを抱いて、スーパーに寄っても、食べたいものが無かった。
珈琲は飲み過ぎだ。
明日はレッスンだ、私の人生はまだ少しは続くのだ、無理やり買い物をした。
帰宅してから気を取り直し、、、
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うげげっ!難易度4・5/5_| ̄|○
この10年は何だったんだろう、
いや今までの全てが、無駄のように思える気持ちもあって、
「あんずの流れゆく日々♪ 」のあんずさん、
もしもですが8日の記事が、私の事だったら、本当にありがとうございます。
報われた気がします。
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昨日と打って変わった晴天。12-5℃
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普通に、ごく普通にしている、
だが、眠ることが出来ない。
食欲は全くない、体重や内臓脂肪がみるみる減る。
普通を装いはしても、
何をしても、何を見ても、意味はないと思っていた、
人生は無味乾燥で、私の人生の半分は成り立っていた。
軽い抑うつ状態なんだと思う。

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猫との十年、
動物の寿命は人間よりもはるかに短いが、
それでも、私の人生の若い前半にでなく、
私の下り坂の人生の、10年に関わるということは、
私にとっては、深い一部のアイデンティティーの喪失と、
解放(安堵に似た)という大きな意味をもたらした。
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とうとう出発の時間になった、
最後の散歩、
夜空に大きなオリオン座、
ゴミゴミした街の光害で写せないけど、肉眼ではハッキリと夜空に浮かんでいた。
(光害で、私の好きなプレアデス星団はもちろん、行方知らずのプレヤードは見えない。)
霊園に到着した直後、包みを解いて、最後の夜空を見せた。
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そして、私は茶白の猫を、7時少しすぎに撫で、
私自らが抱いて「頑張るんだよ」と言って窯に置いた。
すぐに着火されて、
ごうというボイラーの音と、熱気とが煙突から排出され、
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それを覆うアルミフェンスをカタカタと揺らした…。
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待合室の中には、幾つかの知らないポピュラー曲と、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」が繰り返し流れ、
私が時折外で空を見上げる中、茶白の猫は焼かれた。
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置いてある本、
何を見ても虚しかった…。
ただ、絶対にこの曲は綺麗に弾いてやる、それが夢になった。
かって或る人が、他人の子供が死んだ時に、「霊魂が出てしまった以上、肉体は何でもありません」と言うと、母ははっきりした言葉でこう答えた。
「肉体は何でもないでしょうか?私は自分の子供達の肉体を愛しました。私はその肉体が土の下に埋められるのを見てはいられませんでした。子供は私の分身です。私が生んで、可愛がって、洗ってやり、着せてやり、面倒を見てやった肉体は、私には貴重な宝です。」
どんなものでも生きているものを傷つけ得ないほどに優しい心を持っていた母には、死と悲しみは永久に不可解であった。彼女が育った時代の神なるものは、彼女には理解し得ない存在だった。事実、母は終生、神を理解しなかったのである。
パール・バック「母の肖像」
この文章が脳裏に浮かぶ。
そもそも動物には魂が無いのが定義だとしても、
私たちはこの体を撫で、慈しみ、治療をし、
その体が消えていく…
もしくは、天国でまたペットと巡りあえるのか?という会話を思いだす。
「ヘリオット先生、あたしの犬と猫のことなんですよ、あたしが死んでしまうと、もう会えなくなるんじゃないかと思って、それが心配でたまらないんです。そりゃあ、あたしは両親や兄弟たちとまた一緒になれることは分かっているんですけど……でも……でも……」
「じゃ、どうしてワンちゃんたちとも会えないってんですか?」
「そこなんですよ」彼女は枕の上で頭を揺り動かした。私は初めて涙が彼女の頬を伝うのを見た。
「動物には魂がないんだそうですね」
「誰がそんなことを言うんですか?」
「ああ、何かで読んだことがあります。信心深い人でそう信じている人がたくさんいるのも知っています。」
「しかし私は信じませんね」私は、まだこちらの手を握っている彼女の手を軽く叩いた。」
「もし魂を持っているということが、愛や忠誠心や感謝の念を持つことができるという意味だったら、その点ではたいていの人間よりも動物の方がりっぱじゃないですか。そんなことは心配いりませんよ」
「ああ、先生のおっしゃる通りだといいけど。ときどきあたし、そのことを考えると夜も眠れなくて」
「ミス・スタブズ、勿論ぼくの言う通りですよ、ですからそんな議論はやめましょう。私たち獣医はみな動物の魂について教えられてますからね。」
略
「でも一つだけは絶対に確信があります。あなたがどこへ行こうと、かれらもそこへついて行きますよ。」
「ヘリオット先生奮戦記(下)ジェイムズ・ヘリオット」
猫は見事な長い尻尾の骨格を見せてくれた、
それを抱いて、スーパーに寄っても、食べたいものが無かった。
珈琲は飲み過ぎだ。
明日はレッスンだ、私の人生はまだ少しは続くのだ、無理やり買い物をした。
帰宅してから気を取り直し、、、
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うげげっ!難易度4・5/5_| ̄|○
この10年は何だったんだろう、
いや今までの全てが、無駄のように思える気持ちもあって、
「あんずの流れゆく日々♪ 」のあんずさん、
もしもですが8日の記事が、私の事だったら、本当にありがとうございます。
報われた気がします。
優しいきれいな目をしたやいやいさん大好きでした。
見事に闘い、旅立たれて…
向こうでゆっくり休んでるでしょうかね。
満天の夕空に昇る君の魂は
いつか知らず舞い降りて
新しい花弁咲かすでしょう
肉体は地の底で溶けて水となり
僕らを生かし続ける
君と僕とが
出会った事は深く大きく
くるりくるり 君の瞳は
輝くために天がくれたよ
くるりくるり 君の命は
悲しみ乗り越えて力になる
惜しみなく抱きしめて 心が眠れる
場所を与え続けよう
くるりくるり 命は廻る
色んな愛を残して廻る
くるりくるり 重なる時空
どこかで必ず巡り会える
ナナムジカの くるり くるり を捧げます
今、みゃー様のお気持ちは手に取るように分かります。
この10年の歩みはきっと濃く深く愛に満ち溢れていたんだと思います。
猫ちゃんの事だけではなく他にも大変なことがおありのようでしたから.....それはそれは.....忘れることはできなでしょう......
みゃー様の生き方.....動物を心から愛するということ....それも...全力投球で....
今はきっと燃え尽きた状態になっているのかもしれませんね。
みゃー様には他の子たちがいます。
その子たちためにもお元気でいなければなりません。
しっかり食事をして体調を整えてくださいませ。
犬でも猫でも持っている感情は人間と同じです。
ただ話が出来ないだけだと思います。
パパさんは別れたんわんずたちがいる犬の国へ行くと常々言っていました。
きっと今ごろ犬の国で賑やかに過ごしているのではないかと思っています。
私もそうです、父や母がいるところではなくパパさんとワンズのところへ行きます。
みゃー様、素敵な曲を弾いて静かにやいやいちゃんのことを偲んでいただければと思っています。
それをうまく表現できなくて。
でもみゃー大工さんのことが
頭から離れなくて・・・。
あんな記事になってしまいました。
みゃー大工さんのように、温かくて
かつ強靭&冷静な精神の持ち主は
そうはいません。
いつも励まされ、元気をもらっています。
どうぞお身体を大切に。
徐々に食欲が戻りますように。
皆様方、こんなのに※入れるの大変でしょうに、
わわわわm(_ _"m)
雪風様。
おひさしぶりです、
あやかさん=萌花さんと思っちゃいました。
なんせ-、このガサツな私に、
詩を貼る方、奇特な読者様は滅多にいないもんで。
ありがとうございます。
で、浦島太郎で、
私ホントポピュラー知らないので、勉強させていただきました。
桐朋音大のこのお二人、解散が勿体ないですね。
凄いですね、絶賛の嵐。
https://www.nicovideo.jp/watch/nm5113711
やいやいは僅かですが左の眼球が小さくてね、
左右対称ではなくて、その差が晩年はかなり目立ってきていてね、
これが人間の女だったら、その数ミリでも、
「やってられなーーーい」とか、前髪をどうとか、まぶた形成とか悩むんだろうな、と思ったものです。
猫だからいいのですが。
動物は素朴でいい。
病気で衰えてきた外見を、その体調を、
猫の飼い主は嘆いていますが、心配されていた当人=猫は最後の半日まで、普通に食べていたのが救いです。
死の概念が薄い、生きることしかないのは良い事です。
こんな過疎ブログ、読んでいただきありがとうございます。m(_ _"m)
みいやん様。
ワンちゃんたちの排泄拝見しました、
私は犬6匹と暮らしましたが、
あれは、私には無理ですね。
時間がいくらあっても足りない、まして3匹!
あと犬は洗いすぎるな、一月1回と獣医師には言われていましたね。
実家も、我が家もサンルーム増設でしのいでいました。
欧米型生活にした。土足の部屋を作っているわけです。あと実家は100坪の芝生を貼りましたね。
動物だけでなく、芝の管理も大変でしたね。
ガーデニング大国のイギリスでは
4時間以上庭に縛られる人の事を「庭の奴隷」と自虐しながら、庭命!に、
キルティングに凝るキルターはパッチワークに凝って、旦那の飯づくりなんぞ、あとあと、
おろそかになるそうですw
いずれにせよ、夢中のなるものがあるのは羨ましい、幸せな人生だと思うのですが、
私には、今ちょうど見つからない。体力もない。
今回は、キリスト教の概念では「動物に魂がない」が定説なのに、
キリスト教徒でありながら、動物にも魂があってほしいという本を紹介しただけです。
赤毛のアンの作者のモンゴメリーも、宣教師の妻でありながらも、
「天国の真珠の門の前で、今までの飼い猫が待っていてくれたらいい」と日記に書いています。
私が猫を救おうが、何を育てようが、
空虚な気持ちになるのは、
やはり自分に信念が無かった、
しっかりと自分というものを生きてこなかったからだと思います。
アイデンティティーは動物や人ではなかった。
それに、晩年に、痛いほど気が付かされているわけです。
この楽譜、最初の有名なフレーズのところは一度ポジション移動w、
真ん中スラーで弓順を間違え、
最後の方、簡単な重音で2弦鳴らずwwww
楽譜を書き込んで真っ黒にして、毎日やらなくては、
私は一日一小節計画というのを教本以外はやっているんですが、
こういうスローの曲ほど美しく弾くのは面倒臭いのだと実感。
当然、音楽記号ガン無視。
あんず様。
私はあまりよそにコメを入れないのですが、
いつも拝見しておりますし、
あの鳩事件の時と気持ちは変わっておらず、
別に疎遠になっているっていうわけでもないのですが、
今回はわざわざ温かい記事をありがとうございましたm(_ _"m)
私はたいして猫に貢献していませんよ、
あんず様こそ毎日大変なのは理解しております、
強靭な気持ちがなければ、
あの毎日無事かの心配、最強のストレスですよね。
解っております。
お体をご自愛ください。
(あっ、あの鳩事件の問題のお方も、なずなさんブログが消えた後、
私をお暇なのか、わざわざウォッチングされていますが、私は気にしませんwww)
私もよそのブログには
滅多にコメントは入れず、
読み逃げ常習犯。
あの鳩のときのやり取りで
みゃー大工さんの人となりを知り、
またブログを拝見するたびに
何が起こってもブレない方だなあと
ほんとうに感服しています。
これからも更新を楽しみにしています。
(´∀`*)ウフフ、私の悪声を電話で聞いた数少ない読者様ですからなぁああ、
おめでとうございます
近頃はマスク着用でで姿見せていますし、
こんなある意味、
あの腐ったオッサンより、オッサンのような性格でよければwww
ま、
そのうち関東の読者全員(江戸、チーバ、ダサイタマ、カナガワあたりでオフ会、しずーか遠いぜ、
暴走族の集会かっ!
そんなつもりで、お会いしても恥じない、
少なくとも、嘘はついていないブログを作っていこうと思っています。
これからも、読み逃げ上等、
お互いに読み逃げで行きましょう!オウッ!
この絵本、あたし、持っています。
いつか、みゃー大工さんのお気持ちが、「シロ」のようになれますよう、願っています。