大和市革新懇は正式名称を「平和・民主・革新の日本をめざす大和市の会」といいます。その9回目の総会が開かれましたが、私が参加できたのは、最後の記念学習会「TPP、食と大和の農業」で講師は大和市中央林間で農業を営む高橋マス子でした。 彼女は神奈川県農民連、全国農民連の役員をされていて、菅首相の「TPPを6月までに目途をつける、これは日本の開国だ」お態度に煮えくり返る程の怒りと危機感を持っている、この学習会の機会を与えてくれて感謝すると。
Tpp参加で最大の危機は
①「食」の分野、食糧自給率の13%への低下、食品添加物や残留農薬の安全基準
の引き下げ、牛肉の月齢制限撤廃、温暖化による異常気象での食糧生産の不 安定化、穀物価格の高騰、食糧危機の時に農業のない国でよいのか、
②その他の分野で心配されること・・・自動車の排ガス基準、安全基準の緩和金融 サービス、外国人労働の自由化、賃金の低下、国民皆保険制度の崩壊など・・・すべて「自由貿易」をしやすくするため。
③TPPにすでに参加している韓国の農民の「すざまじい抵抗運動」、自給率、農地面積、農業人口の減少は日本より早いスピード。 (やっぱり!!)
③円高は約30%の関税と等しい。工業製品の関税ゼロの効果は日本からの輸出のみ。海外生産は関係ない。
「食糧主権」とは、すべての人が安全でおいしいものを食べる国民と国家の権利。
私は12月議会での一般質問や意見書でTPP問題をとりあげましたが、より判りやすく説得力のある学習会でした。 やっぱり、マス子さんはすごい人です。