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10月 ひとりごと

2022-10-01 09:28:34 | ひとりごと
こんにちは、外の景色もだんだん秋らしくなってきました。秋は「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」などとよく言われます。今回はその中の「読書の秋」に通じるお話をしたいと思います。さて、皆さんは「ミステリードラマ」を見ることはあるでしょうか?時々2時間位で放送されていますが、クライマックスは犯人が断崖絶壁に追い詰められて自白したりして刑事や探偵が真相を解明するのがお決まりです。ところで、そもそもミステリーとは何なのでしょうか?辞書によると、ミステリー(mystery)とは「神秘的なこと」「不可思議」「謎」「怪奇」「推理小説」…などとあります。これはギリシャ語の「ニューミステリオン」という言葉に由来していて、もともとは秘密の儀式を指す言葉だったそうです。時がたち1841年、世界で初めての推理小説が誕生します。アメリカ人のエドガー・アラン・ポーが作品を発表し、それが今のミステリーの始まりといわれています。のちに、日本にもミステリーの概念が入って来ました。明治時代、はじめは翻訳された海外のミステリーが読まれていたそうですが、だんだん国産の推理小説が発表されるようになってきます。昭和に入ると、江戸川乱歩、松本清張らが活躍。ちなみに江戸川乱歩という名前は、先に出て来たエドガー・アラン・ポーをもじっています。また、時代は前後しますが、大正時代の純文学の小説家・芥川龍之介も『藪の中』という真相に迫る作品を発表しています。数々の小さなヒントから真相に迫っていくストーリー展開で、目が離せなくなります。「真相は藪の中」という言葉がありますが、この小説が語源となっているそうです。ちなみに10月7日はエドガー・アラン・ポーがこの世を去った日で、「ミステリー記念日」でもあります。ミステリー小説はいろいろと伏線があって難しいから…と苦手意識のある方は、ミステリードラマなどをちょっとのぞいて、謎が解けた時のスッキリ感を味わうのもよいでしょう。せっかくの過ごしやすい季節ですから、気持ちもスッキリするようなエンターテイメントを楽しめたらいいですね。では、今月もどうぞ元気にお過ごしください。


チケットが取れたので、かみさんとドライブがてら行ってきました。9/24(土)
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