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令和7年1月 ひとりごと

2025-01-01 16:12:17 | ひとりごと
いよいよ2025年がスタートしました。皆さん年末年始、ゆっくりと過ごされていることでしょう。我が家も息子夫婦や孫たちが来て賑やかに、お正月を過ごしています。さて今年の干支は、巳(み)=蛇(へび)。年賀状など、あちらこちらでヘビのイラストが目に入ってきますが、それらは威厳が感じられるものであったり、可愛らしかったりもします。ですが、本物のヘビは、正直、怖いという方もいらっしゃることでしょう。ニョロニョロした見た目で嫌われがちなヘビは、古くから信仰の対象になっていたりします。「白蛇は縁起がいい」いう話を、ご存じの方も多いはず。白蛇に限らず、ヘビは脱皮を繰り返し、新しい姿に生まれ変わることから、死と再生を象徴しています。成長して洗練されていく様子を、「ひと皮むける」と言ったりします。語源はさだかではないようですが、ヘビ(または昆虫)のことを指していると言われています。『古事記』にもヤマタノオロチというヘビの怪物が登場し、スサノオノミコトに退治されるさまが書かれていますが、このヤマタノオロチは、実は川のことだったのでは?という説もあります。ある意味、ヘビは人間がどうやってもかなわない自然の象徴だったのかもしれません。世界各国では、どうしょうか?中国でもヘビは神聖な生き物とされ、中国の干支にもヘビが登場します。インドでは、水と豊穣の神様だそうです。ギリシャでは、古代ギリシャ神話にアスクレピオスという名医が出てきて、アスクレピオスが持っているのはヘビが巻き付いた杖。これに由来する現代のWHOや救急車のマークのヘビは、医療の象徴となっています。このように、各地で信仰の対象となっているヘビですが、ユダヤ教やキリスト教では、旧約聖書で、ヘビは、イブをそそのかし、アダムとイブを追放に至らしめた悪の存在になっています。世界各地で恐れられこそすれ、人間をそそのかすような存在ではなかったヘビなのに、キリスト教圏ではちょっと悲しい立場にあるようですね。今年は皆さん、ヘビが脱皮を繰り返すように、新しい自分になって、何かに挑戦してみてはいかがでしょうか?私も新たな気持ちで邁進してまいります!では、本年もどうぞ宜しくお願い致します。


令和7年、初日の出を望む。 元旦
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