市役所を出ると、青山住宅行きのバスが来たので、そのバスに飛び乗りました。
バスに乗って県庁前バス停で下車。
バス停から県庁の敷地を通って、奈良県立美術館へ向かいます。
県庁前の広場に鹿。県庁の下にも鹿。
広場から見える若草山、御蓋山と春日山。
県庁のすぐ北側に奈良県立美術館。
今開かれているのは「禅ZEN関連企画展 雪舟・世阿弥・珠光・・・ 中世の美と伝統の広がり」展。
そのちらしです。
禅(禅定)とは、心が定まり静かな状態のことです。坐禅を修行のちゅうしんとして現世での悟りをめざす禅定は、唐・宋代の中国で盛んになり、日本へ伝えられました。特に鎌倉時代以降は栄西・道元らの入宋僧により宋・元の禅定が伝えられ、日本に広がりました。
禅宗の導入や宋・元文化の伝来は、中世の日本文化に大きな影響を及ぼしました。水墨画が盛んになり、能・茶の湯などの伝統文化が形成されました。
禅宗の内、臨済宗の祖である臨済義玄禅師のの1150回忌に当たる今年は、各地で禅の展覧会が開催され、禅宗や中・近世の日本文化を知る上で格好の機会となっています。当館では、その理解をさらに深め、また奈良の中世文化へ目を向けるため、本展を開催いたします。禅宗と関わりながら中世に展開し、奈良ともゆかりが深い水墨画・能・茶の湯の深遠な美と後世への広がりを展開いたします。
展示は
・序 禅宗の広がり―達磨寺の彫刻・絵画
・I 水墨画の流行と展開
中世の水墨画
近世の水墨画
近世の水墨画
墨画の多様性
・II 茶の湯の萌芽
・III 深遠なる能の世界
観阿弥・世阿弥―猿楽能隆盛の功労者
世阿弥の次世代
興福寺薪猿楽・春日若宮おん祭りと猿楽
館蔵翁面・能面
関連美術品
多武峰と猿楽
長尾神社の翁面・面
狭川両西神講(九頭神社宮座)の翁面・面
と展示されています。
水墨画のみ、前期、後期で出展品が異なっています。
一階では折紙でいろいろな鶴を折ってみよう、コーナー。
女子高生がいろいろな鶴の折り方を教えてくれます。
自分が教えてもらったのは二色折り鶴。
美術館を出るとここにも芳しい香り。
一輪だけですが、クチナシの花が咲いていました。
県庁の中を通ってバス停へ。
県庁の玄関ホールに、夕方になっていたせいでしょうか、大立祭の時のように、持目天が光っていました。
すぐにバスが来て、近鉄奈良駅まで。
するとすぐにマンションに近いバス停を通るバスがやってきて。
バスを降りて部屋に向かう途中、電線にムクドリの群れ。
ムクドリがとまらないようにと電線にとげとげがついているのに、平気でとまっています。
鳴き声、舞い散る羽、そして爆弾のような糞で大迷惑です。
部屋を出るときに干していった洗濯物が乾いていて、取り入れているうちに真っ暗になってきました。