MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ポール・サイモン ギター・スタイル

2018-11-19 13:00:15 | アコースティック・ギター・トリップ
(米)アコースティック・ギター誌(ヴィデオレッスン)ヴィデオレッスン
インサイド・ポールサイモンズ、アトモスピアリック・アコースティック
ギター・スタイル

http://acousticguitar.com/video-lesson-inside-paul-simons-atmospheric-acoustic-guitar-style/

2019年1月号。ポール・サイモンのギター演奏スタイルを垣間見る特集。
彼の演奏スタイルを分析して、提示してみる。
フルコピーしているわけでもないし、コアなコピーキャッツには?と
思われるところもあるかもしれないけど、そこは雑誌なので、
置いておくことに。

1977年のポール・サイモン・スペシャルもなかなかな番組でした。
ギター三本持ち(衣装などの別荷物はなかったが)。するんですね。
・ヤマハ(黒)・ギルド(アラゴン)・ナイロン弦。


バッハ フランス組曲

2018-11-19 11:34:01 | 音楽夜話(クラシック)
バッハ フランス組曲

バッハを聴いてくると、この様な舞曲の組曲を聴く時が来て、
イギリス組曲とフランス組曲が対になって聴く時期が来たりします。

鍵盤曲も多い中、ピアノで演奏されたもの、チェンバロ
(ハープシコード)で弾かれたもの、色々あります。

イギリス組曲とフランス組曲を聴いた感じでは、
個人的にはフランス組曲に軍配が上がります。
作品の出来はたぶん両方とも完璧なのでしょうが、音楽の聞こえ方が
フランス組曲の方が、聴きとりやすいというか、わかりやすい感じが
しています。これは個人的な好き嫌いの範疇なので、作品の優劣では
ありません。

古い廉価版のアルバムで聴いていたことがあって、なんか典雅な演奏で
寝てしまう事もありました。

引用開始
「伝統的に、《フランス組曲》は、《イギリス組曲》と対になっていると
考えられていた。
《イギリス組曲》とは、バッハが《フランス組曲》よりも前に作曲していた
別の未出版の曲集である。「フランス」は、前奏曲がない点でも、また規模が
小さい点でも、「イギリス」から区別される。様式的には「フランス」は、
この2つのうちでより魅力的で優雅なほうである。すなわち、「フランス」は、
対位法を使うことを避け、カンタービレな(歌うような)旋律や、響きがよく
きこえる慣用語法的な鍵盤楽器のテクスチュアといったようなギャラントな
要素を開拓することに、より明確に焦点をおくという傾向がある。
《フランス組曲》の性格について論じるとき、その起源から切り離して考える
ことはできない。というのは、この《フランス組曲》は、音楽を才のある
バッハの若い妻、アンナ・マグダレーナ・バッハ(旧姓ヴィルケ、1701-60)への
結婚プレゼントのようなものだったからである。」引用終了。
富田庸2003HP

今日は、フランス組曲の5番を聴いています。
アルバムはキース・ジャレットのECM盤です。

5番は有名曲で色々使われていたりもしますが、
ト長調という調性がオープンな感じもします。
キャッチーな旋律も耳覚えがイイです。

キースはジャズピアニストとしてデビューしていますが、
幼少の頃はクラシックも学んでいて、素養もあった様です。
クラシック曲を弾いていると、手癖が無くなって、ジャズ
ばかり弾いている何かが払しょくされていいというような
ことを聞いたことがありました。
彼はバッハのアルバムを何枚か出していますが、その録音に
使われたのは、日本製の楽器を購入して録音に使ったということでした。

日本国内にも当時のモデルを研究し、現在作れる技術を持って
製作されたものが、プロミュージシャンの耳を納得させ、
なおかつ、録音でも定評のあるECMレーベルを通じて世界に
発信された。

なんかすごいことだなと思う。

ドイツの古典を、アメリカのミュージシャンが日本製の楽器を
使って演奏する。音楽に国境はないかも。
この録音、トロッとしていい感じの録音です。
ジャレットも弾きすぎないというか、なんか間を持って弾いている感じで
JAZZ演奏の彼とはまた違う世界が見られていいですね。

フランス組曲 (バッハ)(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%B5%84%E6%9B%B2_(%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F)

富田 庸解説(フランス組曲)
http://www.music.qub.ac.uk/tomita/essay/FrSuites-j.html

高橋辰郎(チェンバロ製作家)
http://www.cembalo.jp/index.html