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ファジル・サイ(ピアノ)佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団演奏会

2022-10-25 11:12:21 | 音楽夜話(クラシック)
10・24


03:00-05:30 20.00-22.30 RBB


バーンスタイン:ミュージカル「キャンディード」~序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ソリスト・アンコール 曲目不明


チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」
ファジル・サイ(ピアノ)佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
2022年10月9日 ベルリン、フィルハーモニー


佐渡さんは、バーンスタインのこの手の作品は手の内にしているのだろうな。
演奏に迷いがないというかストレート直球勝負をドイツの楽団相手に
している感じを受ける。結構大胆に鳴らしている。アメリカチックでいい感じ。


鬼才!天才!ファジル・サイ!というキャッチ・コピーが一時期流布したという。
これは、聞いたことなかったが、そのようなピアニスト作曲家だったという。
12番の協奏曲は今まで2-3回くらいしか聞いたことがないと思う。
10番台はあまり放送にはかからず、CDにしたとて全集規模で聴くこともなかった。
サイ氏の演奏は、この曲では特に何かしている感じはなく、イ長調の調性に乗って
テンポよく演奏している感じが伝わった。指の良く回る演奏家だなと思った。
アンコールは自作なのか、現代曲風にピアノを道具的に鳴らしているようなところがあった。
鬼才・天才の類なのかもしれない。アンコールも付け焼刃でないある意味気合の入った
自己表現の場にしている。




佐渡さんは割と大胆にオケを鳴らしているように感じた。今どきの表現なのかもしれない。
オケも良く付いていっている。3楽章終わりには拍手が来た。指揮とオケの一体感が感じられる。
熱もある。佐渡さんのキャラも意思疎通が取れているのかもしれないけれど、いい感じで進んでいる
ようだ。打ち返す波が静かにひけていくように、音が消えていく。少したって拍手が起こる。
チャイコフスキーは何を書き留めたかったのか



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