この前NHKで沢木耕太郎さんのドキュメンタリーを観たけど、ロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」はキャパが撮影した写真ではないのではないかと結論づけていたけど間違いないと思う。
この「キャパの十字架」はそれに関して書かれた本だけど、すでにテレビを観た人は結論知っている訳だし、ここにこんな風に書かれちゃったら別に読まなくてもいいと思うのオイラだけ?。
推理小説で最初からラストを明かされたよーな気がするけど。
しかし沢木さんの本は好きなので一応目を通す。
沢木さんは深夜特急2巻出した後、なかなか3巻目が出版されず、その間にキャパの翻訳本を出したと記憶する。
その当時、沢木さんの講演会が池上(沢木さんは大田区池上出身)であり僕は近所だったので観に行った事は、だいぶ前にここにも書いた。
その時、たぶん沢木さん自身写真撮るよーになるんじゃないかと思っていた。(その後、沢木さんは撮るよーになったが、上手いかどーかは別の話)
沢木さんは金子光晴に触発されて深夜特急に書かれた旅に出たと何処かに書いてあった。
金子光晴は高校の国語の授業で知った。(その時の事はよーく覚えている)
戦争中に反戦詩を書いたり、自分の子供を戦場に行かせないようにした反骨詩人。
なので沢木さんが金子光晴に影響されたと知った時は嬉しかった。
1975年に雑誌「面白半分」が出した「追悼 金子光晴」を持ってる。
2003年に出たSWITCHの「特集 沢木耕太郎」も持ってる。
両方とも大事な雑誌(人)である。