ATMの中で
一冊の通帳を拾った。
違う銀行のだ。
目の前が市役所だったので、急いで守衛室に届けた。
銀行から直接連絡してもらえるようにと言付けしてきた。
悪いと思ったが
現金などが入っていないか
中を開いてみたら、カードも挟まっていた。
なくした本人は相当慌てているに違いない。
今日は急いで帰ろうと思っていたが
帰ったらやることがたくさんあると思うと
余計なんだか遠回りしたくなった。
眺めの良いカフェに立ち寄り
トマトジュースと枝豆のサンドイッチを頼み
手帳とにらめっこ。
今夜は徹夜で勉強でもしてみるか!
なんて、一瞬だけ考えたけど
そのあともう一人自分の中の子悪魔が出てきて
(いいのいいの!なんにもしなくたってさ!なるようになるさ…)
だと囁き始めた…
だよね、
だよ~ね~!?
ふとガラスごしに車の流れを見ていたら
タクシーばかりが目立ってきた。
そっかぁ…もうこんな時間なんだ。
通帳落とした人…
今夜は眠れないだろうなぁ…
一冊の通帳を拾った。
違う銀行のだ。
目の前が市役所だったので、急いで守衛室に届けた。
銀行から直接連絡してもらえるようにと言付けしてきた。
悪いと思ったが
現金などが入っていないか
中を開いてみたら、カードも挟まっていた。
なくした本人は相当慌てているに違いない。
今日は急いで帰ろうと思っていたが
帰ったらやることがたくさんあると思うと
余計なんだか遠回りしたくなった。
眺めの良いカフェに立ち寄り
トマトジュースと枝豆のサンドイッチを頼み
手帳とにらめっこ。
今夜は徹夜で勉強でもしてみるか!
なんて、一瞬だけ考えたけど
そのあともう一人自分の中の子悪魔が出てきて
(いいのいいの!なんにもしなくたってさ!なるようになるさ…)
だと囁き始めた…
だよね、
だよ~ね~!?
ふとガラスごしに車の流れを見ていたら
タクシーばかりが目立ってきた。
そっかぁ…もうこんな時間なんだ。
通帳落とした人…
今夜は眠れないだろうなぁ…