みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 あたしだけの神様

2016-11-15 18:31:04 | 日記
アンダスタンドメイビーという小説を読んだ。苦しくなって何度も深呼吸して泣きながら読んだ。痛くて痛くて仕方なかった。せいら、と言う女の子に感情移入しすぎた。せいら、は自分をもてあまし、自分だけの神様を探す。自分をズタズタに十字に切り裂きながら。でも神様は上手く見つからない。ある寒い冬の日せいらはどうかあたしだけの神様になって、あたしを許してと一文を残し、首を吊る。人生そういう事なんだ。あたしもあわよくばあたしを救ってくれる神様を探していた。だけどそんな都合のいい神様などいない。あたしが生爪剥がそうと髪をむしろうとファブリーズを飲もうと都合よく助けてくれる人はいない。目を覚まさなくちゃ。あたしはまだあわよくば頼れそうな人のアドレスを全て消去した。あたしを救えるのはあたしだけだ。お母さんごめんなさい。あたしはあなたを幸せに出来ません。あたしはやっぱり出ていきます。今からまた就活なんて大変だろうし一人暮らししたらまたご飯食べれなくなるかも知れない。それでもいい。いざとなったら死んでしまおう。お母さんあなたの目の届かないところにあたしは行きます。あたしだけの神様などいないのです。甘えさせてくれるなら誰でも良かった。でも誰もいないのです。あたしは一人になってやり直します。4月かな、新しい年、新しい感じ。きっと今よりはましだ。なんでもっと早く考えつかなかったんだろう?生きるも死ぬも選べるんだ。さようなら甘い夢、さようなら優しい言葉達。春になったらあたしは何処かに行きます。神様を探すなどたいそれたことは止めなきゃ。さあ出ていこう。そこが天国か地獄かはまだ、分からないけれど。