みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 長い1日

2016-11-22 21:55:12 | 日記
酷く長い1日だった。テレビが皆地震をやっていてあたしは神経をすり減らした。こんなときに仕事などしたくないが、今日が来てまた悲しい気持ちになっているのはあたしだけではなく沢山いるのだと自分を奮い立たせたがどうにもこうにも涙が止まらなくて参った。マスクをかけたが、目が潤んではたからみたら可笑しな人だったろう。働きながら泣いている。例えば海外で精神科がもっとポピュラーならあたしは仕事を休めるのだろうか?怠け者、のレッテルではなく心が疲れているのだと認めてもらえるのだろうか?指先の感覚がなくなるまで爪をはいでもみっともない位髪を抜いても今のあたしは怠け者としか見えないようだ。本当に頭痛が酷くて倒れそうで何度も仕事を早退したいと考えたが、母親の逆鱗に触れたくはないので我慢した。こんなん生産性などない。涙目の店員から誰が商品を買うだろう。分かってはいる。でも涙が止められなかった。仕事帰り祖母のお墓に行ってきた。ボタボタ泣きながらばーちゃん、ごめんなさい、と何度も謝った。ちゃんとできなくてごめんなさい、せっかく親孝行しようと思ったのにまた、出ていきます、ごめんなさい。ばーちゃんっ子だったあたしは祖母に謝り続けると次第に色んな人に謝った。優しくしてくれた人、期待に応えずごめんなさい、大好きだった人、あたしが生き残ってごめんなさい。ごめんなさいを言いすぎて白々しくなるような気がして途中でとぼとぼ帰ってきた。明日も仕事だ。行きたくないな。あの人の部屋にもう一度だけ帰りたい。また、声が聞きたい。強欲だ

みりんの徒然声 忘れさせてくれない

2016-11-22 14:31:28 | 日記
今朝また大きな地震があった。福島県は震度5弱だった。薄暗い部屋の中あたしはベッドから動かずにいた。動けなかった。5年前がフラッシュバックして苦しかった。そして不思議なことにぼんやりと寝転がるあたしは5年ぶりにあの人の声を確かに聞いたのだ。ゆきぃ、元気かあ?って。懐かしくて涙が止まらなかった。近くに海が無かったことを恥じた。海があればきっとあたしは飛び込んだだろう。あの人に会いに行くために。声を聞いたら会いたくなった。あたしは強欲だ。名前をよんで、一度だけでも。と願ったじゃないか、それなのに会いたいなんてあたしは足ることを知らない。耳たぶのピアスをなぜながらあたしはいつまでも泣いた。どうやって会社に来たのか?休憩までどうやって働いたのか?気を抜くと泣いてしまう。何ひとつ忘れさせてくれないし、今のあたしをもしあの人か見たら驚くだろう。名前を呼ばれただけで幸せ、と思うのに涙が止まらない。ここに友達がいないせいか真っ先に安否の連絡が来たのが弟と弟の元カノ二人だったのが可笑しかった。一人はアメリカ人、一人はハンガリー人。日本語あまり通じないのに。ぐずぐず泣いてしまうあたしはきっとまた大きな地震が来ても逃げることはない気がする。逃げたいのは地震じゃない、今の現状だ。ひどく疲れて頭が痛い。何も忘れさせてはくれない。やっぱりここを出ていかなくちゃ。